ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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東日本大震災発生時の「DASH村」の様子が『ザ!鉄腕!DASH!!』で放送されていました

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毎週日曜日19:00から日本テレビ放送されているバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の2017年12月24日の放送では、「新宿DASH」が扱われていました。

新宿DASHで今回やろうとしていたことが、2011年3月11日に発生した東日本大震災時に「DASH村」でしていたことの続きになりそうでした。

 

 

日テレ『ザ!鉄腕!DASH!! 』

www.ntv.co.jp

 

日テレで放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』は、言わずもがなアイドルグループ「TOKIO(トキオ)」の5人が色々なことにトライする番組です。

 TOKIOのメンバーはリーダーの「城島茂(じょうしま・しげる)」さん、「山口達也(やまぐち・たつや)」さん、「国分太一(こくぶん・たいち)」さん、「松岡昌宏(まつおか・まさひろ)」さん、「長瀬智也(ながせ・ともや)」さんですね。

2017年12月24日は、大都会東京で自然や生物を呼び戻し共存する街作りを目指す「新宿DASH」の放送がありました。

 

 

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東日本大震災

東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)は、2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害である[1]。大規模な地震災害であることから大震災と呼称される。

東日本大震災 - Wikipedia

東日本大震災のWikipediaにはこのように書かれています。言わずもがなな気もします。

 

 

名物コーナー「DASH村」

「日本地図にDASHの文字を載せる」事を目的に、新たな村落を作るプロジェクトとして2000年6月4日放送分よりスタート。(中略)以降人の生活できる村づくりを目指し、TOKIO5人が地元の人などの協力を得ながら、民家の再生や農作物の栽培、動物の飼育などに励む企画に発展。現在では当初の目的はほぼ触れられず、昔ながらの古き良き山村を忠実に再現する企画となっている。

DASH村のWikipediaにはこのように書かれています。

引用部のようなコーナーが「DASH村」でした。「でした」と過去形で書いているとおり、出張DASH村といった派生コーナーはあるものの、本編の放送は震災以降中断されています。DASH村のある場所が福島県浪江町で、帰還困難区域に指定されたことから原則立入禁止の区域となってしまったためです。

私はこのDASH村が大好きでして、毎回ほぼ欠かさず観ていました。鉄腕DASHがゴールデンの時間に移ってからは好きなコーナーが多くて、どのコーナーも基本好きでしたけど村は群を抜いて好きでしたね。

しかし前述した東日本大震災とそれに伴う津波や原発事故によって、浪江の方々は避難を余儀なくされ、立ち入ることもままならず、以降コーナーを続けることができなくなってしまいました。

 

 

2011.03.11の様子がDASHで放送される

『ザ!鉄腕!DASH!!』の2017年12月24日の放送で、その東日本大震災が発生した2011年3月11日金曜日14時46分18秒の瞬間を収めた映像が流されたことです。

「ここからは震災以降、倉庫に仕舞っておいたテープを編集してお届けします。※一部再使用しています」というナレーションが流れた後に。

どうして震災当時の映像を流す必要があったか、その理由が2017年12月24日に放送された「新宿DASH」につながっていきます。

新宿DASHのベースでは現在、「ニホンミツバチ」を呼び込もうとしています。ミツバチは花などの蜜ばかりではなく、綺麗な水も採取していることがわかりました。幼虫にとって蜜の原液では濃度が濃すぎるため、水で薄めて飲ませていると言っていたでしょうか。

 

東京富士大学

 

新宿DASHのベースのある場所は東京都高田馬場にある「東京富士大学」の屋上です。ミツバチや他の生物を呼び込むために、大学のビルの屋上に綺麗な水が貯まった池を作ろうとしています。

水は水道水を一切使わずに自然の水を循環させたい。そのために雨水を大きな瓶に貯め、その雨水を濾過して使おうとしていて、その濾過システムに、震災当時DASH村の役場の台所で作る予定だったシステムを流用しよう、ということになったのです。

DASH村で作ろうとしていた台所作り、その模様を放送するためにはそのときに起こって企画が頓挫した震災のことにも触れなければなりません。そういう事情で今回、震災時の映像が流されました。

しかし、震災発生時の映像を流すことは、特に直接地震や津波や事故の被害を被った方に辛い記憶を思い起こさせることにもつながりかねないデリケート行為です。映像を放送することに対してかなり問答があったのではないかと想像されますが、今回勇気をもって放送していました。

 

ザ!鉄腕!DASH!!

 

今回の放送のまとめが公式Webサイトにありますので、番組を見逃した方は是非ご覧になってください。

 

 

おわりに

好きなDASH村を再び観られて嬉しかったのと同時にやはり辛い気持ちにもなりました。村を思い出すときは震災は避けて通れないですから。

震災当時、私は病気の症状が今より強く出ていて、家で一人横になっていたと思います。人生で経験したことのない大きさの揺れに飛び起きて、とにかく食器棚などの割れ物が入った家具が倒れないように支えるだけで手一杯でした。いや、本来ならテーブルの下など身を潜める必要があったのでしょうけど、それよりも家具が壊れたり食器が割れたりしたら嫌だと考えて動いてしまっていましたね。

DASH村でも、スタッフの方はTOKIOが作った瓶が割れないように、屋内から外へ持ち出していましたから、身を守ったり避難したりするよりもまず実生活を維持しようと動いてしまうものかもしれないです。地震も紛れもなく現実なのですが、どこか現実離れした出来事を見ているような感覚もあって。

当時、私が家で一人奮闘しているとき、DASH村ではこのようなことをしていたのかと、不思議な思いで今回のVTRを拝見しました。出演者が皆少し若かったり、三瓶明雄さんがご存命だったりと、2017年12月現在とは変わっている部分も少なからずあって、観ていて時間の流れを感じずにはいられませんでした。

今回の以前やっていた経験を現在の企画に活かそうする試みはとても良いなと思います。終わっていないんだ、つながっているんだと感じられることは、村での活動を支えていた浪江の方々も嬉しかったのではないだろうかと思えますので。

 

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