2018年1月31日に発生した「スーパーブルーブラッドムーン」の天体ショーをPanasonic(パナソニック)のデジカメで撮影しました。
目次
撮影に使ったカメラ
今回のスーパーブルーブラッドムーンの撮影に使用したカメラは、「Panasonic」社のデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ10」です。
デジタル一眼レフカメラを持っているのですが、望遠が全く足らないと判断して使用を断念しています。
「DMC-FZ10」は2003年10月に発売されたモデルで、当時のハイエンドモデル、とはいえ今から15年ほど前に発売されたカメラです。古い。
「LUMIX DMC-FZ10」の簡単なスペックを書きますと、撮像素子(イメージセンサー)が1/2.5型CCD、画素数が423万画素、レンズの焦点距離が6-72mm(35mm換算35-420mm相当)、レンズが「Leica(ライカ)」の「DC VARIO-ELMARIT(DCバリオ・エルマリート)」、F値が全域F2.8になります。
カメラの設定はデフォルト状態で、「ISO感度」は基本的には最初は50で固定していましたが、皆既月食が始まってからは暗すぎて撮ることができず、ノイズ発生を覚悟の上でAUTOに変更しました。
「トリミング(一部切り出し)」と「リサイズ」はしていません。
今回はMacの写真アプリで露出を少しオーバーに調整しています。
スーパーブルーブラッドムーンの画像
- 露出補正値: -2
- 露出時間: 1/4
- Fナンバー: 2.8
- レンズ焦点距離: 72
- 35mm換算レンズ焦点距離: 432
- ISOスピードレート: 50
皆既月食が既に始まっていて月の左下辺りが欠けてきています。
私の住む地域では雲がほとんどなく快晴でした。朝の天気予報では曇りで見られないかと思っていました。
ちなみに撮影は、三脚や一脚を持っていないため、壁にカメラを当てて撮影していました。それでもブレが大きく出てしまいました。三脚が欲しいです。
焦点距離は全て光学ズームの最大望遠値72mm(432mm相当)で撮影しています。
- 露出補正値: -2
- 露出時間: 1/4
- Fナンバー: 2.8
- レンズ焦点距離: 72
- 35mm換算レンズ焦点距離: 432
- ISOスピードレート: 50
半分ほどまで欠けた状態です。
私は視力が低いせいもありますけど、月が欠けて見えていました。でも画像で見ると暗い(地球の影の)部分の陰影も見えますね。
- 露出補正値: -2
- 露出時間: 1/4
- Fナンバー: 2.8
- レンズ焦点距離: 72
- 35mm換算レンズ焦点距離: 432
- ISOスピードレート: 50
『機動戦士ガンダム』のOPみたいな状態です。
ガンダムのOPは地球の背後から太陽が覗いていますけど、こちらは月。
- 露出補正値: -1.66
- 露出時間: 1/4
- Fナンバー: 2.8
- レンズ焦点距離: 72
- 35mm換算レンズ焦点距離: 432
- ISOスピードレート: 50
月がほぼ地球の影に隠れました。
- 露出補正値: -0.33
- 露出時間: 1/4
- Fナンバー: 2.8
- レンズ焦点距離: 72
- ISOスピードレート: 200
このときはISOはAUTOにしています。
50だとまともに撮れませんでした。いや、これもまともには撮れていないですけど。
ブラッドムーンの状態で、月が赤銅色(しゃくどう・いろ)をしています。怪しげな色で少し恐ろしいです。
写真はこれで終わりです。
あまり長く外にいると身体を冷やしてしまいそうだったので、止めました。
スーパーブルーブラッドムーンとは?
「スーパーブルーブラッドムーン」とはスーパームーンとブルームーンとブラッドムーンが同時に発生している状態のことのようです。
スーパームーンとは、満月か新月の日に、地球との距離が最も近づいたときに見える、見え方が最大になる月こと。
ブルームーンとは、一月に満月が2回見られる、その2回目の満月のこと。
ブラッドムーンとは、皆既月食のときに月が赤く(赤銅色に)見えること。
これらが全て重なった日が2018年1月31日の夜だったということのようです。
日本では約36年ぶり、北米では約150年ぶりに見られた珍しい現象なのだとか。
おわりに
月を撮影しているときのワクワク感は、天体撮影をもっとやってみたい思いにつながりそうです。
冬ではない時期に一晩中外にいて天体を長時間露光で撮影してみたいです。
となると三脚が欲しい……切実に。
普段の散歩がてらのスナップ撮影でも使うなら一脚でも良いですね。でも今回のような夜の天体をガチ撮影したい場合は三脚でないと厳しいだろうなと感じます。
中古の三脚でも購入しようかしら。