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スミスたち曰く「世界の中心は俺」 と零は思っているのだそうです - アニメ『3月のライオン』28,29話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2017年11月25日の放送は第2シリーズ7話、第29話「Chapter.58 梅雨の始まり」「Chapter.59 蜂谷」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

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アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2017年11月25日の放送は第29話「Chapter.58 梅雨の始まり」「Chapter.59 蜂谷」でした。

 

 

第28話「Chapter.56 小さな世界」「Chapter.57 手紙」(第2シリーズ第6話)

2017年11月18日に放送された第2シーズン6話は、主人公「桐山零(きりやま・れい)」が日頃世話になっている川本家の次女「ひなた」が通っている中学校でイジメを受けている件の続きでした。

ある日の昼休み、「ひなた」が憧れている「高橋勇介(たかはし・ゆうすけ)」が「ひなた」の教室を訪れて、孤立している彼女をキャッチボールに誘いました。高橋くんは言うには、どうやら零が前日に高橋の家を訪れていて、将棋好きな高橋くんの父親と祖父と将棋を指してあげていたのですね。

高橋くんは後日、ひなたをイジメている「高城めぐみ(たかぎ・めぐみ)」とその金魚の糞も誘っていました。高城のCVは「悠木碧(ゆうき・あおい) 」さんです。高城は「ひあんた」をイジメる前にクラスの優しいけど大人しい「佐倉ちほ(さくら・ちほ)」を標的にしていて、「ちほ」が耐えられず転校したことを機に標的を「ひなた」に変えていました。それも知っていて高橋くんは高城も誘ったのでしょう。

高橋くんの好意はとてもありがたかったでしょうけど、それが更なるイジメへと向かわせています。ある朝、「ひなた」が登校すると、教室の黒板に大きな文字で……具体的には書けませんが、要は「ひなた」が男好きみたいなことが書かれていました。

「ひなた」はそれを消さずにいると、ホームルームのため教室を訪れた女性担当教師の目に止まります。この教師がまたクsで、これまでも「ひなた」の言葉に真剣に耳を傾けず、そんなことは自分のクラスでは起こっていないと逃げてきた経緯があります。しかし黒板に書かれた文字を見て逃げられなくなりました。が、逃げるでしょうね、彼女なら。

 

 

29話「Chapter.58 梅雨の始まり」「Chapter.59 蜂谷」

午後、零が川本家を訪れると「ひなた」が零に顔を見られたくないようで、座布団でしたか? で顔を覆っていました。どうやら鼻血を出しているようです。

 

「あかり」に聞くと学校で、先述した担任教師から「ひなた」に「どうしてそう協調性がないの?」と言われたからだそうです。「ひなた」からそれを聞いた「あかり」も、「あかり」から聞いた零も凍りつきました。まさに胸糞案件です。

 

「あかり」は学校に呼ばれたようで後日教師と面談をするようですし、イジメた側の高城の親も来るかもしれないと言っていたかと思います。しかし……これも嫌な予感しかしないですね。高城は黒板に書いたことを知らんぷりしていました。ですから教師にはイジメをしていないというでしょうし、そんな高城の親ですから当然もっと酷い感覚を持っている可能性がある訳で……。

 

腸煮えくり返るほど胸糞が加速することは間違いですね。どうやって収束させるのでしょう……今の登場人物だけでは決して解決はできないと思いますから、学校側に「ひなた」の味方になる新キャラが出てくるのでしょうか。

 

 

新キャラ「蜂谷すばる」

29話で新キャラクターが登場しました。零は挑んでいる将棋の「新人戦」の準決勝まで勝ち上がっていて、その対戦相手が「蜂谷すばる(はちや・すばる)」でした。

蜂谷は23歳で将棋は五段です。早指しを得意とした攻撃的な棋風が持ち味としている、若手有望株です。将棋に勝てば勝つほど不機嫌になり、対局中には舌打ちや貧乏ゆすり、センス鳴らしなどマナーの悪さも目立つ「東のイライラ王子」とのあだ名で呼ばれています。しかし「ハッチ」と呼ばれて妙な人気もあるようです。

 

ハッチは新人王の中の新人王だと、零を「心友」と呼ぶ「二海堂晴信(にかいどう・はるのぶ)」は言っていました。何でも新人王は26歳未満の棋士に資格があるそうで、ハッチは4年連続で新人王の座に就いているからだそうです。名誉なのか不名誉なのかわからないなと零は言っています。

そのハッチは次代の新人王候補と噂のあがっている零と二海堂をライバル視しているから注意しろ、と二海堂は零に忠告していました。

 

対局前日の夜遅くになっても零に電話をかけ自分を心配してくれ、将棋の研究も続けている二海堂に対して、零はもう寝ろと体調を整えることが今一番大事だろと声をかけていました。

テンションの高さにわすれがちになりますけど、二海堂は腎臓でしたっけ、子供の頃から病気をしていますから、人一倍体調には気を配らなければなりません。零は病気については一言もふれませんでしたけれども、二海堂は零があえてそこに触れなかったこともわかったはずですし、それで画像のような表情をしたのです。たぶん。心友ですね。

 

 

もっと分かりやすく生きろ

零はハッチのイライラに対してイライラしつつ、対極に勝利して決勝に駒を進めたようです。対局終了後、襖を大きな音を立てて開け閉めをして部屋から出ていくハッチ。

そんなにイライラするなら早指しなんかしなければいいのにとつぶやく零に対して、同じ部屋で対局をしてた、会長とスミスこと「三角龍雪(みすみ・たつゆき)」から、蜂をブンブン言わせたお前が悪い、袋に入れてから燻すとかもっと手があっただろ、わかってて苛つかせていたお前が悪いと怒られていました……零が可哀想(笑)

ハッチは子供の頃からああだから彼を正すことは諦めていて、対処はブンブン言わせる前に仕留めるしかないのだとか。だからブンブン言わせたお前が悪い、というのがスミスたちの主張です。

零は「世界の中心は俺だとか思ってんだろ?」とまで言われていました。確かに「ひなた」のために金金金となって周囲が見えなくなるところは、そういう部分を感じなくもないですね。

ハッチは表(トイレ?)で泣いて来たようで、部屋に戻って来たときには目の周りを真っ赤に腫らせていました。感想戦は深夜のファミレスにまで及んでいたようで、零の受難の日でもありました。ハッチは確かに可愛がられそうなキャラです。憎めない。

でも最後にスミスは良いことを言っていました。お前もブンブン言うけどわかりにく過ぎるから、ハッチのようにもっとわかりやすく生きろと言っていました。良い言葉ですね、これ。

 

 

おわりに

新人戦の決勝まで勝ち進めた零ですけど、もう一つの山では二海堂は負けるでしょうね、準決勝で。こういう物語でライバルと決勝で戦えた試しがない気がします。親友が準決勝で敗れて、その勝ち上がった人物と熱いバトルが!というのが「あるある」ですので。

「ひなた」の件はもう……心がヘコみまくるので辛いですね。高城はもちろんですけど、あの教師が嫌です。いやでも、自分があの教師の立場なら同じように事なかれ主義な対応をしてしまうかもしれないなぁとも思うんですよね。面倒かどうかと言われれば間違いなく面倒ですから。仕事とはいえトラブルに顔を突っ込むことは極力したくないというあの教師の気持ちもわからなくはないのです。

「世界の中心は俺」これは私のような人間こそそう思いがちかもしれないなと観ていて思いました。

 

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