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滅茶苦茶も突き抜きれば許される?アークグレンラガンの合体シーンが滅茶苦茶すぎました - アニメ『天元突破グレンラガン(再)』22話の感想

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毎週木曜日(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『天元突破グレンラガン』が放送されています。再放送です。

2017年11月23日の放送は22話「それが僕の最後の義務だ」でした。

 

  

目次 

 

 

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アニメ『天元突破グレンラガン(再)』

天元突破グレンラガン

 

2017年11月23日の放送は第22話「それが僕の最後の義務だ」でした。

 

 

22話「それが僕の最後の義務だ」

新政府の新たな総司令となった「ロシウ」は、かつての総司令で主人公「シモン」の死刑執行が決定したことと「螺旋生命体殲滅システム」の対策案を暴動を起こした民衆に提示して場の混乱を収めました。

対策案とは月の激突から国民を守るため、全世界36ヶ所に設置された巨大地下シェルターに退避させ、シェルターのない新都「カミナシティ」近辺の住民は超弩級巨大スペースダイガン「アークグレン」で成層圏外へ一時退避することです。

しかしその実態は、宇宙に脱出するアークグレンに搭乗した者のみが生き残り、地球に残った生命体を全て切り捨てるものでした。見殺しです。というのも月が衝突した際に生じるエネルギーは地表だけでなく地下の生命体を焼き尽くし、地球は少なくとも1年の間どのような生命体も生きられない星となると予想されるのです。

新政府の法務局長「キタン」たち「大グレン団」のメンバーのうち、主にガンメンのパイロットとして前線で獣人と戦っていた者たちは、ロシウの方針に反対をして地球に残り月の衝突を防ぐためにアンチスパイラルと戦う姿勢を見せました。

キタンたちに新政府の水に合わないと袂を分かった「ヨーコ」も合流し、ヨーコは牢屋に置き去りにされたシモンを救出します。シモンは同じ牢屋に投獄されていた獣人「ヴィラル」を誘い、しかもグレンラガンのグレンにヴィラルを乗せることにしました。

そうしてシモンたちはそれぞれにガンメンに乗って宇宙へと飛び立ち、アンチスパイラルの猛攻を受けているロシウたちアークグレンの元へ向かったのです。

宇宙へ脱出したアークグレンを、その軌道上で襲いかかるのはアンチスパイラルの無人兵器「ムガン」の大編隊でした。「キョムガン」「クウムガン」という最上級のムガンまでいるようでした。

「ギミー」や「ダリー」たち「グラパール隊」がそれらと戦うも劣勢で、ロシウたちは自分たちの敗色が濃くなっていくことを自覚しているようでした。ロシウたちに絶望の二文字が見えかけたそのとき、「諦めるな!ロシウ!」とシモンの声が聞こえてきました。ギリギリセーフです。

 

 

怒涛合体アークグレンラガン

シモンとヴィラルが操る宿命合体グレンラガンの力は圧倒的で、かつキタンたちも初めての宇宙とは思えないほどの活躍を見せたこともあり、小型ムガンはすぐにほぼ殲滅状態になりました。形成は再びロシウたちグレン団に傾きす。

ちなみにヨーコは「ダヤッカ」が乗っていたダヤッカイザーに乗っています。ダヤッカは現在は子どもができたこともあって新政府から離れてアークグレンに乗っています。

と、そこへ月表面からビームが飛んできました。調べると月表面にビーム砲の砲台が複数確認されます。さらにキョムガンとクウムガンはグレンラガンとアークグレンに襲いかかり電撃のようなものを発します。特にアークグレンは民間人も多く乗っていることから危険な状況です。

実はアークグレンも大型ガンメンでした。シモンはグレンラガンの下半身をドリル化させ、アークグレンの先端部分にドリルを突き刺すことで合体をし、巨大ガンメン「アークグレンラガン」となりました。メカニックの「リーロン」が変形にも対応できるようアークグレンを調整してくれていたようです。

グレンラガンとマクロスレベルの巨大戦艦が合体をするなど滅茶苦茶も無茶苦茶な設定です。しかし「らしい」と言えば非常に「らしい」。無茶苦茶も突き抜ければ、変形やサイズの不自然さなどどうでも良いのです。それが許される雰囲気こそがグレンラガンの世界ですね。

「銀河も運命(さだめ)も突破して!命の叫びが銀河に響く!怒涛合体!アークグレンラガン!!」と2話連続でシモンとヴィラルの口上がありました。

キョムガンとクウムガンも合体をして応戦、しかしシモンたちアークグレンラガンの敵ではありませんでした。アークグレンラガンはキョムガン&クウムガンを時空の壁の向こう側へと殴り飛ばしています。聖闘士星矢のように。

 

 

月は巨大ガンメン?

