ディスディスブログ

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新キャラ「ニビ」に早速フラグが。長老会ラシャの正体は誰なのでしょうか? - アニメ『クジラの子らは砂上に歌う』6話の感想

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毎週日曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』が放送されています。

2017年11月12日の放送は第6話「明日、人を殺してしまうかもしれない」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ『クジラの子らは砂上に歌う』

TVアニメ「クジラの子らは砂上に歌う」公式サイト |

 

2017年11月12日の放送は第6話「明日、人を殺してしまうかもしれない」でした。

 

 

6話「明日、人を殺してしまうかもしれない」

3話で「印(しるし)」の一人で記録係をしている主人公「チャクロ」たちが暮らしている巨大漂泊船「泥クジラ」に、「帝国」の兵士「アパトイア」が多数襲来してチャクロの幼馴染みの女の子「サミ」たち多数の住人が殺されてしまいました。

一度目の襲来が終わった後、二度目の襲来の前に、泥クジラを牛耳る長老会はサミの兄で新たな酋長となった「スオウ」に対して、泥クジラを砂の海に沈め、集団自○をすることを決めたから島の住人に伝えてきなさいと言うのです。

スオウやチャクロたちからの反対にあい、泥クジラを砂の海に沈める計画は頓挫して長老会は島内での力を失い、スオウを新たなリーダーとして再出発した泥クジラは帝国と戦う選択をしました。

 

 

新キャラ「ニビ」 とオウニの謎

「サイミア(情念動)」を操れる「印」の中でも島で1,2を争う力を持つ「オウニ」、彼もスオウの味方となり帝国と戦う姿勢を見せたことで、士気は一気に高まっています。それまで戦闘訓練を受けていなかった島の印たちも戦闘訓練を始めていて、近々やってくる帝国の第二の襲来に備えて準備を進めています。

そんな中で当のオウニはある人物のことを思い出していました。それが新キャラの「ニビ」です。CVは「田丸篤志(たまる・あつし)」さん。

ニビは島に馴染めなかった少年時代のオウニにとって初めての仲間と呼べる存在です。ニビは帝国が襲ってくるときに遂行される泥クジラの作戦のメンバーには入れませんでした。泥クジラの作戦とは、敵戦艦「スキロス」が島に襲来した際に精鋭部隊をスキロス内に忍び込ませ、スキロスを動かす「ヌース」を倒して戦艦を沈めてしまおうというものです。

精鋭部隊ですから島のサイミアが強い印が集められ、オウニはもちろん、主人公の「チャクロ」やヒロインの「リコス」もメンバー入りしています。ニビは弱いですから選抜されませんでしたが、作戦準備中に押しかけて自分も部隊に入れてくれるよう懇願しています。

これは間違いなくニビの死亡フラグです。ニビは帝国の襲来による混乱に乗じて部隊と一緒にスキロス内に入り、そしてその中で絶命、それを目の当たりにしたオウニが怒りとともに能力を覚醒させる……という流れですね、これは。

ニビの回想によると「オウニはあるときから居住区の片隅に現れるようになった。誰が親なのか誰も知らない。どの班にも属していなかった」ということです。オウニの親は誰なのか、オウニがどうして強いサイミアを持っているのか、この辺りの謎は物語の鍵になっているかもしれません。

オウニはヌースと関係している何者なのか、それとも彼の先祖が帝国の重要な立場にいたのか……そういうところでしょうか。ヌースは人間の感情などを食べて生きていますが、逆にヌースから力を得る人間がもしかしたらいるかもしれません。

 

 

ラシャの正体は誰か?

