ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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『マツコの知らない世界』で紹介された千葉県の地元パン「サンオレ」が凄く美味しそうでした

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毎週火曜日20:57からTBSで放送されている『マツコの知らない世界』、2017年11月21日の放送は「地元パンの世界」と「女性を守る護身術の世界」でした。

 

 

目次

 

 

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マツコの知らない世界

www.tbs.co.jp

 

『マツコの知らない世界』は、その道に詳しい方がスタジオに登場して、マツコ・デラックスさんに対して1対1でプレゼンをする番組です。基本的には一般の方がプレゼンをしますが、芸能人・有名人の方が行う場合もあります。

 

 

「地元パンの世界」

『マツコの知らない世界』の2017年11月21日放送分では「地元パンの世界」と「女性を守る護身術の世界」の2つのテーマが扱われていました。個人的により強く興味を抱いたのは前者の「地元パンの世界」です。

プレゼンターは女性の方でエッセイストの「甲斐みのり」さんです。甲斐さんは今年だったと思いますけど、Eテレ『趣味どきっ 暮らしの道具の使い方』という番組に出演していらしたところを拝見して知っていました。

暮らしの道具の使い方では、俳優「菊池亜希子(きくち・あきこ)」さんが甲斐さんの仕事場を訪ねていたり、2人で表に出て街にある動物にまつわる物の写真を撮ったりしていたかと思います。街の野良猫などを撮るのではなく、動物の形をしたパンとか看板とかそういう意味です。

 

 

地元パンとは?

まず地元パンとは何ぞ?ということになりますね。地元パンの定義は「戦後すぐに創業したパン屋さんが長年作り続けているパン」だそうです。ご当地パンと言い換えても良いでしょうか。

惣菜パンや菓子パン、和菓子的なパン、洋菓子的なパン、多様なパンを作っているのは日本独自文化で、その土地々々の特色、お店の特色がパンに表れているということです。確かに他の国には見られないかもしれないですね。

地元パンは全国2000種類以上もあるそうですよ。甲斐さんは500種類を食べているとのことで、お一人で1/4食べるとは相当ですね。

 

 

地元パンが生まれた理由

日本独自の地元パンがどうやって成立したのか、その理由は第二次世界大戦後に学校給食制度が始まり、それによって和菓子屋や洋菓子屋をしていた人たちが学校給食の需要があってパン屋に転業した、という経緯があるようです。

給食で相当なパンが必要になったから皆が参入したということ。だから日本全国、津々浦々に地元パンがあるのですね。

甲斐さんはそういう戦後すぐからパンを作り続けている歴史のあるパン屋が作っているパンがお好きなのです。なるほど、これはとても良くわかります。良いですよね、昔ながらのパン屋の店舗の面構えもパンの面構えも。

これは私もよく分かるのです。先月沖縄に旅行に行った際に、沖縄のコンビニに入って沖縄にしか売っていないであろうパンばかり買っていました。沖縄で沖縄のパンを食べるのがとても旅行している気分になれたのですね。

番組で紹介された、ぐしけんパンの「なかよしパン」も購入して食べました。テレビで放送されたような大きさではなく、もっと小さい一人用にサイズダウンされた品でしたが。

また、甲斐さんは戦後に創業したお店は、今のようにデザイナーがいない時代ですから、看板やパンのパッケージを本職のデザイナーには頼めないので、看板なら地元の看板職人が、パッケージなら自分たちでデザインしたものが多いのです。

ですから、パンそのものを味わう前に、味わいのある看板を味わってからお店に入ると、パン選びがさらに楽しくなると仰っていました。これもわかりますね、今にはない昭和の趣きが漂いますもの。消さずに&消えずに残っていて欲しい文化です。

 

 

紹介された地元パン

  • 千葉:木村屋ベーカリー「カステラパン」 184円
  • 千葉:マロンド佐倉店「やぶれあんぱん」 216円
  • 千葉:山口製菓舗「サンオレ」 170円
  • 秋田:たけや製パン 「学生調理」 162円
  • 静岡県富士宮市:バンデロール 「のっぽパン」 160円
  • 福岡・久留米:東京堂パン国分店「ホットドッグ」 167円
  • 熊本:髙岡製パン工場「ネギパン」 200円
  • 島根:なんぽうパン「バラパン」130円
  • 広島:メロンパン「平和パン」 180円
  • 鹿児島:イケダパン「シンコム3号」 89円
  • 沖縄:ぐしけんパン「なかよしパン」 340円
  • 神奈川県横須賀市:ワカフジベーカリー「ポテチパン」 124円

番組で紹介されていた地元パンはこれらです。「平和パン」や「シンコム3号」、「なかよしパン」など、中にはパッケージデザインの味わいを紹介したくて映されていたものもありました。

「なかよしパン」のネーミングは「家族皆んなで分け合って食べよう」というところから来ているそうです。創業者の具志堅さんは戦争時ニューギニアに行っていて、戦後沖縄に帰還して、皆にお腹いっぱい色々なパンを食べて欲しいということでパン屋を始めました。

パッケージデザインは緑色のカエルが描かれているですが、これは自分が戦争から無事に帰ってこられたことから「帰る→カエル」から来ているということです。カエルの名前は、具志堅さんの名前を取って「しゅういちくん」です。そのまんま。

 

 

山口製菓舗「サンオレ」が気になる

上記で紹介された地元パンの中では、私は山口製菓舗さんの「サンオレ」が一番気になりました。マツコさんが食べていましたけど、もの凄く美味しそうに食べていたので。

 

赤毛のアン

 

ネットで調べたところ『Bakery & Cafe 赤毛のアン』というパン屋さんで「サンオレ」は販売されているみたいです。上記リンクが「サンオレ」の紹介ページ。

「サンオレ」はふわっふわのパンの中にタマゴサラダがたっぷり入っている品です。卵が不揃いに刻まれていることで独特の食感を味わえるとのこと。甲斐さんは「食べにくさも売り」と良い表現をしていました。「○○難さ」はマイナスではないという視点を私も持ちたいです。

マツコさんは端を千切って口に運んでいました。それでも「すごい出てきちゃう」というくらいにたっぷりのタマゴサラダが入っているのです。二口目からは千切らずにかじり付いていました。

「凄いいっぱい入っているのね、タマゴ(サラダ)が。これ美味しい……食べちゃった」とはマツコさん。

かなりボリュームがあるのでこれで170円なら安いと感じられそうです。卵好きタマゴサラダ好きタマゴサンド好きとしては是非食べてみたい。

 

 

おわりに

甲斐さんは地元パンの楽しみ方の3箇条を提案していました「地元の牛乳と一緒に食べる」「看板の写真を撮る」「ご主人に話しかける」です。私は最後は無理ですけど、看板やお店の建物は撮りたいですね。昭和を感じさせる建物が好きです。

それと地元パンは存続の危機に瀕しているとも甲斐さんは仰っていました。地元の方が個人で経営をしていらっしゃるお店が多いですから、ご主人の子どもさんが継がなければそこで閉店してしまうのですね。う〜ん、もったいない。

地元パンのパッケージやお店の看板のデザインは本当に良いです。昭和のフォントの面白さを強く感じました。何でしょうね、あの味わいは。

Amazonで調べたところ甲斐さんの著書に『地元パン手帖』なる本がありました。読んでみたい。

 

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