毎週土曜日(金曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『メイドインアビス』が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
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アニメ『メイドインアビス』
第12話「呪いの正体」のあらすじと場面写真を公開しました。 https://t.co/pp06cChAKv #miabyss pic.twitter.com/kWLes2s2rS
— TVアニメ「メイドインアビス」公式 (@miabyss_anime) 2017年9月21日
2017年9月23日の放送は第12話「呪いの正体」でした。
『メイドインアビス』の設定
本作『メイドインアビス』の、特にアビスの深界の設定について、基本的なことを書いていきます。
アビスの深界の階層について
『メイドインアビス』のアビスの深界の階層は少なくとも6つあるようです。
深界一層は「アビスの淵」と呼ばれ、一層だけで1,350mの深さがあるとのこと。
深界ニ層は「誘いの森」。ここから上昇負荷も急にきつくなります。リコたち「赤笛」がここまで降りればもう追手はかからなくなり、「自殺」扱いされるそうです。
ニ層のある地点から森がねずみ返しになっている「逆さ森」に入ります。気流が不安定で空の猛獣もたくさんいます。
深界三層は「大断層」。4,000mを超える垂直の崖が立ちはだかります。
深界四層は「巨人の盃」。ここへは「黒笛」以上だけが行けます。深度は約7,000m。
深界五層は「亡骸の海」。ここへは「白笛」だけが行けます。五層から戻ってきた人は数えるほどしかいません。
深界六層は「還らずの都」。白笛が六層に潜ることは二度と帰ってこられないことから「ラストダイブ」と呼ばれます。
「アビスの呪い」について
「アビスの呪い」について。アビスへの探窟は帰路に問題があります。深く潜るほど帰路における身体的な負担が重く激しくなります。
深界一層は「軽い目眩」、深界ニ層は「吐き気と頭痛と末端の痺れ」、深界四層は「全身に激痛・流血」、深界六層から「人間性の喪失もしくは死に至る」、です。
探窟家のランク(笛)について
探窟家が首から下げている「笛」について。リコたち笛赤笛は「見習い」で、青笛が「一人前の探窟家(15歳以上)」、月笛が「師範代」、黒笛が「達人」、白笛が「人の限界を超えてアビスに挑む鉄人」という分類です。
9話現在、アビスに潜っている白笛は5人いるようです。「殲滅卿」こと「殲滅のライザ」と「不動卿」こと「動かざるオーゼン」、「先導卿」こと「選ばれしワクナ」、「神秘卿」こと「神秘のスラージョ」、「黎明卿(れいめい・きょう)」こと「新しきボンドルド」です。
12話「呪いの正体」
TOKYO MXで、まもなく12話放送です。
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11話でレグが集めた食材を、ぐちゃぐちゃと… #miabyss pic.twitter.com/TB5TpoRsXf
本作のヒロイン、大穴の街「オース」にある「ベルチェロ孤児院」の孤児の一人「リコ」は、探窟家になるための訓練で潜っていた巨大な穴「アビス」の深界一層で「レグ」と出会い、2人は白笛の探窟家でリコの母「ライザ」に会うためにアビスの底を目指してダイブを始めました。
深界二層では白笛の1人「不動卿」「動かざるオーゼン」こと「オーゼン」と彼女の弟子「マルルク」と出会い、オーゼンから生存訓練を受けた後、深界三層「大断層」へと下って1話でリコを襲った怪物「ベニクチナワ」を倒し、いよいよ深界四層「巨人の盃」へ辿り着きました。
四層ではモンスター「タマウガチ」に襲われ、リコがタマウガチの猛毒を喰らったことでレグはリコを連れて逃げる決断をします。しかしリコはタマウガチの毒と逃げた際の上昇負荷の「アビスの呪い」にかかったことで瀕死です。リコが死へ近づいていく中でレグが出会ったのが「ナナチ」でした。
ナナチは自分のアジトにリコをおぶったレグを連れていき、リコを治療してくれました。アジトには「ミーティ」という肉の塊のような物体も存在し、ナナチは自分とミーティがいずれも「ナレハテ」だと告白しています。この辺りまでが11話。
キユイの病は呪い?
12話の冒頭では久しぶりにリコたちが暮らしていた街「オース」の「ベルチェロ孤児院」に話が振られていました。
リコとレグがダイブをする日に、孤児院の年少の一人「キユイ」が高熱を出してうなされていました。それと「シギー」や「ナット」の会話では街で嫌な噂がある的なことが語られていたかと思います。それは街の幼い子が誕生日になると死んでしまうという奇病が流行っているということでした。
【AT-X】21:30~【TOKYO MX】25:40~【BS11】27:00~第11話「呪いの正体」放送!地上でのお話しもありますよ。 #miabyss pic.twitter.com/aS37zN2ugC
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12話現在もキユイの高熱は収まらず、孤児院のリーダーこと「ジルオ」が、国々を巡っている「船団キャラバン」の薬師「ミオ」に相談をしています。ジルオはキユイを抱えてキャラバンの診療所に向かいました。するとキユイはこれまで高熱にうなされていたことが嘘のようにケロリとしています。
やはりキユイにかかっていたやまり「アビスの呪い」なのでしょうか? どうして子どもにだけかかるのか、大穴に近ければ近いほどかかりやすくなるとしてその効果は今後も続くのか、影響範囲・規模は拡大するのか縮小するのか、その辺りも気になるところです。
ミオ先生ッ!