以前からちょいちょい画面に映っていた長老会の一人「ラシャ」が、新酋長となったスオウの前に現れました。ラシャのCVは「横尾まり (よこお・まり)」さん。

ラシャは印の子供たちにも戦闘訓練をさせていることを指摘し、スオウに「子供たちは明日明日、人を殺してしまうかもしれない。明日死んでしまうかもしれない。それをお前が決めたんだ」と話していました。

スオウが子供たちに戦闘訓練をさせている理由は、印の人間は20代から30代までしか寿命が保たず、20代になるとサイミアの力が落ちてくるため、帝国に抵抗するためには10代(もっと若い子もいるかもしれません)の子供に頼る他ないのです。

このラシャは、街の人が話す噂には「まだ長老会に入って2年しか経っていない」「でもずいぶん足取りがよろよろしている」とありました。謎が多い人みたいです。

 

ラシャは一体何者か?という疑問が当然のごとく浮かび上がる訳ですが、ラシャは女性で、自警団のリーダー「シュアン」の母親ではないかと私は考えています。

ラシャは、フードを被って全体像がわかりにくいですけど、髪色と雰囲気がどこかシュアンに似ているように私には見えました。

そのシュアンは彼の妻「シエナ」に対して、自決の用意をしておけ、死体も醜いのはいけない、と心ない言葉をかけていたことも、ラシャとシュアンの関係が血縁かなと思わせるのです。

シュアンのこれまで言動は、まるで泥クジラを襲う帝国の無感情の兵士「アパトイア兵」です。そのもの。不自然なくらいに感情がまるでありません。

子どもに戦闘訓練をさせているスオウを責めるような発言をしたラシャ、感情を捨て(奪われ?)戦闘に特化したシュアン。仮に、シュアンが後天的に今の感情のない人間になってしまったとするなら、だからこそラシャはスオウに子どもに戦闘訓練を受けさせていることを責めたのかなとも考えられます。自分に向けて言っているのかもしれません。

ラシャは、子供から感情を奪い戦闘マシーンにする選択をしてしまったのでしょうか? ラシャの外見が年齢よりも老けているのも、もしかしたら命をシュアンに分け与えている可能性もありますね。

だとなるとラシャとシュアンの過去に何があったのか、シュアンの父親が誰なのかがとても気になるところです。

 

 

ネリとエマ

帝国の第二波が来る前日でしたか、チャクロの前に不思議少女「ネリ」が現れました。ネリは確か前回、泥クジラを動かしているヌース・ファレナに吸収されたはずですが……。

チャクロはネリを見て「ネリじゃない。君は誰?ネリはどこにいるの?」と言います。するとその少女は「あの子はママのお腹の仲に帰(還)ったわ。ママの傷を癒やすために」と答えました。さらに「私の声、ちゃんと聞こえているのね!」と喜び、「久しぶりに人と話したんだもの」とも言っています。

少女は名前を「エマ」といい、ネリと血を分けた双子だそうです。あくまで自称ですが。

エマはチャクロに「絶対にこの島を守って。地下で皆を守るって言ったわよね(5話)? ずっと永遠に皆で生きていきましょうよ。約束よ」「あんたが生き残ることができたらファレナ(泥クジラ)の秘密を全部教えてあげるわ」と言いました。

大人しく争いを好まない雰囲気のネリと違って、エマは無邪気で小悪魔的な感覚を持っているようです。「絶対にこの島を守って」には「手段は選ばず」という言葉が含まれていると受け取れます。戦闘を厭わない感じ。

う〜ん。これはどういうことでしょう? 私はネリはヌース・ファレナの分身と思っていましたが、そうではないのでしょうか。分身であっても考え方や性格は同じではないということでしょうか。

 

 

おわりに

そういえば、6話でリコスがチャクロのために服を作ってプレゼントしていました。渡した後に頬を赤らめていましたから、リコスがチャクロを好きになっているのでしょう。

6話ラストで再び帝国が泥クジラに襲いかかっています。スキロスに乗ってあの狂気じみた「リョダリ」がやって来るのですね……異常性を演出したいのでしょうけど、あれは不快なだけで全くと言っていい程魅力を感じないキャラクターでしたから、ちょっとあれです。