ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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「ポポー」という名前の果物が存在することを初めて知りました。ジャムにしています - Eテレ『やまと尼寺 精進料理』

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毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進料理』、2017年9月24日は「長月 月待つ夜は 縁側ごはん」でした。

 

 

目次

 

 

『やまと尼寺 精進料理』

www4.nhk.or.jp

 

豊かな季節の恵みを知恵を工夫で極上の精進料理にする、奈良・桜井の尼寺。笑顔あふれる日々を美しい映像で!

Eテレで放送されている『やまと尼寺 精進料理』の番組説明です。

 

http://www.ac.auone-net.jp/~otowa/

音羽山観音寺 - 奈良県 桜井市 - 仏教寺院 | Facebook

 

奈良県桜井市に居を構える「音羽山観音寺」の住職と副住職、お手伝いをしている方の3人の女性が、毎回様々な精進料理を作っている様子を映像にした番組です。

料理を作ることがメインですけど、彼女たちの普段の生活の様子も描かれていて、都会から少し距離を置いた田舎暮らしは私の目には新鮮に映ります。3人が3人とも本当に楽しそうに日々の作業をしていて、笑顔が耐えない様子を観ていると、こちらも釣られて自然と笑顔になってしまう、そんなほのぼのとした雰囲気が番組全体から漂います。

2017年度から、放送時間はエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』と同じで、月の最終週のみベニシアさんではなく『やまと尼寺〜』の放送をするという放送日程になっています。

番組の出演者は前述した3人の女性がメインになります。音羽山観音寺のご住職である「後藤密榮(ごとう・みつえい)」さんと、副住職の「佐々木慈瞳(ささき・じとう)」さん、そして4年ほどお手伝いをしている「まっちゃん」の3人です。お寺には番犬の「オサム」もいますから、正しくは3人+1頭ですか。オサムは雑種と思います。耳が垂れていて可愛い。

私はお手伝いをしている「まっちゃん」がどういう方なのかが把握できていません。詳しいプロフィールは不明ですが何か事情があって滞在していらっしゃるのでしょう。まっちゃんだけは剃髪していないので、彼女は仏教の道には入っていないと捉えて良さそうです。それ以上の詮索はなし。

番組のナレーションは俳優の「柄本佑(えもと・たすく)」さんです。

 

 

9月「長月 月待つ夜は 縁側ごはん」

2017年9月24日日曜日の『やまと尼寺 精進料理』の放送は9月編、サブタイトルは「長月 月待つ夜は 縁側ごはん」でした。

9月のやまと尼寺は、8月は夏休みやお盆がありました。尼寺でも子どもたちを迎えての伝統行事「地蔵盆(じぞう・ぼん)」をしていて大忙しでしたから、どちらかというと骨休め的な回です。

尼寺では縁側でのお月見をしていました。庭のハーブで作ったドレッシングをイモやカボチャにかけていたり、ミョウガや漬物で作った精進寿司を作ったりしていました。

それと「放生会(ほうじょうえ)」もしていました。放生会とは、命を頂くことに感謝をする法要、と説明がありました。店で売られていた魚を憐れんで、自分の金で魚を購入して放生池に放したことから始まったとか何とか。尼寺でも池に鯉?金魚?を放していました。

 

旧暦9月(きゅうれきくがつ)は、旧暦(太陰太陽暦)の年初から9番目の月である。
(略)
9月の別名は長月(ながづき)である。

9月 (旧暦) - Wikipedia

9月(旧暦)のWikipediaにはこのように書かれています。旧暦の9月は新暦だと10月の下旬になろうかと思います。しかし新暦の9月のことも「長月(ながつき)」といいます。

私はブラウザゲームの『艦隊これくしょん 〜艦これ〜』をプレイしている影響もあってどうしても緑色の髪色の女の子の画像が脳内再生されてしまいます……艦これ脳です。

 

長月の由来は、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が最も有力である。

9月 - Wikipedia

9月のWikipediaにはこのように書かれています。長月の由来は夜長月が最有力ですよと。10月下旬ともなると夜が長くなる頃ですものねぇ。

 

 

ポポーとは何ぞや?

今回の『やまと尼寺〜』の中で個人的に最も興味を惹かれたのは「ポポー」です。ドラゴンボールの黒い……いえ、何でもありません。

「ポポー」って何かわかりますか? 実は私は放送を観るまで知りませんでした。ポポーとは木、果物のことです。映像を観たときも初めは「アケビ(木通)」の実かと思いました。そっくり。でも、音羽山の麓で暮らしている方や住職さんは「ポポー」と仰るので、「アケビ」なら「アケビ」と言うだろうし違う種類の果実なのだろうと。いや、アケビの別名かもしれないと思いつつ調べたところ……

 

ポーポー(英語: Pawpaw、学名:Asimina triloba)は、バンレイシ科に属する落葉高木。果実を食用とする。北米原産。明治期に日本に持ち込まれた。ポポーやポポーノキ、ポポ、アケビガキとも呼ばれる。

ポーポー - Wikipedia

ポーポーのWikipediaにはこのように書かれています。北米原産なのですね、「Pawpaw」と英語の読みをほとんどそのまま使っているようです。ポーポーはモクレン目バンレイシ科、アケビはキンポウゲ目アケビ科でした。でも実は似ています。

ナレーターの柄本佑さんも「初めて聞いたな」と仰っていたので、おそらく柄本さんや私と同様にご存じない方も多いのではないかと思います。奈良など近畿地方ではよく食べられるのでしょうか?

ポポー(ポーポー)は「果肉は黄色から薄いオレンジ色でねっとりとした食感。とても甘く、香りが強い」と書かれていました。映像でも熟れているものはオレンジ色で、どこかマンゴーのような、青くて固いものはアボカドのような、そんな実の質感に見えました。

住職さんの実家にはポポーの木が植わっていて、小学校の頃から実を食べていたそうです。身近な果物だったのですね。当時はバナナなど病気にならないと食べられなかったから、ポポーはそれは美味しい果物だったと。

 

 

ポポーのジャム

尼寺ではそのポーポーの実を「ジャム」にしていました。麓の方の敷地で採れたものを尼寺に届けてそれをジャムに。実をそのまま食べてもいましたね。

作り方は特に説明されていませんでした。別番組で詳しく放送されると思います。見たところでは、実の皮を剥いてから細かく切って鍋に入れ、焦げないように混ぜながら煮詰めたら、ビンの容器に移していました。

ジャムですから砂糖やグラニュー糖を入れていたでしょうし、もしかしたらレモン汁なども入れていたかもしれませんね。もちろんビンは使う前に煮沸消毒した方が良いでしょう。その方が保存が効くはず。

 

 

おわりに

前述したように「ポポーのジャム」など放送で紹介された料理の詳しい材料・分量、それとレシピは、『やまと尼寺〜』のミニ番組「やまと尼寺 献立帳」で放送されるはずです。

献立帳の放送は本放送が火曜日の12:50-12:53で、再放送はその週の金曜日11:50-11:53、日曜日の『日曜美術館』の放送前にもあったはずです。09:00前。いずれもEテレです。

今回のハイライトは、鮎の串焼きを食べている皆さんの後ろで物欲しそうにしていたオサムですね。あれだけ焼き魚の匂いが漂っていたら食べたくなりますよねぇ。可愛かったです。