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林田先生がまた名言「世界は結果だけで回っているんじゃないんだよ」を言っていました - アニメ『3月のライオン』36話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2018年1月20日の放送は36話(第2シリーズ14話)「Chapter.70 小さな手のひら」「Chapter.71 日向」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2018年1月20日の放送は第36話 「Chapter.72 流れていくもの」「Chapter.73 白い嵐①」でした。今回が第2シーズン14話です。

 

 

第36話「Chapter.72 流れていくもの」「Chapter.73 白い嵐①」

主人公「桐山零(きりやま・れい)」が日頃世話になっている川本(かわもと)家の次女「ひなた」が、通っている中学校でイジメを受けている件は、前回一区切りつきました。

今回は久しぶりの本題、零の将棋の話です。零は新人戦で優勝して新人王となり、Twitter画像にある名人「宗谷冬司(そうや・とうじ)」との記念対局に挑むことになりました。記念対局の舞台は東北、岩手県の盛岡です。

 

 

残酷なまでの扱いの差

零と宗谷の記念対局と時をほぼ同じくして、「島田開(しまだ・かい)」と「柳原朔太郎(やなぎはら さくたろう)」の「棋匠」のタイトル戦も開催されていて、既に第一局が行われました。

Twitter画像の島田と柳原の表情はポスターの圧倒的な差にあります。

そこには、タイトル戦にも関わらず地味な(華がない)絵面の島田と柳原のポスターに対して、タイトル戦でもないにも関わらず零と宗谷の見栄えの良い記念対局のポスターにより多くの広告費を費やして、集客を狙おうというある人物の策略がありました。

 

そのある人物とは当然のことながら、日本将棋連盟会長を務める「神宮寺崇徳(じんぐうじ・たかのり)」です。

実際問題、零と宗谷の対局にはスポンサーもたくさんつきましたから、広告費などにたくさんお金をかけられたのですね。一方……。

残酷なまでの現実。しかも島田は宗谷と同い年なので余計に可哀想になってきますが、そんな境遇でも島田は、零と宗谷が派手な扱いを受けてしまうことを心配していました……。

 

島田は気を遣いすぎるくらい遣えてしまうのですね。そんなだから胃痛が……。

 

 

林田「世界は結果だけで回ってない」

零は通っている高校の、1年時の担任教師で将棋部の顧問も務めている「林田高志(はやしだ・たかし)」に、零は報告をしていました。

「ひなた」のイジメが終わったことを、です。

林田は喜んでくれました。林田自身「ひかり」を始め川本家の人たちには会ったことがないのに。

よかったなと言われた零は、一連の騒動の中で自分が「ひなた」に対し現実には何もしてあげられなかったこと、その無力さを口にしました。

すると林田は「それ、彼女に言ったか?」と聞き、零がはいと答えると……

「彼女何と応えた? 『そんなことない』って言われたろ?」

と図星を指さされます。確かに前回、零は「ひなた」からそんなことないと、話を聞いてくれたし京都まで来て私を捜してくれたことを、何もしてないなんて言わないで的に言われています。

図星を指された零は大いに驚いて、どうして会ったこともない「ひなた」の言うことがわかるのかと林田に聞きました。すると……

「わかるよ、んなもん。ずっと話、聞いてきたんだからさ」

「お前がどれだけ一所懸命だったかも、彼女がどんなに色んなことわかってしまう、ちゃんとした子だとかも、な」

「結果は大事だけどな、桐山、人に伝わるのは結果だけじゃない。世界は結果だけで回っているんじゃないんだよ」

……と林田は言うのです。ん〜、すごい良いセリフです。

林田は零に、宗谷との記念対局を頑張れよ、と励ましていました。

 

 

おわりに

36話は将棋の話のため物語の本筋ではあるのですが、イジメ問題直後と大きな対局前ということもあって、少し間を置くような回になりました。

記念対局の前夜祭においては、そういうメディア対応的なことの大変さだったり、宗谷の異常さ、あるいは強さの秘訣的なものが伝わるエピソードもあったりしました。

次回はいよいよ新人王の零vs.宗谷名人の対局が始まります。

現状、力の差は歴然としていると思われますが、零が敗戦するにしても林田が言うように結果だけで世界は回っていませんから、宗谷にどれだけ食い下がれるか、自分の将棋を指すことができるか、将来何回も対局するであろう宗谷の心に自分の存在を刻み込めるか……ということになるのでしょう。

楽しみです。

 

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