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ひなたについて「彼女は僕の大事な人」と言う零に林田先生が大興奮でした - アニメ『3月のライオン』27話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2017年11月11日の放送は第2シリーズ5話、第27話「Chapter.54 想い」「Chapter.55 告白」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2017年11月11日の放送は第27話「Chapter.54 想い」「Chapter.55 告白」でした。

 

 

第27話「Chapter.54 想い」「Chapter.55 告白」

25話で、本作の主人公「桐山零(きりやま・れい)」が普段世話になっている「川本(かわもと)家」の次女「ひなた」が、通っている中学校のクラスメイトからイジメを受けている話に突入しています。26話ではその内容が明らかになり、ひなたがそれでも自分は間違ったことはしていないと断言、零はその言葉に救われています。三姉妹の祖父「川本相米二(かわもと・そめじ)」は勇気を出して友達を助けたことを自慢の孫だと褒めていました。

 

 

林田先生に相談

零は通っている高校で1年の時に世話になった教師「林田高志(はやしだ・たかし)」先生に「ひなた」のイジメの件を相談しました。

林田はイジメの件で相談があると零が言ってきたことで、まず零がイジメに遭っていると受け取ったようですけど、零は自分の場合は無視されている(視界に入っていない?)だけだし自分はプロだから問題ないと言っていました……何のプロだよと、それでいいのかと。全然大丈夫じゃないですが、彼には最近学校にも居場所がありますね。

 

 

イジメ問題の難しさ

次に林田先生は、「ひなた」が家族に話したことが大きかったと言いました。イジメの被害者がイジメのことを誰にも話さないで一人で抱え込んでしまうことが一番不味いんだと。そうなるともっと悲しい結末になっていたかもしれない、はっきり書くと死に至っていたかもしれないということですね。

話を聞いた林田先生はイジメ問題は難しく、絶対的な解決案がないと言っています。イジメの案件一つ一つに、被害者と加害者、傍観者、観衆、それぞれの親が居て、立場ごとの考え方があり、案件ごとに人物の性格や考え方や配置が異なり、案件ごとに答えがあるためです。過去上手くいった方法をそのまま取り入れたとしても、「ひなた」へのイジメが解決するかはわからないということです。

だからと言って諦めてはいられません。諦めてしまったら何も進まないですから。

林田先生は零や「あかり」たち周囲の人間にとって大事なことは、被害者本人の意向をきちんと聞くことだと言います。「ひなた」はどのような解決を望んでいるかが一番大切です。

本人が大事にしたくないと思っているのに、本人そっちのけでお互いの家族や周囲の人間が突っ走って騒ぎ立ててしまうと、結果的に学校中に騒ぎのことやイジメのことを広めてしまうかもしれず、そうなると仮にイジメが鎮静してもそこに本人の居場所はなくなるかもしれない、それでは意味がないのです。

意外に効果が高いことは「相手に何かされたときその場で『止めて』と言えること」だとも林田先生は言っています。しかし言える言えないは本人の性格次第だからとも言っていました。

 

 

彼女は僕の大事な人

林田先生は零に「ひなた」がどんな子かを聞いています。零は事細かに「ひなた」の特徴を挙げていくので、林田先生は零が「ひなた」のことが好きなのではと考えるようになります。一人で高揚してフラグ立ってる?など心で言っていました。

先生の「ひなちゃんは大事だったりするの?」という質問に対して、零はそんな先生の心理に気づかずに「彼女は僕の大事な人です」「彼女のためなら僕は何だってするつもりです」と答えるのですね。

これは余計に先生を誤解させてしまう!と思ったところで、「だって彼女は恩人なんです」と、必死に解決策を探している自分を説明していました。

 

 

零が恋愛を超えてできること

「ひなた」を助けるためなら何だってすると心に決めた零が今しようとしていることは「お金を稼ぐ」ことです。

学校へ行かなくなった場合を考えて高校受験が終わるまで家庭教師を雇うにも、弁護士にイジメ被害を相談するにしてもお金はかかりますから、そのための準備を今しておこうと、ひなたに関係するお金は全て自分が捻出しようとしています。家族でもないのに。

零はどうやってお金を稼ぐのか、それはもちろん将棋ですね。零は今年予定されている対局全ての対局料を具体的に算出していて、出来る限り全てに勝利したいと考えているようです。

林田先生は零がひなたのために燃え上がってしまっていることの痛々しさに引いてしまったのか、彼の暴走(?)を止めることができずに帰らせてしまいました。家族のような付き合いをしているといっても、そこはやはり他人同士ですから、そんな人が他所の家庭の事情に、それも金銭面で介入しようとしていることは、やはりちょっと……ということですね。零が「ひなた」にしてあげられることは他にあるのではないかと。

 

 

二海堂の勘違い? 

零を心友を呼ぶ「二海堂晴信(にかいどう・はるのぶ) 」は、対局で負けたのでしょう、これまでになく悔しがる様子を見せる零に対して、零がようやく将棋に対して激しく感情をぶつけるほどになったと、彼に対して感じていたもどかしさから解放された喜びに満ち満ちていました。画像のように涙を流してまで喜んでいます。

先程書いたように、零は将棋のことを考えているというよりその先のお金のことばかりを考えているのですが……将棋に勝ってトーナメントに優勝するとなればお金はもっと入る訳で、それは零としても二海堂としても望むところでもあり、結果オーライです。

 

 

あかりの心

長女「あかり」は家に零を誘って2人で夕飯の下準備をしています。カレーでしたっけ。

そこで「あかり」は「ひなた」のイジメの告白を聞いたときに、何でもっと早く言ってくれなかったのか何でもっと上手く立ち回れなかったのかと思ってしまった、正義なんてどうでもいいから逃げて欲しかった、と正直に白状しています。

話を聞いた零は、母親が亡くなって自分が「ひなた」の母親代わりをしてきた「あかり」が、イジメを「ひなた」に対してそのように(上記)考えてしまうことは、家族として当たり前のことだと慰めました。家族に辛い目に遭ってもらいたくないと思うことは普通だと。

また、自分がひなたの言葉に救われて恩人と思っていることを話し、母親代わりとして「ひなた」をそのような行動を取れる子に育ててくれた「あかり」もまた自分にとっては恩人なのだと言いました。

 

 

おわりに

画像は二海堂と「ひなた」の妹「モモ」ですね。

零は「ひなた」から遊園地のボール当てゲームで当てた景品をもらっていました。零が猫になったようなぬいぐるみ(?)が付いたキーホルダーで、零に似ていると思ったのだそうです。零はそれを喜んで受け取っていました。大事にするでしょうね。

お金で介入しようと突っ走ってしまっている零ですけど、結婚をしてしまえば介入も何もないので、そういうことになるのでしょう。零は「ひなた」に対して生涯をかけて返すほどの恩義を感じているのですから、恋愛を飛び越えて結婚を考えても何ら不思議ではありません。零は既に社会人として生活をしているのですから、一般の高校生とは少し考え方が違って当然です。

まぁ「ひなた」が零をそういう対象として捉えることができるかどうかが問題なのですが。