ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『Rの法則』に出演していたダンボール女子、大野萌菜美さんの作品が細部まで作り込まれたとんでもないクオリティでした

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平日18:55からEテレで放送されている『Rの法則』、2017年12月19日の放送は「マリオにスターウォーズ!?ダンボール女子のスゴ技 大公開!!」でした。 

 

 

目次

 

 

Eテレ『Rの法則』

www.nhk.or.jp

 

『Rの放送』の「R」は、「リサーチ (Research) 」と「ランキング (Ranking) 」の意味だそうです。10代が「気になる話題」をピックアップして、高校生視点でリサーチ&ランキングをし、10代に役立つ話題をお届けする情報番組とのこと。

メインMCはTOKIOの「山口達也(やまぐち・たつや)」さん。他、多くの10代の方、主に高校生さんが出演しているみたいです。

 

 

Rの法則「ダンボール女子のスゴ技 大公開!!」

2017年12月19日の放送は「ダンボール女子のスゴ技 大公開!!」でした。ゲストは「若槻千夏(わかつき・ちなつ)」さん。

実は私は番組を始めから観ていません。何となくチャンネルを回したところ、面白そうな内容だったので観始めました。なので放送の途中から観ているため、どうして番組が「ダンボール女子」に注目したのか、ダンボール女子が現在ネットなどで流行っているのかなどは一切わかっていないで観ています。

 

動画クリエイター・えっちゃんはダンボール工作動画でネット界の人気者に!見る者を引き込む工作術とは? 空間プロデューサーのコイケアカリさんが提唱する「ダンボールパーティー」体験!SNS映えアイテムも登場! ダンボールアーティスト・大野萌菜美さんが超絶技巧の作品群を大公開!。サックス、ハンバーガー、セーラー服、さらにスターウォーズからマリオまで!? 若槻千夏&山口達也も大興奮!!

番組説明にはこのように書かれていました。正にこういう内容です。

 

 

大野萌菜美さんが凄い

ameblo.jp

個人的にとても興味深く拝見したのがダンボール女子の最後に紹介されていたダンボール・アーティストの「大野萌菜美(おおの・もなみ)」さんです。ネット界隈ではかなり有名な方なのでしょう、お名前で検索をかけると名字+萌の段階で候補が出てきます。

 

rocketnews24.com

 

ネットニュース系のWebサイトからも取材を受けていらっしゃるみたいですし、記事を読むとラジオ出演等もなさっているのですね。今回『Rの法則』にもスタジオ出演していらっしゃいました。

ダンボールで制作したガスマスクを被って。漫画家の「鳥山明(とりやま・あきら)」さんが漫画中に自分を登場させるときの、あのロボットみたいな。ガスマスクでの出演は照れ隠しもあったのだろうと思います。

いや、ロケットニュース24さんの記事にも作品を写した画像が貼られているので、ご存じない方はそちらをご覧になっていただければと思いますが、まぁとにかくとんでもなく精巧に作られているんです。

ガスマスクだったり戦車だったり、ゲーム『マリオカート』で「クッパ」がカートに乗っている様子だったり、アルトサックスだったり、ハンバーガー(しかもビッグマック的な多段バージョン)だったり、『スターウォーズ』の「ミレニアム・ファルコン号」だったり、セーラー服だったりローファーだったり。

絵で描くのだって大変なのに、それを立体で表現するのですからとんでもないです。ダンボールですから曲線の表現が特に難しそうでしたが、アルトサックスの息が吹き出す部分の曲線の滑らかなこと滑らかなこと……。ハンバーガーなんてチーズがトロッと下に垂れ下がるところまで表現して、胡麻もダンボールを細くカットした後くるくる巻いてから乗せています。

 

クッパなんて体中の鱗を1枚1枚ピンセットで付けていったみたいですよ……しかもクッパはカートから降りられるんです。甲羅の丸みも立体的でとても可愛い。ミレニアム・ファルコンなんて着陸態勢に入っているところで脚部が出ていたり入り口も開閉するみたいでしたし、裏面のディテールもしっかり表現されていました。

セーラー服はもちろん着られます。ていうかVTR出演したときに大野さんは着て出演していましたからね、住宅地で。ローファーも履いて。脱ぐときに肩部が壊れてしまったそうですが。

 

こんなですからね。とんでもないクオリティです。

大野さんはおそらくですけど美大卒の方です。というのもVTR中の話で、ダンボールで作品作りをするきっかけは、大学で1本アニメーションを作る課題が出て、当初はパラパラ漫画的な作品を作ろうと思ったんだけど友達がいなかったから、身近にあったダンボールでストップモーションアニメを作ることを思いついて作ったら発表会(?)で先生や他の生徒から好評を得たことがきっかけだったということを仰っていました。映像を作る課題なんて美大でないと出ないと思われますからね。それか大学の映像系の学部か。あれだけの物が作れる方ですから、高いデッサン力=見る力がないと到底無理でしょう。それを実現するための技術力も。

大学卒業後は一般企業に就職したけど、当然のことながら会社ではダンボールを扱えないので会社を辞めて今はダンボール1本で生活をしているそうです。ワークショップの講師などをしていらっしゃるようですし、依頼があれば制作を(内容にもよるでしょうけど)承るということですから、依頼をしたい場合は大野さんのブログやTwitterから連絡を取ると良いですね。

 

 

おわりに

いやいや久しぶりに興奮しました。ワクワクしますね、こういう作品って。作れるものなら自分で作ってみたいですけど、まぁ無理です。頭にあるものを形に残せる人って尊敬します。