月の表面に顔のようなものが浮かび上がりました。邪悪なスマイリーフェイスのような。

アークグレンに搭載されている獣人の王「螺旋王ロージェノム」の生体コンピュータが月を解析した結果、月も巨大なガンメンであることが判明します。

となるとやりようが出てきます。というのもシモンの乗る「ラガン」は、突き刺したガンメンを乗っ取る能力があるからです。制御できれば地球への落下の回避も可能になります。

それとわかると早速シモンとヴィラルはグレンラガンで月のコアへと向かいます。アークグレンラガンやグラパール隊は何とか月の地球への落下を遅らせるため月の落下とは逆方向へ押し返そうとしています。時間を稼ぎ。

もしシモンたちの月の乗っ取りが大気圏突入の時間に間に合わなかったら、アークグレンラガンは離脱をするとロシウは決定します。アークグレンラガンに乗っている民間人を救う義務があるとロシウは考えています。サブタイトル回収。

 

 

ニアの左手薬指に指輪が

グレンラガンが月のコアへとドリルを差し込もうとしたそのとき、ヒロインの「ニア」が行方を阻みました。現在のニアは、自分の身体の中に組み込まれていたアンチスパイラルの因子が発動して、アンチスパイラルのメッセンジャーとなってシモンたち螺旋族と敵対する存在になっています。

ヴィラルはニアを殺してでも月のコアにドリルを突き刺そうとしますが、それはリーロンに止められました。ロージェノムの生体コンピュータが、ニアはムガンと同じエネルギー体で構成されているため彼女を砕いてしまうと爆発が起こり、月のコントロールシステムが破壊されてしまう、と解析したからです。ニアは爆弾。

ニアはシモンたち螺旋族には恐怖と絶望こそが抑止力になると言うと、シモンはそれを否定、俺にはニアがそうやって自分たちを鍛えているように感じられると答えます。どんな絶望にあっても立ち上がってきた、困難な状況をニアから与えられるほど俺たちは強くなった、だから今ここにいると。ニアもそれを望んでいるのではないかと。

さらにニアは左手薬指に指輪をしていました。アンチスパイラルのメッセンジャーとなった今でもシモンからもらった婚約指輪(結婚指輪?)を指にはめているのでした。アンチスパイラルのメッセンジャーとしての意思とニアとしての意思が交錯します。

アンチスパイラルのメッセンジャーとなってからも、何かにつけてニアはシモンの前に現れて彼に警告を発してきましたが、それは実はニアがその都度自分に救いを求めているのではないかとシモンは言うのです。

指摘され動揺を見せるニアはメッセンジャーとしての自分から以前の自分に戻って、月のコアの前から外れてくれました。グレンラガンはコアにドリルを突き刺して月を戦艦型ガンメン「カテドラル・テラ」に変形させ、月戦艦を逆噴射させることで月の地球への落下を阻止することに成功しました。

 

 

おわりに

これからアンチスパイラルの本星がやって来るようです。最終決戦でしょう。ニアもアンチスパイラル本星に召喚されるため、仮にシモンがアンチスパイラルに勝利したとしても元のニアに戻る可能性は「果てしなくゼロに近い」そうです。それをゼロではないと受け取ったシモン、ゼロではないから100%と同じことだとニアを取り戻すことを諦めません。

すると一瞬だけニアが以前のニアに戻って「迎えに来てくれるのですか?」とシモンに言いました。やはり救いを求めていたのでしょう。シモンが「ああ、俺を誰だと思ってる?」と答えると、ニアは頬を赤く染め、そして消えていきました……。

次週以降が最終決戦になると思われます。まぁでも観ている限り、ニアは戻らないで物語が終わってしまうのではないかと思ってしまいますね……。というのもアンチスパイラルを倒してしまうことは、ニアを倒すことと同義ではないかと考えられるからです。ニアはアンチスパイラルの分身でもあるでしょうから。

 

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