ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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白味噌仕立ての「お雑煮」を初めて見ました。鏡餅用についていたお餅が柔らかそうで美味しそうです - Eテレ『やまと尼寺精進日記』「睦月 もちつ持たれつお正月」の感想

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毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』、2018年1月28日の放送は「睦月 もちつ持たれつお正月」でした。

 

 

目次

 

 

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Eテレ『やまと尼寺 精進日記』

www4.nhk.or.jp

 

豊かな季節の恵みを知恵を工夫で極上の精進料理にする、奈良・桜井の尼寺。笑顔あふれる日々を美しい映像で!

Eテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』の番組説明です。

 

http://www.ac.auone-net.jp/~otowa/

音羽山観音寺 - 奈良県 桜井市 - 仏教寺院 | Facebook

 

こちらは、奈良県桜井市に居を構える「音羽山観音寺」の住職と副住職、お手伝いをしている方の3人の女性が、毎回様々な精進料理を作っている様子を映像にした番組です。

料理を作ることが番組のメインに、彼女たちの普段の生活の様子が描かれていて、都会から少し距離を置いた田舎暮らしは私の目には新鮮に映ります。

3人が3人とも本当に楽しそうに日々の作業をしていて、笑顔が耐えない様子を観ていると、こちらも釣られて自然と笑顔になってしまう、そんなほのぼのとした雰囲気が番組全体から伝わってきます。

当番組は2017年度から、放送時間がエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』と同じになり、月の最終週のみベニシアさんではなく『やまと尼寺〜』の放送をするという放送日程です。

番組の出演者は前述した3人の女性がメインになります。

音羽山観音寺のご住職である「後藤密榮(ごとう・みつえい)」さんと、副住職の「佐々木慈瞳(ささき・じとう)」さん、そして4年ほどお手伝いをしている「まっちゃん」の3人。

お寺には番犬の「オサム」もいますから、正しくは3人+1頭ですか。オサムは雑種と思います。耳の先が垂れていて可愛い。

番組のナレーションは俳優の「柄本佑(えもと・たすく)」さんです。

 

 

1月「睦月 もちつ持たれつお正月」

2018年1月28日日曜日の『やまと尼寺 精進日記』の放送は1月編、サブタイトルは「睦月 もちつ持たれつお正月」でした。睦月の読みは「むつき」ですね。

今回のやまと尼寺は、正確に言えば2017年12月末、29日の様子から放送が始まりました。

秋の初穂でしめ縄を編んでしめ飾りを作り、レンコンやクワイを使ってお節料理を作り、またいただき物の鏡餅を並べて、忙しく新年を迎える準備をしている様子と、大晦日にかがり火を焚いて里に住む方々を迎えて、お芋などを振る舞い、そして除夜の鐘を突いて新年を迎えていました。

お正月は手作りのお節料理を食べたり、鏡開きの前に鏡餅を切って振る舞っていたり(振る舞うお餅が足らなくなったそう)……そういう日本になくなりつつある(ように私には感じられる)年末年始の風景が展開されていました。

 

旧暦1月(きゅうれきいちがつ)は、旧暦(太陰太陽暦)の年初から1番目の月である。 天保暦よりも前の定義では、雨水を含む月を1月とする。新暦では1月下旬から3月上旬ごろに当たる。

1月 (旧暦) - Wikipedia

1月(旧暦)のWikipediaにはこのように書かれています。

 

日本では旧暦1月を睦月(むつき)と呼び、現在では新暦1月の別名としても用いる。睦月という名前の由来には諸説ある。最も有力なのは、親族一同集って宴をする「睦び月(むつびつき)」の意であるとするものである。

1月 - Wikipedia

1月のWikipediaにはこのように書かれています。

睦月の由来は新年に親族一同が集って宴をする睦び月の意味が有力なのですね。仲睦まじいといいますけど、それなのですか。

そういえば、私も子供の頃は正月になると曾祖母、つまりひいお婆ちゃんの家に親戚一同集まって料理を食べたり、大人はお酒を飲んだり、私たちはジュースを飲んだりしていました。

私は当時から人見知りするタイプでしたので、親戚から好かれていないな、あまり馴染めないな、居場所がないなと思っていた記憶があります。

祖父母の家ではそういうことはなく楽しかったのですけどね……曾祖母や遠い親戚と会うことは苦手でした。

 

 

