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螺旋力とは何か、アンチスパイラルとは何か、人類殲滅システムとは何かがわかりました - アニメ『天元突破グレンラガン(再)』18話の感想

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毎週木曜日(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『天元突破グレンラガン』が放送されています。再放送です。

2017年10月26日の放送は18話「聞かせてもらうぞこの世界の謎を」でした。

 

  

目次 

 

 

アニメ『天元突破グレンラガン(再)』

天元突破グレンラガン

 

2017年10月26日の放送は第18話「聞かせてもらうぞこの世界の謎を」でした。前回17話から3部に入ったということでサブタイトルなどのフォントが変わっています。

 

 

18話「聞かせてもらうぞこの世界の謎を」

王都「テッペリン」にて獣人たちの王、螺旋王「ロージェノム」を倒した主人公「シモン」たち「大グレン団」は、その7年後、王都テッペリンがあった場所に新都「カミナシティ」を建て、大文明を築いていました。螺旋王が残したテクノロジーが文明の構築に大きく寄与しているとのこと。

新政府の総司令にはシモンが就き、ロシウが総司令の補佐官でしょうか。その他大グレン団の主要メンバーは政府の要職に就いています。「ヨーコ」はカミナシティを離れている模様。

ロージェノムが倒れた際に「100万匹のサルがこの星に満ちたとき、月は地獄の使者となりて螺旋の星を滅ぼす」という謎メッセージを残していたことで、ロシウを中心にこの7年間、言葉の解析を進めていました。

サルとは人間のことを示し、月から何かが攻めて来ると捉えていて、月に探査ロケットを打ち上げるなど彼らなりにメッセージ解析の努力はしてきたようでした……が、とうとう地上の人類が100万人に達してしまいます。

そのとき、カミナシティ上空に飛行物体が突如として現れ、地上を攻撃し始めました。月からワープしてきたようで、「ギミー」や「ダリー」の「グラパール隊」が機体解析のため接近しましたが捕らえることができません。飛行物体は都市部に攻撃をしたことで、国民を守ることを最優先にしたいシモンはロシウたちの静止をはねのけて物体を破壊してしまいます。

また同時に、ロージェノムの娘でヒロインの「ニア」の身体が異常をきたし、身体中に赤く光る模様が走って、自我を失い、宙に浮いた状態で「地球人類に告ぐ、我々、反螺旋族『アンチスパイラル』は地球人類が螺旋力危険レベル第2段階に達したと判断、これより『人類殲滅システム』を発動します」とカミナシティの人類に告げていました。宣戦布告です。

長いですが、ここまでが17話。

 

 

ロージェノムの生体コンピュータが語った言葉 

実はロシウはロージェノムの生体コンピュータを生成していました。ロージェノムの知識と記憶から頭部を再現したということかと思います。

ロシウはどうしてそのようなことをしたかというと、例のメッセージの真意を問おうとしたようです。螺旋の力とは何か、アンチスパイラルとは何か、それらが人間とどのように関係しているのか。つまりこの世界の謎を問うています。サブタイトルの「聞かせてもらうぞこの世界の謎を」回収です。

かなり長い台詞でした。ロージェノムの生体デバイスはだいたい下記のようなことを言っていました。要約が間違えていたら申し訳ありません。

「螺旋力」とは進化する力、螺旋遺伝子を持つ生命、螺旋構造を持つ銀河も、全て象徴する螺旋エネルギーにより無限増大する、それが宇宙の理だそうです。その螺旋の力を恐れる「半螺旋族=アンチスパイラル」が現れ、ロージェノムたちは螺旋族は半螺旋族と戦うことになりました。獣人やガンメン、テッペリンは全て半螺旋族との戦いのための螺旋族の兵器として本来は造られました。ラガンもそう。

螺旋族と半螺旋族による宇宙での戦いは半螺旋族が勝利しました。螺旋族はそれぞれの母星に逃げ帰り、その一つが地球です。半螺旋族は螺旋生命反応のある星に対して「螺旋生命体殲滅システム」を配置し、地上の螺旋生命体が一定数を超えるとそれを感知し起動します。現在のシモンたちの状況がそれです。

ロージェノムは地球の人間を一定数に抑えるために、人間を地下に押し込めていました。つまり彼らなりに地球人類を守ろうとしていました。シモンたち螺旋の本能に従って地表に出てきた者たちを抑えようとしていたのが本作2部までの内容です。シモンたちのら戦力に血が騒いで戦ったロージェノムもまた、螺旋の本能に抗うことはできなかったようです。

 

 

ニアはメッセンジャー

急変したニア、17話で地球人類に宣戦布告をした後どこかへ消えてしまいました。シモンは彼女を捜し出し、元のニアへ戻るように言います。

ところがニアは「それは無理です。私はアンチスパイラルのメッセンジャー、螺旋遺伝子の中で生息し、螺旋生命体殲滅システムを起動したときに目覚める仮想生命」と答え、シモンの要求を拒絶しています。

 

 

人類殲滅システムとは何か?

人類殲滅システムとは何かというと、半螺旋族から螺旋族に向けた最終勧告です。どうやって殲滅させるかというと「月が軌道を離れ地球に激突する」とニアとロージェノムの生体コンピュータは言っていました。

 

 

ロシウのクーデタ?

ロージェノムの言葉にロシウは戦慄しました。奴の言葉はカミナシティの人類に言えるはずがありません。内々に留めるつもりでいましたが……17話の宣戦布告時のように、ニアがカミナシティの人間に全て話してしまいました。

カミナシティは大混乱です。人々が大挙として集まり新政府への非難を強めています。ロシウに投石する者まで現れ、暴動に発展するのもそう遠くなさそう。危険を感じたロシウは民衆を鎮める措置として、グレンラガンでアンチスパイラルの戦闘兵器「ムガン(無顔?)」を倒して戻ってきたシモンを逮捕する方法を選択しています。

これは見ようによってはロシウの裏切り、クーデタです。

 

 

おわりに

シモンは投獄されるでしょう。殺されはしないはずです、主人公なので。それによって民衆の暴動は落ち着くでしょうけど、アンチスパイラルに対抗するためにはシモンとグレンラガンの力が必要不可欠なはずですから、ロシウは敗北して失脚する流れにあります。

ロシウが悪者扱いされそうです。しかしロシウはロシウなりに人間を守ろうと最善の策を講じてきたのでしょうし、悪くは言えないですね。ただやはり物語は力こそパワーなのです。