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マーチン・ショウのモデルはマーカス・ショウ? 隼也が代理人から詐欺に遭いそうです - 朝ドラ『わろてんか』110話と111話と112話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年2月14日放送の112話は隼也が嫌なフラグが立てていました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第20週「ボンのご乱心」

www.nhk.or.jp

 

2018年2月12日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第20週「ボンのご乱心」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は昭和9年(1934年)から少し月日が経っていると思いますけど、年代がはっきりとしていないです。見落としかも。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、17週に夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」を亡くし、以降「北村笑店(きたむら・しょうてん)」社長に就任しています。

籐吉との間にできた子ども「隼也(しゅんや)」は、通っていた大学を退学して渡米し、「てん」の義理の母「北村啄子(きたむら・つえこ、演:鈴木京香)」のもとへ身を寄せていましたが帰国していて、北村笑店の丁稚奉公をしています。

「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が専務、「てん」の経理を手伝っていた「トキ(演:徳永えり)」は風太と結婚してからは子育て中心に移行しています。

「てん」のかつての見合い相手で、籐吉の親友でもあった「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」は、トーキー映画を扱う映画会社から不動産、百貨店など手広く手掛ける「伊能商会」を経営しつつ、北村笑店の役員として「てん」を支えています。

「風鳥亭」の元席主「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」は北村笑店の従業員のままのようです。

「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」は、現在は芸人を辞めて北村笑店文芸部の部長として、漫才のネタを書く作家業に専念、吉蔵の妻「万丈目歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」は芸人からカフェ「マンマン」の経営者の専業に戻っています。

かつての「てん」のライバル「杉田楓(すぎた・かえで、演:岡本玲)」は、北村笑店文芸部に入って主に「ミス・リリコ・アンド・シロー」のネタの台本を書いています。

藤吉の芸人時代からの仲間「キース(演:大野拓朗)」と「アサリ(演:前野朋哉)」はしゃべくり万歳でお笑い界のトップにいるようです。「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」は芸人のまま?

「てん」のライバルとして籐吉のことを好きであり続けた「リリコ(演:広瀬アリス)」は映画俳優から女芸人に戻って、栞が連れてきた「川上四郎(かわかみ・しろう、演:松尾諭)」と「ミス・リリコ・アンド・シロー」として「しゃべらん漫才」というお笑いの新機軸を打ち立て、キース・アサリとの2枚看板になっています。

 

 

マーチン・ショウのモデルはマーカス・ショウ?

隼也はアメリカへ行っていた際に、欧米のショウビジネスを勉強してきました。

海外ではレヴューやショウが全盛で、目のあたりをした隼也は北村でレヴューやショウをやりたいと野心を燃やしています。

ちょうど北村笑店が25周年ということもあって、風太は東京で大漫才大会を開いて大々的に盛り上げようと企画していて、それに乗っかって漫才だけでなくレヴューやショウをやりたいと。

しかし、丁稚として下働きをしている身分である隼也には、会社の企画に携わるような資格はない、発言権すら風太から与えられませんでした。

レヴューやショウは、この頃既に東京でも盛況なようで、栞は25周年にやったら良いのではないか、という意見です。

 

レヴュー(revue)は大衆娯楽演芸のことである。装置・衣装・照明といった視覚的な要素に重点を置き、音楽、舞踏、寸劇、曲芸などの演目を展開する。元来、フランス語(revue, 発音はルヴュ)で批評・調査を意味し、その年の出来事について風刺的に描く歌や踊りなどを意味し、19世紀末頃から大いに流行した。

- レヴュー (演芸) - Wikipedia

レヴュー (演芸) のWikipediaにはこのように書かれています。

 

アメリカでは19世紀末にイギリスから輸入された形態が次第にアメリカ化し、後のミュージカルの母体となった。(略)ラスベガスなどのショー性の強いミュージカルにはレヴューの雰囲気が濃厚に残っている。

とも書かれていて、隼也が見たレヴューはこういったもののようです。

 

日本では1913年に発足した宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)がグランド・レヴュウの名のもとに歌や踊りを演じたのが最初である。

日本では1913年の宝塚少女歌劇団が最初であると。1913年というと大正2年ですか、昭和9年や10年辺りと思われる112話時点では既に日本に入ってきています。

 

