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北村有起哉さん演じるお夕の夫は月の井団吾と兄弟弟子?お夕を巡る恋のライバルでしょうか? - 朝ドラ『わろてんか』58話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年12月7日放送の58話はお夕の夫が何者かが徐々にわかってきました。団吾との関係が気になります。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第10週「笑いの神様」

www.nhk.or.jp

 

2017年12月4日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第10週「笑いの神様」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は先週までの大正3年(1914年)から2年ほど経った大正5年(1916年)に移っています。本作のヒロイン「藤岡てん(ふじおか・てん、演:葵わかな)」は、「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」と結婚をして北村姓「北村てん」となり、「隼也(しゅんや)」という名前の男の子もいます。

「てん」は大阪・天神にある寄席小屋「風鳥亭(ふうちょうてい)」を2店舗経営する「北村笑店(きたむら・しょうてん)」の御寮人さん(ごりょんさん)として家事と育児と仕事で忙しい毎日を送っています。

現在は夫婦と、「てん」の実家「藤岡屋」の女中であった「トキ(演:徳永えり)」、元席主の「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」、藤吉の芸人時代からの仲間「キース(演:大野拓朗)」や「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」、「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」、「アサリ(演:前野朋哉)」は芸人として舞台に出つつも小屋での仕事もこなしてくれています。

 

 

お夕は中村ゆりさん

56話ラストで、風鳥亭前のお稲荷さんでしたか、の前で倒れた女性、彼女は「てん」が風鳥亭へと連れて行き、介抱というかお腹が空いていたようなので食事を食べさせました。数日何も食べていなかったようです。

その女性の名前は「お夕(お・ゆう)」といいます。お夕は「中村ゆり」さんが演じています。昔テレ東の番組『ASAYAN』でお見かけした記憶があります。

元気を取り戻したお夕は早々に立ち去ろうとしていましたがまだ体調は戻らないこと、夫を捜している最中であることから、「てん」はしばらく家に居たらどうかと提案し、藤吉もそれに賛同したことから、お夕は彼らの言葉に甘えることにします。

といってもただ居るだけでは申し訳ないと、風鳥亭の雑務を手伝っています。トキも驚くほどにテキパキと仕事をこなし、寄席囃子の三味線まで弾けるということで、何やら芸事に因縁のある様子を伺えます。

「てん」が三味線ができることを聞くと、父親が噺家で弟子も一時は10人でしたっけ、それくらい抱えていたといっていましたから、かなり有名な落語家のようです。その御蔭で物心付いたころから芸事に関係する環境で育ってきたと。

 

 

お夕と夫

吉蔵の妻「万丈目歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」が経営している一膳飯屋「万々亭」に、落語界の風雲児「月の井団吾(つきのい・だんご、波岡一喜)」がやって来たとの噂を耳にして、団吾をお抱えにしょうと目論む藤吉は慌てて万々亭に駆けつけます。

すると、そこには月に囲いかかった紋が入った紋付きを来た男がいて、歌子が運ぶ食事をガツガツと食べていました。藤吉と一緒にお夕も血相を変えて駆けつけており、その様子に只事ならぬものを感じた「てん」です。

藤吉は団吾(?)を見るなりその男は団吾師匠ではない、似ても似つかない偽物だと言い、誰より歌子が衝撃を受けていました。既に大量の食事を出しており全てツケだと言っていたからです。支払う宛がないのならお店は大損です。

そこへお夕が出てきて、偽団吾の前に出て「あんた何してんの!!」と怒鳴ると、偽団吾が箸を止め、血相を変えて慌てふためきます。そう、お夕が捜していた亭主はこの偽団吾だったのです。

アサリたちが食い逃げだと騒ぎ立て警察を呼ぼうとしたものですから、「てん」は場を収めるべくお夕の夫のツケを全て支払い、2人を風鳥亭へと連れて行きました。

後に、お夕の夫は藤吉の前で落語を披露することになりました。お夕の夫は落語家で全国を廻って落語をしていた人みたいです。ときには団吾の名前を使って出演していたこともあったそうで、おそらく兄弟弟子なのでしょう。流れ的に月の井一門のはず。

お夕の夫は「北村有起哉(きたむら・ゆきや)」さんが演じています。

お夕の夫は藤吉に風鳥亭で使ってもらうために落語の「崇徳院(すとくいん)」を披露することになりました。本人はイマイチ乗り気ではないようでしたけど、お夕が演じさせます。いざ演じ始めるとお夕の夫は目を色が変わって真剣に演じていました。

北村有起哉さんが演じた「崇徳院」がまた結構なものでした。私は芸事はよくわからないですが、上手に演じていらっしゃったように見えます。

しかし落語の途中で邪魔者が入ります。お金の取り立てからでしたか、団吾が風鳥亭に逃げ込んできたのです。団吾を認めるとお夕の夫は話すの止め、団吾から「久しぶりでんな。これは何の余興や」と話しかけられると、風鳥亭を出て行ってしまいました。

追いかけようとするお夕を団吾が止めています。どうやら因縁があるようですね。落語の人気ではお夕の夫は団吾に持って行かれたけれど、女(お夕)は自分が手に入れたというところでしょうか? 落語のライバルでもあったし恋のライバルでもあった的な。

 

 

落語「崇徳院」

崇徳院(すとくいん)は、古典落語の演目の一つ。
元々は上方落語の演目で、後に東京でも口演されるようになった。

- 崇徳院 (落語) - Wikipedia

崇徳院 (落語) のWikipediaにはこのように書かれています。

「ある大家の若旦那が、町で出会ったお嬢様に一目惚れ、恋の病で床に臥せってしまったのでさあ大変です。お嬢様がどこの誰なのか聞かないままに別れてしまった若旦那、唯一残された手がかりは百人一首で有名な崇徳院の歌でした」

このような「小野文惠」アナウンサーのナレーションがありました。

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ

崇徳院の歌はこちらです。

ドラマでは団吾が乱入したため崇徳院はオチまで演じられませんでした。噺のオチはこのお嬢様も若旦那に恋に落ちて床に臥せっていて、頼まれ捜していた男が期限ギリギリでお嬢様を見つけ出し……という感じになるようです。全て知りたい方はWikipediaをご覧になってください。

 

 

おわりに

風鳥亭では労使の団体交渉が行われています。第3回でも決裂しとうとう長屋芸人の4人はストライキに突入しました。芸人が居ないとさすがに寄席小屋が回らないので、お夕の夫が代わりに出演する流れになるのでしょう。

本文にも書いていますが、おそらく団吾はお夕のことが好きだったでしょうし、というか今も好きなのでしょう。お夕の夫は落語で切磋琢磨し合った仲で、恋敵でもあるのでしょう。たぶん。バレを書くと、お夕の夫は「月の井団真(つきのい・だんしん)」という名前です。名前は既に公式Webサイトの「あらすじ」や「登場人物」のページにあがっています。

「リリコ(演:広瀬アリス)」は、「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」の活動写真の新作、恋愛劇「乙女のささやき」に出演することになりそうでした。女優として大成するのでしょうか。リリコは「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」と急接近するかと思われましたがそうではなく、栞と近づくのでしょうか。風太にはトキがいますから、リリコの相手は栞になるのが自然な気もします。

 

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