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ごりょんさんの「申し訳ごありません」が聞き慣れない言葉でした - 朝ドラ『わろてんか』30話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年11月4日放送の30話は北村屋が店を畳んで新居に移りました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

『わろてんか』第5週「笑いを商売に」

www.nhk.or.jp

 

2017年10月30日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第5週「笑いを商売に」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は明治35年(1902年)の10年後、明治45年ほどでしょうか。本作のヒロイン、京都の老舗薬問屋「藤岡屋」の娘「藤岡てん(ふじおか・てん、演:葵わかな)」は17歳です。

幼少期の「てん」が「薬祭り」で出会った大阪の旅芸人一座の芸人「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」と久しぶりの再会を果たし、藤吉から求婚された「てん」は父「藤岡儀兵衛(ふじおか・ぎへえ、演:遠藤憲一)」から勘当をされても尚、藤吉と結婚することを選んで、2人で藤吉の実家のある大阪は船場(せんば)の老舗米問屋「北村屋」へ駆け落ちしました。

ところが、藤吉の母で「ごりょんさん(女将さん)」こと「北村啄子(きたむら・つえこ、演:鈴木京香)」は「てん」を嫁とは認めず、女中としてなら家に置いてやらないでもないと言い放ちます。「てん」はそれでも良いと女中の立場を受け入れ、何とか認めてもらえるよう女中の仕事に精を出しています。

 

 

家と土地を売って借金の返済

藤吉は、芸人時代の相棒「キース(演:大野拓朗)」からイギリスで開発された「電気式髪結い機」、いわゆるパーマ機を売れば金になると儲け話を持ちかけられ、話に乗って自宅と土地を担保に多額の借金をして1000個でしたか、大量のパーマ機を購入したものの、そのパーマ機が欠陥品で、多額の借金と大量の在庫を抱えてしまいました。

どうにもすることはできず、借金返済のために啄子は店を畳むことを決意、不動産屋に土地と家を売り、売ったお金で啄子の夫(藤吉の父親)が女遊びで作った借金と藤吉がパーマ機で作った借金を返済しています。身が綺麗になりすぎるくらいに綺麗になりました。

 

 

ごりょんさん「申し訳ごありません」

藤吉と「てん」は寄席小屋の経営を始めようとしています。寄席小屋経営に反対する啄子は当初、里に帰ろうとしていました。里に身寄りはいないみたいですが……しかし、貧乏暮らしは賑やかな方が楽しそうだと「てん」は一緒に暮らすことを提案しています。藤吉も同じ思いです。

啄子は家も決まっていないだろうと抵抗していましたけど、そこはドラマ、タイミングよく芸人の「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」が新居を見つけてきてくれ、啄子の逃げ場(?)はなくなりました。諦めて一緒に暮らすことに決めたようです。

北村屋の家との別れの日、何十年と過ごしてきた我が家を手放す寂しさと、特に啄子としては長く続いた店を潰してしまった申し訳無さを痛感しているようです。

啄子は北村家の家訓「始末・才覚・算用」が書かれた額に向かって正座をし、「申し訳ごありません」と言いながら頭を深々と下げるのでした。

 

 

新居は芸人長屋

吉蔵が見つけてくれた新居へ着いた藤吉と「てん」と啄子の3人、戸を開けるとそこにはキースや吉蔵、他の芸人たちが既に家に入って引越し祝いの宴会を始めていました。

そう、キースたちが住む芸人が集う貧乏長屋、芸人長屋が「てん」たちの新居だったのです。

 

 

おわりに

今日で30話、30話というと物語の1/5ほどが終わったことになります。早いものですね。

30話で気になったのは啄子の「申し訳ごありません」ですね。大阪ではそのように言うのでしょうか? 少なくとも私の地元では聞いたことがない言葉です。何だか「申し訳ございません」と「申し訳ありません」を足したような言葉ですね。

次週は第6週「ふたりの夢の寄席」です。「てん」たちが早速寄席小屋を手に入れて経営を始める流れです。寄席小屋の開業資金は、おそらく「てん」の実家の「藤岡屋」が出してくれたのではないかと思います。「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」に頼るのはさすがに虫が良すぎるでしょう。藤吉がそれを受け入れないでしょうし。

予告で、「てん」は「あの人を日本一のセキシュにしたいんです」と言っていました。セキシュは漢字にすると席主でしょう。席主の意味は「亭主」と同じかなと思っていますけど違うかもしれません。「あの人を日本一の席主にしたいんです」とは、「藤吉を日本一の寄席小屋の亭主にしたい」という意味かと。