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隼也が成田凌さんに変わる!リリコは『ひよっこ』の益子次郎とコンビを組むようです - 朝ドラ『わろてんか』95,96,97話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年1月27日放送の97話は籐吉の最期でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第17週「ずっと、わろてんか」

www.nhk.or.jp

 

2018年1月22日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第17週「ずっと、わろてんか」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は先週の昭和4年(1929年)から少し時間が経過しているはずですが、具体的に何年かは言っていなかったような気がします。私が見落としているのでしょう。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」との間にできた子ども、「隼也(しゅんや)」がいます。男の子で年齢15歳、中学生です。

籐吉と「てん」は大阪に寄席小屋「風鳥亭(ふうちょうてい)」を出す「北村笑店(きたむら・しょうてん)」を経営していて、「てん」は北村笑店御の寮人さん(ごりょんさん)、女将さんです。

役職は、藤吉が代表取締役兼総席主で「てん」が取締役経理、「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が大番頭(総支配人)、「トキ(演:徳永えり)」が「てん」の経理を手伝っています。

他には、「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」などの従業員と、藤吉の芸人時代からの仲間「キース(演:大野拓朗)」や「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」、「万丈目 歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」、「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」、「アサリ(演:前野朋哉)」を始めとする大勢の芸人を抱えています。

 

 

籐吉の最期

先週16週で、籐吉が「中風(ちゅうぶ)」、いわゆる「脳卒中」にかかって倒れました。

意識を取り戻して、後遺症によって左半身の自由がきかなくなりはしましたが、元気に仕事に復帰していましたが、95話で再び倒れ、97話冒頭でも倒れ、そして亡くなっています。

最期の言葉は「ずっと……わろてんか」でした。ドラマのタイトルと週タイトルを回収です。

籐吉のモデルとなっている「吉本泰三」さんは、37歳の若さで亡くなっているそうなので、籐吉の年齢もそのくらいなのでしょう。吉本さんは心筋梗塞や脳卒中が死因だそう。

「てん」は、嫁入り道具として母「藤岡しず(ふじおか・しず、演:鈴木保奈美)」から持たされた死に装束を着ることになります。

このときの「てん」の年齢はどれくらいだったのでしょうか?

「てん」は籐吉より年下ですから30歳ほどになるのでしょうか。モデルの「吉本せい」さんは1889年12月5日だそうです。ドラマは1929年か30年ほどと思いますので、そうだとするとこのときの年齢は40歳くらいになってしまいますが……。

 

 

栞とリリコ

籐吉は亡くなる前に、自分の死期が近いことを感じたのか、親友である「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」に北村笑店の役員に就いてくれるよう頼んでいて、栞から快諾されています。

栞は映画、それもトーキー映画を作ろうとしていて、お笑い芸人が映画に出演させるとき時代が来るから、と藤吉に説得されていました。米国では芸人が映画出演する動きが起こっているからと言っていたでしょうか。

「リリコ(演:広瀬アリス)」も籐吉はあるお願いをしていました。籐吉からは芸人として戻らないか、戻って風鳥亭の高座に上がって欲しいと言われています。小さい頃から悲しみを知っているリリコがお笑いをやることがどうたらと言っていました。

確かに、リリコは幼い頃から旅芸人の一座に身を置いていました。詳しい事情は忘れましたが……身寄りのない子だったのでしょう。言っていましたっけ?

スピンオフでリリコの人生をドラマ化してもらえたら、もしかしたら「てん」や籐吉の人生よりドラマチックかもしれないですね。

リリコははっきりとした返事はしていなかったものの、後述するキースとアサリのしゃべくり万歳を観て、お笑いは良いものだと籐吉に笑顔で言っていたので、それが自分が芸人に戻る意思表示になっているの可能性はあります。

 

 

キースとアサリの「しゃべくり万歳」

キースとアサリは、倒れた籐吉のためにも、今後100年続く新しい万歳(漫才)を作るべく、風太のプロデュース&吉蔵の脚本のもと、新しい芸を模索していました。

新しい芸とは「しゃべくり万歳」です。

これまではハリセンによる「どつき万歳」をしてきた2人ですが、ラジオが隆盛を極める中でラジオに笑いを対応させるべく、しゃべりだけで場をウケさせる道を切り開こうとしています。

新時代の笑いのため、外見にもこだわってスーツを着ています。蝶ネクタイを締めています。ジェントルマンや、とは「てん」。

こういったお洒落な格好をして舞台に上がるアイデアもこのときに生まれたようです。史実はわかりませんけど。

風太は風鳥亭に関係者を集めてお披露目会を開き、体の自由が利かない籐吉にも新しい「しゃべくり万歳」を見せました。籐吉は大きな手応えを感じたようで、風太たちの労を労っていました。

新しい万歳の完成です。彼らの作り上げたしゃべくり万歳は、2018年現在も続いているスタイルですから、本当に100年続きそうな勢いですね。

 

その後、俄や、俄から転化し2人で落語を演じる形式の軽口噺、浪曲の要素が混ざり合い、大正末期には吉本興業の芸人である横山エンタツ・花菱アチャコのコンビが画期的な「しゃべくり漫才」で絶大な人気を博した。彼らの漫才は従来の和服、太鼓、唄の萬歳とは全く異なりスーツ姿で会話のみのアメリカの話芸ダブルアクトに影響を受けている。

- 漫才 - Wikipedia

漫才のWikipediaにはこのように書かれています。

エンタツ・アチャコとはキースとアサリのモデルとなっている方です。エンタツ・アチャコが「しゃべくり漫才」を作ったのですね。スーツ姿に関しても言及されています。

万歳や漫才の呼び方や表記についてもWikipediaには書かれていましたから、気になる方はぜひご覧になってください。

 

 

おわりに

籐吉の死亡フラグが立ってからがちょっと長かったですね。きっちり土曜日に、と意図がわかるだけに、それまでに穴埋め感が出てしまい、若干冗長さが出ていました。回想シーンが少々多かったですし。

脳卒中という病はああいう亡くなり方をするのでしょうか? 

私のイメージですと、倒れた後は意識がなくったまま、意識が戻らず逝ってしまうものです。籐吉のように長い語りなどできる余裕はなさそうなイメージ。

ドラマでありエンタメでは必ずしも現実に沿う必要はないとは思いますが、脳に大きなダメージを受けている状態であれは少々しゃべり過ぎじゃないかな、とは感じます。

さて、次週は第18週「女興行師てん」です。「てん」が藤吉に代わって北村笑店を盛り立てていく話になっていきます。

リリコが、朝ドラ『ひよっこ』でバスの車掌「益子次郎(ましこ・じろう)」役を演じていた「松尾諭(まつお・さとし)」さんと出会うみたいです。2人でコンビを組んで芸をする流れになりそう。

隼也は「成田凌(なりた・りょう)」さんに演者が換わっていました。成田さんはTBSのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』に出演していましたね。「石田ゆり子」さん演じる百合ちゃんの、会社の部下の男の子です。

 

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