NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年9月25日放送の152話は早苗の恋が解決（？）しました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『ひよっこ』第26週「グッバイ、ナミダクン」
2017年9月25日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第26週「グッバイ、ナミダクン」が始まっています。物語の時代は昭和42年（1966年）の秋頃でしょうか。
本作のヒロイン「谷田部みね子（やたべ・みねこ、演：有村架純）」は、両親と自分がお世話になってきた、赤坂にある「あかね坂商店街」の裏路地に店を構える洋食屋「すずふり亭」でホール係の職に就いています。
「すずふり亭」はみね子の他、店主の「牧野鈴子（まきの・すずこ、演：宮本信子）」と、鈴子の息子で料理長の「牧野省吾（まきの・しょうご、演：佐々木蔵之介）」、コックの「井川元治（いがわ・げんじ、演：やついいちろう）」、見習いコックの「前田秀俊（まえだ・ひでとし、演：磯村勇斗）」の計5名が働いています。
みね子と同じホール係だった「朝倉高子（あさくら・たかこ、演：佐藤仁美）」は、みね子の幼馴染み「角谷三男（すみたに・みつお、演：泉澤祐希郎）」の兄「太郎（たろう、演：尾上寛之）」と結婚して奥茨城村の角谷家に嫁ぎました。
みね子は「すずふり亭」のすぐ裏にある「あかね荘」という木造2階建てのアパートの2階に住んでいます。
「あかね荘」には現在8人が暮らしています。大家は、鈴子と昔馴染みの「立花富（たちばな・とみ、演：白石加代子）」です。住人は有楽町にある会社に勤務する事務員（オフィスレディー）「久坂早苗（くさか・さなえ、演：シシド・カフカ）」と、富山県出身の売れる気配がしない漫画家志望「新田啓輔（にった・けいすけ、演：岡山天音）」と同じく「坪内祐二（つぼうち・ゆうじ、演：浅香航大）」、みね子、省吾目当てで引っ越してきたみね子の元上司「永井愛子（ながい・あいこ、演：和久井映見）」の6人に加え、元女優の「川本世津子（かわもと・せつこ、演：菅野美穂）」がみね子と一緒に暮らしています。
みね子の幼馴染「助川時子（すけがわ・ときこ、演：佐久間由衣）」は、「ツイッギーそっくりコンテスト」で優勝をしたことをきっかけにみね子の部屋から出ています。
「すずふり亭」のある「あかね坂商店街」には、「すずふり亭」の他に中華料理店の「福翠楼（ふくすいろう）」と、和菓子屋の「柏木堂（かしわぎどう）」、バーの「月時計」が登場しています。
「福翠楼」は店主が「福田五郎（ふくだ・ごろう、演：光石研）」で、その妻が「福田安江（ふくだ・やすえ、演：生田智子）」です。「柏木堂」は店主が「柏木一郎（かしわぎ・いちろう、演：三宅裕司）」で、一郎の息子（養子）が「柏木ヤスハル（かしわぎ・やすはる、演：古舘佑太郎）」です。「月時計」の店主が「竹内邦子（たけうち・くにこ、演：白石美帆）」です。
一郎は鈴子の幼馴染みで、邦子は省吾の幼馴染み、ヤスハルは省吾の一人娘「牧野由香（まきの・ゆか、演：島崎遥香）」の幼馴染みになります。
漫画家の未来
前回151話は三男と、三男が働いている「安部米店（あべこめてん）」の一人娘「安部さおり（あべ・さおり、演：伊藤沙莉）」が付き合うことになった、神回レベルで面白い回でした。
152話は、みね子が住む「あかね荘」の住人の未来が徐々に決まってきています。漫画家の啓輔と祐二の2人、それと早苗ですね。
漫画家2人はここのところずっと、みね子をモデルにした漫画を描いています。みね子の生活をほぼそのままネタに使っていて、失恋やら何やらを描いてきましたが、以前からどうもヒロイン（みね子）が地味だと言われていたみたいです。
先日も編集者からヒロインに関する2つの提案を受けたそうです。1つはヒロインをロボットの設定にすること、1つはヒロインが50年後の未来、21世紀からやって来た設定にすること。
漫画家2人は編集者の申し出を断ったと言います。大切な仲間を悪く言われているような気がしたのだそう。隣人をネタにして、あえて言葉を悪くすれば食い物にしてはいるものの、一応仲間意識はあるようです。
しかし、みね子は気にしなくて大丈夫だと言います。私は私として今幸せに生きているのだから。編集者からの設定変更はどちらも面白そうだと、ロボットか未来人かなら未来人が良いと言っています。
祐二が言うには、みね子の設定を変えるなら、21世紀からきたタヌキ型ロボット、になるそうです。どこぞの猫型ロボットみたいですね。みね子はタヌキな点は不服のようです。
しかし、確か有村架純さんは以前、タヌキ顔がどうたらという表現が流行ったときに、その代表格としてネットで取り上げられていましたから、それを踏まえた今回のタヌキ型ロボットの話なのでしょう。
啓輔も祐二も本人の許可が降りたことで、改めて編集者に設定変更の話を飲むことで話を付けに出かけていました。せっかく面白そうな設定なのに断っちゃったんだ、やりますと言った方がいいよ、と愛子や世津子、早苗、富さんに脅されて（？）焦ったのか、慌てて出かけていました。仲間意識がどうこう言っていても何だかんだやりたかったのかと。
その後、2人はみね子を21世紀から来たタヌキ型ロボット「ミネッコ」に設定変更して漫画を連載し始め、売れっ子漫画家になったそうです。売れてもまだ「あかね荘」に暮らしています。
早苗の未来
早苗は上京した当時に出会ったドラマーとの恋を未だ諦めていないことは、以前みね子たちに告白していました。そのため見合いも相手に断らせるように仕向けて独身を続けていたり、職場も変えず住まいも変えずに生きています。女の操です。
そのドラマーの彼が152話で登場しました。クレジットを見るとそのドラマーは「片岡龍二」で、片岡は「古市コータロー（ふるいち・こーたろー）」さんが演じています。
片岡は早苗を迎えにアパートの隣りの広場に来て、彼の存在に気がついた住人たちが彼の方を見ます。片岡と早苗がお互いがお互いに存在を認めると、片岡が「一緒にさ、花のサンフランシスコ行かないか？」と声をかけると、早苗は「遅い……」と消え入りそうな声を発し、そして彼に駆け寄ってハグをしていました。
その後しばらくして、早苗は本当に「あかね荘」を去り、彼と2人でアメリカへ旅立ったようです。
おわりに
世津子はまだしばらく「あかね荘」で暮らすことにしたようでした。女優業も復活させるようなことを言っていたかと思います。
いや、今回はちょっと……つまらなかったですね。早苗の恋を簡単に済ませすぎたのでしょう、あまりに淡白な感じがして、やっつけ仕事感がありました。前回の三男と米子が面白すぎたので、落差が凄かったです。残念でした。
