NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年10月10日放送の8話は「てん」が自分の恋に気が付きそうな様子でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
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『わろてんか』第2週「父の笑い」
2017年10月9日月曜日の放送から朝ドラ『わろてんか』は第2週「父の笑い」です。
第1週では『わろてんか』の時代設定は明治35年（1902年）でしたが、6話ラストで時代が進んでいるためその10年後ほどになるのでしょうか、本作のヒロイン、京都の老舗薬問屋「藤岡屋」の娘「藤岡てん（ふじおか・てん、演：葵わかな）」は17歳になりました。
「てん」が「薬祭り」で大阪の旅芸人一座の芸人「北村藤吉（きたむら・とうきち、演：松坂桃李）」に出会い、「てん」は自覚があるかわかりませんけど藤吉に惚れていて、また藤吉にとっては自分の芸で初めて笑ってくれた人といこともあって、藤吉から定期的に手紙が届く間柄になっています。
伊能栞のイケメンっぷりに女性陣が色めき立つ
7話終盤で「てん」の父の儀兵衛が、大阪の「伊能製薬」という先進的な薬品会社の社長を訪ねていました。「藤岡屋」は伊能との関係を深めたいと考えていて、伊能側も信頼のある老舗薬問屋の藤岡屋さんならと好印象を持っています。
両者の関係を深めるために家と家の結びつきが肝心と、伊能は伊能の息子、次男と言っていましたか、「伊能栞（いのう・しおり、演：高橋一生）」の嫁に「てん」を要求していきました。お見合いですね。
儀兵衛は京都に戻るやいなや「てん」に伊能の話を聞かせ、伊能栞の写真を見せました。儀兵衛としては伊能からの申し出はありがたい話で、「てん」も受けるものと考えているのでしょう。
母の「藤岡しず（ふじおか・しず、演：鈴木保奈美）」も妹の「藤岡りん（ふじおか・りん、演：堀田真由）」も、付き女中の「トキ（演：徳永えり）」も、栞の写真見て、東京の帝大卒業後に貿易会社を任されている経歴を聞いて、色めき立ちます。惚れそうだと。
しかし、肝心の「てん」本人は藤吉のことが引っかかっていて……乗り気にはなっていません。いや、女性陣でも祖母の「藤岡ハツ（ふじおか・ハツ、演：竹下景子）」は栞を気に入っていなかったですね。蝶々結びが気に入らんそうです。栞がしている蝶ネクタイのこと。
てんと風太の喧嘩と仲直り
それと「てん」の従兄で「藤岡屋」で丁稚をしている「武井風太（たけい・ふうた、演：濱田岳）」も栞を快く思っていません。彼の場合は「てん」への恋心がそうさせているので、藤吉のことも快く思っていないですけど。恋のライバルなので。
風太は藤吉からの手紙についてももう自分は伝書鳩はやらないと言い始めました。見合いはいい機会だから旅芸人のことなんてさっさと忘れろと。「てん」が藤吉とどうにかなるのなら、気に食わないものの栞と一緒になる方がずっとマシだと考えてのことでしょうか。
風太はそんなものを持っているからあかんのやと、「てん」が箱に入れて大事に取っておいている藤吉からの手紙を燃やそうととします。当然「てん」は必死に抵抗します。風太と「てん」で手紙を取り合いになり、両方から引っ張り愛になり……手紙は破けてしまいました……あるある展開。
喧嘩をした2人、「りん」もトキも「てん」の味方で、風太は孤立です。しかし、風太の様子がいつもと違っていることを、兄の「藤岡新一（ふじおか・しんいち、演：千葉雄大）」が鋭く察知して、「てん」が出かけるところを呼び止めて、風太が今までいかに儀兵衛に手紙のことがバレないように腐心してきたかを、それとなく話していました。新一は手紙のことを知っていました。鋭いです。
風太が自分のことを思って今までずっと自分のために体を張ってくれたことを改めて思い返し、「りん」が風太を許すことにしました。従兄ではありますが兄妹（姉弟？）のようでもあるのですね。ただそれは風太にとっては恋の対象にはなっていないことを意味してもいますけれども……。
おわりに
藤吉は「てん」に手紙を書いていました。嘘を書いているようです。大方の予想通り、寄席でトリを務めるような芸人にはなれていないのでしょう。「キース（演：大野拓朗）」から次の旅先は京都の「薬祭り」だと聞かされて狼狽していました。「てん」に嘘がバレてしまいますからね。
「リリコ（演：広瀬アリス）」は、藤吉が未だ「てん」に執心している様子を快く思っておらず、藤吉が「てん」に宛てて書いていた手紙を燃やしていました……嫉妬は怖い。
燃やす流れで、「藤岡屋」の薬品倉庫が全焼する事件？事故？が発生していました。見合いを進めないと「藤岡屋」の経営が傾く可能性があります。「てん」は受けざるを得ないですが……どうするのでしょうか？
