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間違ってなんかないと断言する「ひなた」は優しく真っ直ぐで強い。小学生の零も救われました - アニメ『3月のライオン』26話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2017年11月4日の放送は第2シリーズ4話、第26話 「Chapter.52 てんとう虫の木②」「Chapter.53 てんとう虫の木③」「Chapter.54 想い」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2017年11月4日の放送は第26話(第2シーズン4話)「Chapter.52 てんとう虫の木②」「Chapter.53 てんとう虫の木③」「Chapter.54 想い」でした。

先に書いておきますけど、私はイジメシーンがとにかく見るのが苦手で(得意な人はいないと思いますが)、本放送を観ただけで観返していないです。ですから間違ったことを書くかもしれないです。ご了承いただければ幸いです。

 

 

26話 「Chapter.52 てんとう虫の木②」「Chapter.53 てんとう虫の木③」「Chapter.54 想い」

前回25話は、本作の主人公「桐山零(きりやま・れい)」が普段世話になっている「川本(かわもと)家」の次女「ひなた」が、通っている中学校のクラスメイトからイジメを受けているのではないかと感じさせる描写で終わっていました。

今回26話では、ひなたがイジメを受けていたことが判明し、その経緯が語られていました。

 

 

ひなたがイジメられた経緯

ひなたは新学期で中学3年生になりクラス替えをしました。新クラスでは小学生の頃から仲の良かった「佐倉ちほ」が、「高城めぐみ」たち友達グループから仲間はずれにされ、どんどんイジメへとエスカレートしていきました。

ひなたはそんなちほを心配して寄り添おうとします。ひなたの周りの友達はちほに関わるとひなたまでイジメられるとか、自分は受験で精一杯だからとか、担任教師までも見て見ぬふりをしています。この担任教師が非常にたちが悪いです。事なかれ主義なのですね。

ちほは次第に学校を休むようになって、しまいには父親の単身赴任先の岩手(でしたか?)に母親とともに引っ越してしまいました。ちほが転校すると、今度はいじめっ子のイジメの標的がひなたに変わって……ということです。

ちなみに、佐倉ちほのCVは「西明日香(にし・あすか)」さん、イジメっ子グループの主犯「高城めぐみ」のCVは「悠木碧(ゆうき・あおい)」さんです。

 

大泣きをしながら話したひなたに対して、話を聞いていた川本三姉妹の長女「あかり」は今にも泣きそうな悲しそうな表情で、でも泣くのをぐっとこらえてひなたの側にいてやり、また三女の「モモ」はひなたに呼応するように大泣きです。零の表情は怒りに満ちているようでした。

 

 

私のしたことは絶対に間違ってなんかない!!

優しい性格で曲がったことが大嫌いな故にイジメられたひなた、何と生きづらい世の中でしょう。

話をした後にひなたは、夜に一人で外へ走り出してしまいました。さすがに夜の街に女子中学生が一人でいることは危険です。すぐさま零がひなたを追いかけます。

ひなたが暗闇で段差が見えずに躓き転んで、それと同時に大泣きを始めます。追いついた零。ひなたは零に言ったのか自分に言い聞かせたのか以下の言葉を言っています。

「(ちほを助けようとしたことを)後悔しないっ! しちゃダメだ! だって私のしたことは絶対に間違ってなんか、ないっ!!」

この言葉に救われたのは零でした。零は小学生のころ学校で孤立をしていて気配を消すために休み時間などは校庭の隅に隠れて将棋の本を読んだりしていました。てんとう虫が寄り付く木の下で。

「不思議だ。人はこんなにも時が過ぎた後で、全く違う方向から嵐のように救われることがある……」

 

小学生の頃の自分が、現在のひなたの言葉によって救われたと零は感じたのです。自分の心の傷を癒やしてくれたひなたの手を取り、零はこういうのでした。

「一生かかっても、僕は君に恩を返すよ」

零がひなたに惚れた瞬間でもあるのかもしれません。プロポーズとも受け取れますからね、この台詞は。

 

 

俺の自慢の孫!!

翌日、ひなたが学校から帰る途中に零が待っていて、2人で図書館へ通いました。図書館で零はひなたのために和菓子の本をたくさん探してきて、一緒に見ていました。

そう言えば以前、学校に行くのが辛かったら図書館に避難しよう的なツイートがTwitterで話題になっていましたが、そういう少しでも現実の辛さを忘れる瞬間ってあった方が良いですね。逃避しっぱなしは良くないかもしれませんけど逃避すること自体は悪ではないはず。

ひなたに対して零はあまり話しかけず寄り添っているようです。一見大人しく見えるその胸の中では、「(イジメっ子を)八つ裂きにしてやりたいと思ったが、そんなんじゃ解決にならない」と考えています。暴力では何も解決しないから、ひなたのために今自分ができることを考えるんだと。

夕方になり2人で川本の家に戻ると、三姉妹の祖父「川本相米二(かわもと・そめじ)」が来ていて、食卓にはたくさんの料理が並んでいます。あかりがひなたの好物ばかりこしらえていました。

ひなたと相米二とあかりとモモ、それと零の5人で卓袱台を囲みます。そこで、あかりからイジメの件を聞いていた相米二はひなたに対して、友達を助けたことは凄い勇気だ、何一つ間違っちゃいないから胸を張れ、俺の自慢の孫だと褒めるのです。

家族からの温かい言葉に救われたひなた、大粒の涙を流しながらご飯を食べていました……。

 

 

おわりに

イジメられた経験のある人にとっては特に辛い回でしたが、ひなたが零や家族の温かさに包まれていたことが何より救いでした。辛いばかりでなかったことは良かったです。

ただし、ひなたへのイジメが続いていることは事実ですから、イジメを止めさせる手段を講じなければならないでしょう。零は高校の元担任教師「林田高志(はやしだ・たかし)」先生に相談するのでしょうか。

零はおそらくひなたに結婚を申し込むでしょうね。既に零はプロとして生活をしているのですからお金の問題はないです。法的に結婚できる年齢になり次第、プロポーズしそうな勢いです。結婚して欲しい。