ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

前野朋哉さん演じる新キャラ「アサリ」の芸である「俄(にわか)」とは何でしょうか? - 朝ドラ『わろてんか』31話の感想

スポンサーリンク

NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年11月6日放送の31話は藤吉と「てん」による寄席小屋探しが始まりました

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

『わろてんか』第5週「笑いを商売に」

www.nhk.or.jp

 

2017年11月6日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第6週「ふたりの夢の寄席」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は幼少期が明治35年(1902年)でしたから、第6週現在はそれから10年後、明治45年ほどでしょうか。

本作のヒロイン「藤岡てん(ふじおか・てん、演:葵わかな)」は17歳です。「てん」は幼少期に京都の「薬祭り」で出会った大阪の旅芸人一座の芸人「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」と恋に落ち、藤吉の実家のある大阪は船場(せんば)の老舗米問屋「北村屋」へと駆け落ちしました。

ところが、藤吉の母で「ごりょんさん(女将さん)」こと「北村啄子(きたむら・つえこ、演:鈴木京香)」は「てん」を嫁とは認めず、「てん」を女中として北村屋で働かせます。

藤吉は啄子に「てん」を自分の嫁に認めてもらうべく、イギリス製の「電気式髪結い機」、いわゆるパーマ機を大量に仕入れて、店の借金を返そうとしました。購入資金は実家の家と土地を担保に借金をして。案の定パーマ機は欠陥品で、藤吉は大量のパーマ機と一緒に多額の借金を抱えることとなりました。

啄子にも借金の返済は無理と判断されたようで、啄子は店を畳む決意をし、店と土地を不動産屋に売った金で借金を返済しました。家と職ををなくした藤吉たち、藤吉のかつての芸人仲間たちから彼らが住まう貧乏長屋を紹介してもらい、そこに住むことになりました。

 

 

藤吉たちの寄席小屋探し

藤吉は「てん」からの提案で寄席小屋を経営することに決めています。まずは小屋探しです。

啄子は藤吉に寄席小屋経営などせずにまっとうな仕事に就いてもらいたいと考えているため今でも反対の立場です。藤吉はそんな啄子から1ヶ月の猶予をもらって、その間に何とか寄席小屋を見つけようとします。

ところがそう簡単に見つかるはずもなく年を越してしまい、正月、掘り出し物の寄席小屋が見つかるようにお参りに行こうと藤吉と「てん」がお参りをした小さな社の目の前に「端席(はせき)」の寄席小屋を見つけました。端席とは場所が悪く人通りも少ない、あまり良くない寄席のことだそう。

あまり良くない寄席小屋であるはずなのに、藤吉は直感で何か良いなぁと感じた様子。

 

 

アサリと岩さんと亀井

今回31話から新キャラクターが登場しています。正確には30話のラストシーンからですけど、31話が実質的な初登場でしょう。「アサリ」と「岩さん(がん・さん)」です。

アサリは歌舞伎役者に憧れを抱いていましたがなれなくて、俄(にわか)を演じる芸人になった人だそうです。何かにつけて「キース(演:大野拓朗)」と対立するキャラみたいです。岩さんは怪力の持ち主で、握力のみでクルミを割っていました。それが芸なのでしょうか。

アサリは「前野朋哉(まえの・ともや)」さん、岩さんは「岡大介(おか・だいすけ)」さんが演じています。岡大介さんは朝ドラでよく見かけるイメージがあります。

それと、31話ラストで藤吉たちが見つけた寄席小屋の席主も初登場をしていました。席主の名前は「亀井庄助(かめい・しょうすけ)」といいます。亀井は「内場勝則(うちば・かつのり)」さんが演じています。

亀井は「元」席主だそうで、藤吉が見つけた正月なのに戸を閉じている、廃業した寄席の席主だった男です。藤吉たちはこの寄席小屋を買い取るか引き継ぐかして開業する流れになりそうです……が、亀井の様子を見るとそう簡単に藤吉に譲ってはくれなさそうです。

 

 

アサリの俄(にわか)とは何か?

俄(にわか)とは、江戸時代から明治時代にかけて、宴席や路上などで行われた即興の芝居。

(略)

内容は歌舞伎の演目の内容を再現したものや、滑稽な話を演じるものがあったようである。遊廓などで、多くは職業的芸人でない素人によって演じられた。

- 俄 - Wikipedia

俄のWikipediaにはこのように書かれています。寄席の席や路上で歌舞伎の演目などを演じる芸人さんのようですね。

 

 

おわりに

ごりょんさんは、結局長屋に馴染みそうな雰囲気がありますね。もち米の代わりに雑草で餅を作ってるキースたちに、「始末の極意」として塩もケチって梅干しを使うことを教えていました。

梅干しは食べるのではなく、梅干しを見るだけで唾液が出てくるので、唾液が出た隙に草餅を食べれば塩も節約できるとか何とかいう話だったかと思います。でもそれは始末の極意ではなく単なるドケチ……。

開業資金に関しては、藤吉は店を始めてからの日々の売上から支払うつもりです。先週末に放送された次週予告を観る限り、そんな上手いこと行かないと思いますのでやはりお金は必要なはずです。