ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』「東京・池上」編のお店は「古民家カフェ 蓮月」さん。元古着屋のオーナーさんが良いキャラクターでした

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毎週水曜日23:00-23:30にEテレで放送されている『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2017年4月5日から新シリーズが始まりました。2017年9月27日の放送は「東京・池上編」です。今回で新シリーズも最終回になります。

 

 

 

目次 

 

 

ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。

台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。

当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。

ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。

 

 

東京・池上編のお店は「古民家カフェ蓮月」さん

大田区池上の古民家カフェ 蓮月

 

twitter.com

 

2017年9月27日放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の「東京・池上編」で、舞台となった古カフェは「古民家カフェ 蓮月」さんです。「蓮月」は「れんげつ」と読むようです。

番組内では「築84年 現代の寺子屋のようなカフェ!」と紹介されていました。

ハルさんは久しぶりに東京の古カフェへと足を運んでいました。そこは築84年、長らくおそば屋さんだった建物で、現在はカフェと地域の人たちが気軽に集える場所となっているようでした。

 

 

「古民家カフェ 蓮月」の場所と営業時間・定休日

今回ハルさんが訪れたカフェ「古民家カフェ 蓮月(以下、蓮月)」さんのある場所は、東京都大田区池上にあります。Webサイトによると住所は「東京都大田区池上2-20-11」です。

最寄り駅は「東京急行電鉄(東急)池上線」の「池上駅」です。Webの地図を見る限り、お店は池上駅から北方向にあります。道を北へ真っすぐ、「池上本門寺(いけがみ・ほんもんじ)」に向かって歩きます。途中「大田区立池上図書館」を左手、「大田区立池上文化センター」を右手に歩いていき、「呑川(のみがわ)」を渡って、接骨院が角にある三叉路を右に折れると左手に「蓮月」さんがあります。

「蓮月」さんは営業時間が10:00-22:00で、定休日は不定休とのことです。

放送直後は来店客が多くなるでしょうから注意をしたいところです。特に混雑が予想される土曜日や日曜日のお昼前後に来店する場合は、事前にお店と連絡を取ることを考えた方が良いかもしれません。電話かメールで予約を受け付けているそうです。

 

池上本門寺ウェブサイト

 

池上本門寺のWebサイトのリンクを貼っておきましょう。日蓮宗のお寺さんで日蓮上人が入滅をしたところ、と番組でも言っていたかと思います。

 

 

「蓮月」は蕎麦屋の建物

ハルさんが今回訪れた「蓮月」さんの建物は築84年の、そば屋さんだった建物です。84年前は昭和8年、本門寺の総門から徒歩1分のそば屋として参拝客や地元の人たちに親しまれてきたお店でした。本門寺から屋号ももらったと。

2014年に長年営業してきたそば屋が主人の高齢が理由で閉店することになったとき、町の人達は建物を保存したいと集い、その場で現オーナーの方がこの建物をカフェをやると宣言、賛同した人たちと2015年にカフェとしてオープンさせたということです。

現オーナーは元々、大田区内で古着屋を営んでいた方だそう。

現在は店舗の2階を子どもたちの自習室として開放しており、勉強に来た子どもたちには飲み物を半額で提供しているそうです。先生もついていたように見えましたから大学生の方がしているのでしょうか。

一つ前、昭和34年から受け継いだそば屋時代は1階が店舗兼住居で2階は結婚の披露宴などで活用されていて、そのまた昔、初代のそば屋時代は1階が店舗と客用の座敷、2階は旅籠(宿屋)をしていたそうです。歴史とともに用途も少しずつ変わってきていたみたいですね。

建物の特長としては、外観は弓上に反り立つ屋根「照り屋根(てりやね)」だったり、手すりの先端部分が反り上がった装飾の欄干「刎高欄(はねこうらん)」だったりがあり、いずれも神社仏閣の建築物によく使われる様式でした。

内部は「数寄屋造り」の飾り窓があったり、天井は一般住居の和室によく使われる「竿縁天井(さおぶち・てんじょう)」や工場や店舗によく使われる「根太天井(ねだ・てんじょう)」があったり、2階は2面に組子細工のガラス戸で覆われていたりしました。拾いスペースで、二間続きの大きな和室でした。一般の昭和初期の住居という感じではなく、やはり店舗なのだと感じさせます。 

 

  

「蓮月」の「そぼろ丼」

ハルさんは「蓮月」さんで「そぼろ丼」を頼んでいました。「コーヒー」もでしょうか。

料理や飲み物に関してはあまり触れられなかったです。そぼろ丼はそぼろの他、小松菜のナムルと半熟卵が乗っていました。木製スプーンで卵などを崩して頂きます。

コーヒーはハンドドリップで淹れていたかと。

Webサイトを拝見したところ、値段は「温玉そぼろ丼」が900円で、コーヒーはハルさんが何を頼んだか不明ですが、 メニューの一番上にある「マサイ」が600円でした。

マサイということはアフリカのケニア産のコーヒー豆でしょうか。私は詳しくないので合っているかわかりません。

 

 

おわりに

『ふるカフェ系ハルさんの休日』は今回の放送で一旦最終回です。10月からは同じ時間に、昨年も放送されていた『ねほりんはほりん』が放送されるようです。ギリッギリのところを攻める人形の番組です。来年、再びハルさんが放送されるかということは一切説明がなかったと思います。

今回のシリーズで個人的に最も印象に残っているカフェ「東京・浅草 ワケあり?引っ込み思案なカフェ」で紹介された「カフェつむぐり」さんと、「東京・中野 大都会の人情・二軒長屋」で紹介された「モモガルテン」さんです。特にモモガルテンさんは印象に残っています。二軒長屋の昭和感と、カレーが美味しそうだったことと、夕方の店舗の灯りが温かだったことが妙に染みました。