ディスディスブログ

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日馬富士の集中力と気迫が段違い。大相撲2017年秋場所は優勝決定戦にもつれこむ大激戦でした

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大相撲』の「平成二十九年九月場所(2017年秋場所)」、2017年9月24日は十五日目、千秋楽です。大関「豪栄道」が横綱「日馬富士」に対して星1つの差をつけてリードしていましたが……どうなったのかというところです。

 

 

 

 

大相撲2017年秋場所・千秋楽

www.sumo.or.jp

 

平成二十九年秋場所が2017年9月10日から始まりました。会場は両国国技館。

今場所は場所前に、4人いる横綱のうち、先場所優勝した東の横綱「白鵬(はくほう)」と、「鶴竜(かくりゅう)」、「稀勢の里(きせのさと)」の3人が場所前に休場を発表するという前代未聞の事態が起こってしまいました。4横綱時代にも関わらず場所に出られた横綱が「日馬富士(はるまふじ)」のみの、何とも寂しい初日でした。

さらに、2日目には東の大関「高安(たかやす)」と、6日目からは同じく東の大関「照ノ富士(てるのふじ)」が怪我を理由に休場をし、何と3横綱2大関が休場する場所に生ってしまいました。上位がここまで休場をするのは過去、大正時代まで遡らないと記録がないそうです。100年に1度の事態。

 

 

豪栄道の失速と日馬富士の気迫

場所をリードしたのは一人横綱ではなく西の大関「豪栄道(ごうえいどう)」でした。序盤で日馬富士が負けを続けたこともあって、終盤に入る頃には豪栄道は独走状態に入っていて、11日目が終わった時点で私は今場所の優勝は豪栄道でほぼ決まりかなと思っていました。

しかし、12日目に東前頭4枚目「松鳳山(しょうほうざん)」に「はたき込み」で敗れ、続く13日目にも西前頭5枚目「貴景勝(たかけいしょう)」にも「はたき込み」で敗れて連敗を喫すると、日馬富士との差が一気に星一つまで縮まり、優勝争いが混沌とします。

豪栄道は14日目には東前頭9枚目「貴ノ岩(たかのいわ)」に「渡し込み」で勝利して、何とか持ち直したものの、この時点で流れ・勢いは日馬富士に移っていました。終わってから振り返ると、豪栄道は13日目の貴景勝戦で勝てなかったことが大きく響いたように思います。リアクションが1日遅かったですね。

千秋楽は直接対決、本割では日馬富士が豪栄道を「寄り切り」で破って優勝決定戦にもつれ込み、その優勝決定戦でも「寄り切り」で日馬富士が勝ち、日馬富士が大逆転で優勝を果たしました。文字通り「もぎ取った」感です。

解説の「北の富士勝昭」さんが言っていましたけど、気持ちの違いがはっきり現れていましたね。日馬富士はテレビで観ているだけでこちらが気圧されるくらいに集中していました。気迫が外へ外へ出ていました。ケンシロウみたいです。

比べると豪栄道は終始静かで、日馬富士に圧されていたように見えました。相撲を取る前から勝敗が決していたかのよう。

 

 

おわりに

3横綱2大関、そして私が応援している「宇良(うら)」まで休場してしまったことで、今場所は盛り上がらないだろうなと思っていたのですがとんでもない話でした。大いに盛り上がりました。

21歳の東前頭3枚目「阿武咲(おうのしょう)」や西前頭5枚目「貴景勝(たかけいしょう)」が健闘をして、西の関脇「嘉風(よしかぜ)」も若手以上に活気のある相撲を取っていました。特に嘉風は大関を目指すと言っているようで、これは是非とも実現してもらいたいです。嘉風は35歳です、大関昇進は夢があります。

今場所は横綱がなぜ横綱になれたのか、その理由がよくわかった場所になりました。