鏡餅用のつきたてお餅が美味しそう

今回は特に何がというよりも、先程書いたように年末年始の雰囲気が、昔の日本の風景が残っているように見えて、全体的にいつも以上に良かったです。

音羽山の麓に住んでいる方々がお寺のために、鏡餅のお餅をついていました。

麓の村では代々、お寺のために鏡餅の餅をついて届けているのだそう。

それが何軒も、お家の数だけ届けられるみたいで、それが本堂に並ぶのですね。珍しい光景です。

その鏡餅を作るためについていた、つきたてのお餅の柔らかそうなこと柔らかそうなこと……マシュマロかっていうくらい美味しそうでしたね。顔を埋めたくなるくらい。

お餅は鏡餅のためと書きましたけど、あんなに美味しそうな餅を見てしまってはそのときにも食べたくなりますね……食べていたのでしょうけど。

つきたてのお餅の魅力は、他ではちょっと例えられないくらい私には美味しそうに見えます。

つきたてのお餅は黄な粉で食べたいです。黄な粉そのものは普段あまり食べたいとは思わないですけど、つきたてのお餅となると黄な粉が頭に浮かびます。

 

 

小豆の餅「ふく餅」?

お寺に届けられた鏡餅に一つ趣の異なるものがありました。

「ふく餅」か「とく餅」と言っていました。よく聞き取れなかったです。漢字もわかりません。

何でも小豆のお餅だそうで、赤みのあるお餅でした。

いわゆる「あんころ餅」のような餡が入っている餅のことではなく、おそらくですが餅に煮た小豆を入れてついたものだと思います。

私はこのとく餅というお餅は人生で初めて見ました。

そのとく餅を鏡餅の三段目に飾っていました。白の餅と小豆を紅の餅とで、おめでたい紅白を表しているみたいです。

その上にミカンを乗せて四段。

 

 

除夜の鐘の雰囲気が素晴らしい

除夜の鐘は、大晦日の夜に鳴らします。

最近は夜に鳴らさなくなったお寺さんも多くなってきたと聞きます。騒音? 私の住む地域でも少なくとも10年以上は除夜の鐘を聞かない気がします。

しかし、年越しに除夜の鐘が町に響くと年末年始感が出て私は好きです。なかなか外出しないので『ゆく年くる年』を見て、雰囲気だけでも頂戴しています。

観音寺でも除夜の鐘をついていて、山を登ってくる方々を出迎えて、除夜の鐘をつくための順番待ちをしている人のために「かがり火」を焚いていて、その炎の揺らぎが良い雰囲気を演出していました。

炎の揺らぎってずっと見ていられますよね。心が落ち着きます。

暖炉欲しいなぁと毎年のように思います。

そんな「かがり火」で照らされた人たちが、暖かい格好をしてお芋を食べていたりしゃべっていたりしている様子もまた、非日常感の良い雰囲気が出ていました。

楽しいんですよね、そういう場所って。

そういう場所で食べるお芋もまた格別です。

外気は冷たいけどお芋は熱くて、皆がハフハフ白い息を吐きながら笑顔でほお張る……ある意味とても贅沢な時間です。

 

 

白味噌仕立ての「お雑煮」

やまと尼寺でこしらえていたお節料理は、私には目新しいものばかりでした。関西圏のお節ということなのでしょうか。

3人で15品も作っていて、紅白の「菊花蕪」、「栗きんとん」、「錦玉子」、「たたきごぼう」、ご住職自慢の煮て作る「酢和え」(紅白なますではないのです)、それと白味噌仕立ての「お雑煮」などでした。

私は白味噌仕立てのお雑煮を食べたことがありません。

といいますか見たことすらないかもしれません。映像を見たときに最初は酒粕でも入っているのかと思いました。

ナレーションで白味噌仕立て、丸餅に丸い大根、里芋も丸、今年も角を立てずに丸く行きましょう、と言っていました。

 

 

おわりに

私が子供の頃は三箇日はどこの商店も閉じていて、街全体がひっそりとしていました。

そのため日持ちのするお節料理が必要だったのでしょうし、その準備のために年末が忙しかったこともあるのでしょう。

私個人は年末年始の特別感は欲しいです。メリハリが付く感じがして好きだから。

こたつに入って、家族皆で正月のつまらないテレビ番組をダラダラ見る、そういう退屈さもまた良いのです。

年末年始に特別なことをする必要はない、普段通り働かせてくれという方も少なからずいらっしゃるのでしょうね。

 

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