また110話のナレーションでは以下のように言っていました。

 

「この頃、アメリカでは華やかなショウやレヴューが大流行。中でも『マーチン・ショウ』は最も人気のあるショーでした」

 

マーチン・ショウとネットで検索をかけてもそれらしきものは出てきませんで、どうやらオリジナルというかモデルとなるショウがあって、そこからもじった名称なのでしょう。

さらに調べると、「MARCUS SHOW」の単語が出てきました。

「マーカス・ショウ」ですね。

見たページの内容はマーカス・ショウが来日公演をしたというもので、招聘者は「吉本興業合名会社」で、公演した年は昭和9年のようです。

まさに112話で隼也が接触したのがこの関係者(?)なのでしょう。

 

 

隼也が詐欺に遭いそう

実は隼也は111話から栞の会社「伊能商会」で働くことになりました。

隼也は110話で、風太と意見が合わないと「てん」に申し出て、また風太本人にも考え方が古いと言っていました。

丁稚奉公などをする時代じゃないと。

風太は栞と腹を割って話をした後に、隼也を栞のところで武者修行させることを許していました。

隼也は伊能商会で働いていて、そこでマーカス・ショウの日本公演の興行権を買わないかと話を持ちかけられます。

早速、栞に相談を持ちかけるのですが、栞からは反対されてしまいます。他にもたくさん手がける仕事があるから、全てを精査した上で……というのが栞の主張です。

他社にマーカス・ショウを持っていかれたくない隼也は、独断でマーカス・ショウの公演話を持ちかけてきた「ジェイソン・ハミル」なる人物と会ってしまいます。

 

隼也は代理人と会った後に、「てん」と風太にマーカス・ショウの興行権を買いたいと相談し、北村に出資してもらえないかと言います。

興行権は5万円、今の価値だと1億円だそう。

大阪公演の権利だけだったらその1/3で済むし十分儲けが出るからと説得をします。

が、「てん」は興行は人と人とのつながりで成り立っているものだから、そのハミルと会ってお互いの人を知ってからの話だと提案を断ります。

 

他社に取られたくないと焦る隼也は、代理人の通訳をしていた「加納つばき(かのう・つばき)」に会って相談をしていました。

つばきは「水上京香(みなかみ・きょうか)」さんが演じています。

隼也と会ったつばきは、隼也とハミルが会っていた日は、自分は臨時で雇われていただけだと言っていました。

英語学校の仲間が行くはずだったけど急な用事で自分が代わりに行っていたと。

う〜ん、ハミルはやはり怪しい。

 

 

水上京香さんは高畑充希さんに似ている?

112話で「つばき」役の水上京香さんを見た瞬間、「高畑充希(たかはた・みつき)」さんかと思いました。

高畑充希さんは言わずもがな、朝ドラ『トト姉ちゃん』でヒロイン「小橋常子(こはし・つねこ)」を演じていた方ですね。

水上京香さんと高畑充希さんって似ていませんか?

 

 

キースとアサリがコンビ解消

キースとアサリは111話でコンビを解消していました。

風太の提案です。

東京でキースが新たに相方を作り、大阪でアサリが新たに相方を作り、それぞれに売れれば倍の売上になる、というようなことを言っていたでしょうか。

キースとアサリ本人はもちろん、最初は「てん」も反対していましたが、誰も思いつかないような思い切ったことをしてきたのが北村笑店です。

籐吉がそうしてきたように、自分たちもどんどんと変革していかなければ100年続くお笑いは成立しないと、キースもアサリも、「てん」も考えを改め、風太の提案を受け入れることにしました。

112話ではキースは既に相方を見つけて稽古を始めているようですが、アサリは会社が用意した相方に難色を示していました。確か以前もそういうことがありましたね。

 

 

 

おわりに

ジェイソン・ハミルは露骨に怪しいですよね。

ハミルは隼也から契約料を受け取ってそのまま逃げしようとしている可能性が非常に高いと思います。

隼也は北村のため父のためにも25周年を盛り上げたい、そのためにはマーチン・ショウを開催しなければならないと感じてしまっています。

焦る気持ちから視野が狭くなっている状態。

それしかない、そうしなければならない、そう思っているときは危険です。

 

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