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加瀬が人の弱みに付け込む嫌な奴。店長との初デート実現で「あきら」の態度の違いが凄かったです - アニメ『恋は雨上がりのように』4話の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ『恋は雨上がりのように』が放送されています。

2018年2月2日の放送は第4話「漫ろ雨(そぞろあめ)」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

目次

 

 

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アニメ『恋は雨上がりのように』

www.koiame-anime.com

 

2018年2月2日の放送は第4話「漫ろ雨(そぞろあめ)」でした。

漫ろ雨とは、なかなか降り止まない小雨のこと。

 

 

4話「漫ろ雨」

先に書いておきますと、今回はあまりきちんと見ていません。

Aパートが嫌だったのです。胸糞だったじゃないですか、それで。

2話で、本作のヒロイン、風見沢高校2年生の17歳「橘あきら(たちばな・あきら)」が、アルバイト先のファミレス「ガーデン」の店長「近藤正己(こんどう・まさみ)」に告白しました。

前回3話では、「あきら」が何度も好きだと迫り、そして店長からデートの約束をこじつけています。

店長としては、あくまで例えとして「デートをしてごらんよ」と言ったように私には聞こえましたけど、「あきら」は「デートしてくれるんですか!」と受け取って、店長もそれを否定できずに、「あきら」の勢いに押し切られた格好です。

 

 

加瀬とあきらがデート

タイトルのとおり、「あきら」はガーデンで調理のアルバイトをしている大学生「加瀬亮介(かせ・りょうすけ)」とデートをしていました。

どうして「あきら」が加瀬とデートをしたのか?

理由は一言で言えば「弱みを握られた」からです。

「あきら」は学校の教科書に、「相合傘」を描き、傘の下に自分と店長の名前を書き込むという、古典的なイタズラ書きをしていました。勉強も何も身が入っていない様子。

放課後、バイトの事務所で試験勉強をしていて、後から加瀬が入ってきて、入れ替わりに「あきら」が仕事に戻ろうとしたところに、加瀬が教科書を見せて欲しいと言ってきたのですね。

「あきら」が相合傘を描いたことを忘れてそれを許可してしまったため、加瀬にバレてしまったのです。

そして、黙っているからデートしようと加瀬が言ってました。

加瀬はそれまで「あきら」に対して恋愛対象として見ていなかったようですけど、おそらく自分の恋愛が上手く行っていないことの憂さ晴らしもあって、「あきら」に目をつけたようです。

携帯で誰かと電話をしていて、相手の反応にイライラしている様子がありましたから、加瀬はその相手のことが好きなのだと思います。

なので本気で「あきら」をどうこうしようとは思っていないはずです。たぶん。

 

 

あきらと加瀬のデート先は「ワールドポーターズ」

www.yim.co.jp

 

「あきら」は加瀬とデートをした場所は、神奈川県横浜市にある「ワールドポーターズ」と思います。建物内部に映画館スペースもあります。

ワールドポーターズの最寄り駅はJR「桜木町駅」です。「あきら」と加瀬が待ち合わせをした場所も桜木町駅でした。

 

アイアムアヒーロー(1) (ビッグコミックス)

 

2人が観た映画は「アイワズアヒーロー」でしたっけ。これは漫画の「アイアムアヒーロー」をパロっていると思われます。

Eテレの番組『漫勉』で登場していましたよね、作者の「花沢健吾」さん。

 

映画を見終えた後、ワールドポーターズ内にあるカフェでお茶をして、そして別れていました。別れ際でしたか、加瀬は「あきら」の頬にキスをしていました。

「あきら」はずっと無表情で、目を合わせようともせず、キスされた頬も汚らしい感じで拭いていました。

そりゃあね、人の弱みに付け込む真似をされたら誰だって。

加瀬は「あきら」に対して、JKとおっさんの恋愛なんて上手くいくはずがないとも言っていました。忌々しい(代弁)

 

 

あきらと店長もデート

加瀬とのデートの最中に、店長から連絡が来て、2人で休日が重なっている日にデートをすることになりました。2日連続デートでしたか。

Twitter画像のようにウッキウキです。加瀬の影も残しつつ。

デート当日、店長と「あきら」は桜木町駅で待ち合わせをしました。そしてワールドポーターズへ行き、アイワズアヒーローを観て、カフェでお茶をして、別れています。

そう、加瀬とのデートと全く同じ行動を取ったのです。

 

 

なぜ「あきら」は加瀬と店長と同じデートをしたのか?

なぜ「あきら」は加瀬のデートと同じ行動を取ったのか?

理由は、「あきら」が加瀬の思い出を店長との思い出に「上書き」をしたかったのではないか、と私は思いました。

私が「あきら」の立場なら、加瀬のときと全く同じ行動を取ってしまうと、行動するごとに加瀬のことが思い出されて嫌なので、完全に違う行動を取りたいと思ってしまいますけど。

デートの中でも映画に関しては「あきら」主導ではなく、店長が主導だったと思います。

なので、その点に関しては「あきら」の意思はあまりなかったので、その部分で「上書き」をしたい狙いがあった訳ではなかったかと思います。

しかし、嫌なら拒否することもできたと思いますから、過去を消したい意図もあったのかなと私は捉えています。

大好きな店長が選んだものなら何でも受け入れたい、乙女心がそうさせたというのが一番でしょうけど。

あるいは、加瀬とのデートは店長とのデートの下調べだった、とも受け取れるかもしれないですね。

 

 

加瀬と店長との違い

加瀬と店長と、それぞれほとんど同じコースをデートした「あきら」。

しかし「あきら」の行動や反応は全く異なるものでした。

先ほど書いたように、私は加瀬とのデート部分は身を入れて視聴していなかったため、特に間違ったことを書いているかもしれません。

「あきら」は格好からして違いました。加瀬のときは近所のコンビニに行くときのような、Tシャツにサブリナ系のジーンズ、キャンバストート、ビーチサンダルという出で立ちで、髪型もそのまま真っすぐ下におろしただけでした。

これはこれで可愛かったです。

店長のときは、白のワンピースを着て、白い可愛らしいサンダルを履き、バッグもちょっとファンシーな小柄なバッグ、髪型もサイドを三つ編みにして後ろに持っていき、止めていて、彼女なりの目一杯のお洒落をしていました。

映画も、加瀬のときは完全無表情で観ているかどうかもわからない様子でしたが、店長のときは顔を赤らめて店長の様子が気になる様子でした。それはそれで映画の内容が頭に入っていなかったかもしれません。

カフェは、加瀬のときは加瀬が強引に連れ込んでいましたが、店長のときは帰ろうとした店長に対して「あきら」から喉が渇いたと引き止めて連れて行っていました。

カフェの店員さんに顔を覚えられていましたね、あきら。

店長との別れ際、店長がJRの改札を通ってときに「あきら」は駆け寄って頬にキスをしたかったようです。加瀬のときはキスをされましたが、店長のときは店長にしたかったのですね。

でも「あきら」はしませんでした。それは恥じらいもあるでしょうけど、自分がされて嫌だったことを好きな人にしたくない、そういう思いがあったのかもしれません。

そうそう、店長がカフェの会計を済ませてレシートを受け取らずに退店していった後、「あきら」はそのレシートをもらっていました。それも大切な思い出ですからね。

 

 

あきらの母親が初登場

4話で初めて「あきら」の母親が登場しました。Twitter画像左の女性が母親です。

名前ありましたっけ? CVは「茂呂田かおる(もろた・かおる)」さん。

画像で「あきら」が怒っている理由は何かというと、母親がアイワズアヒーローの映画パンフレットを一緒にしてしまったからです。加瀬のときと店長のときの2枚を。

「あきら」は母に、加瀬と観たときのパンフレットは捨てておいてと頼んでいたようですけど、母親は捨てておらず、店長と観たときのパンフレットと一緒にしてしまったのですね。

これは「あきら」が全面的に悪いと思います。

まず加瀬とのデートでパンフレットを買わない・もらわないことが基本と思いますし、事情を知らない親に頼まず自分で捨てれば良かったのです。

自分が悪い、それも十分わかっていると思いますけど、人のせいにしたいくらい、2つのパンフレットが一緒にされることが嫌だったのですね。可愛い。

 

 

おわりに

店長は、「あきら」の姿が眩しく見えた、見え方が少し変わった瞬間が少し見られたように感じられます。

「あきら」は気にしていないでしょうけど、そこにはあきらかに年代のギャップがあって、店長は「あきら」に対して中年男が安易に触れてはいけない存在なのだと、もしかしたら感じてしまったかもしれません。

「あきら」の恋は、あきらにとってのハッピーエンディングになるのでしょうか?

私はそうはならないよう感じがしてしまいました。今回を見て。

 

それにしても、です。

「あきら」の、店長との初デートは、加瀬の胸糞感があって、私はあまり楽しめませんでした。

そういう要素はいらなかったですよ……神聖な初デートが汚されてしまい、残念です。

それと以前も感想で書いた気がしますけど、店長をおっさんに描きすぎだと思います。

世の中の45歳って、格好ももっと若いでしょうし、デートのときに布巾で顔を拭くような行為はしないのではないかと。

45歳というと私より年上なので世代のことはわからないですし、人それぞれとも思うのですが、ちょっとおっさん過ぎ感が強いです。

 

また、付き合う前のデートが映画という選択は、あまり良くない選択に感じられます。映画を観ると、その2時間なりは相手と話ができないですよね。

相手の価値観を知るためには良い手段なのでしょうか。

映画を観る時間で一緒に買い物をしたり、それこそ喫茶店に行ったりして、色々な話をした方が相手の価値観を知ることもできますし、顔もよく見られますよ。

映画は付き合ってからの方が良いです、個人的には。

店長なんて映画を見終わるとすぐ帰ろうとしていましたからね……それってデートとは言わないんじゃ、とすら思いました。観終わってからが本番でしょうにと。

 

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