— つくしあきひと (@tukushiA) 2017年9月22日
cvは日高里菜さんだ! pic.twitter.com/1JBVfh1mJu
キャラバンの薬師「ミオ」はCVが「日高里菜(ひだか・りな)」さんです。長髪で三つ編みをしていました。
アビスの呪いの正体
12話でサブタイトル通り「アビスの呪いの正体」が明らかにされました。全てが解明された訳ではないでしょうけど、ナナチがレグに話してくれています。
ナナチが言っていたことは以下です。超薄い布のような力場がアビスを覆っていて、奈落(下)へ行けば行くほど濃度が濃くなっています。その力場は逆棘のように上へ行くときに引っかかるような流れがあるため、上から下へ行くときには力場に捕らえられず、下から上へ行くときにだけ捕らえられるそうです。
上へ行くときも、指先くらいならほぼ人体への影響は出ず、脳や心臓などの生命に関わる箇所が力場を突き抜けるときに一気に作用します。
また、穴の端へ行くほど薄くなる傾向にあり、ナナチのアジトやオーセンたちが居たシーカーキャンプは力場の作用が薄い、あるいは作用がない穴場的な場所のようです。さらに、力場は敏感で、生物の意識に反応して流れを作ります。
これらがナナチの説明でした。その力場が自然に発生したものなのか、誰かの手によって人為的に生み出されたものなのか、装置によって生じているのか、人為的なものなら誰が発生させたのか、その辺りは現在のところわかっていません。物語の核心になるでしょう。
力場に関してはキユイのことと関連して考えるべきと思います。キユイがオースの街から離れてキャンプの診療所でケロッとしていた事実は、ナナチが語った力場の説明と合致しているように感じられます。力場の範囲は徐々に広がっているのでしょうか?
タマウガチとの再戦
12話でレグはリコを酷い目に遭わせたモンスター「タマウガチ」と再戦をしています。
ナナチによれば、タマウガチは未来予知ができるモンスターだそう。そんなタマウガチを倒すため、ナナチが遠くからレグに無線を送って、レグはナナチの指示通りに動くことで未来を読めるタマウガチを対処します。
タマウガチと対峙したとき、実は他の黒笛の探窟家の男性もいました。助けを求めて笛を鳴らして、それを聞きつけたレグが駆けつけたその先に探窟家と、彼を襲わんとするタマウガチがいたのです。レグはリコの敵討ちと探窟家を助けるためにタマウガチと戦います。
レグは全てナナチの支持どおりに動きます。つまりは意識の流れに反応して力場が流れを作り、それをタマウガチが読んで動くのですから、意識の流れと行動を分断させよう、というのがナナチの魂胆です。
その目論見は見事に成功し、レグが上を向いた(向けさせられた)ことで力場の流れが変わってタマウガチが動こうとしたところで、レグは右へジャンプしました(させられました)。すると、レグが跳んだ目の前にタマウガチが移動をしていて、レグはタマウガチの顔をつかむことが出来たのです。
タマウガチは顔に穴が空いており、それが力場の流れを読む器官になっていました。そこが奴の弱点でもあります。なりふり構わず襲ってくるタマウガチを、レグは伸びる腕部で絡め取って「火葬砲」を御見舞します。活動限界が来る10分の間に倒せば問題ありません。
しかし、タマウガチは直前で火葬砲を避けて、爆発とそれによって生まれた大量の水蒸気に乗じて逃げてしまいました。タマウガチは逃げる際に、毒のある毛の大部分を捨ててしまったようで、戦闘能力は著しく落ちているはず。この辺りにはもう来ないだろう的なことをナナチは言っています。一応敵は討てましたか。
倒した後、レグは黒笛の探窟家に対し、オースの街に戻ったら孤児院のリーダー、ジルオに宛てて、僕たちはまだ冒険を続けていると伝えて欲しい、と言付けを頼んでいました。
おわりに
最後の台詞が衝撃的でしたね。ナナチがレグにミーティを殺してくれとお願いしていました。ナナチはミーティのことを大切に思っているはずです。だからこそミーティを楽にさせてあげられるタイミングを探していたのでしょうね……火葬砲の威力を見て決心したようです。悲しい。
次回は最終回です。1時間スペシャル。ミーティの最期まででしょうか。白笛の1人「黎明卿(れいめい・きょう)」こと「新しきボンドルド」が大きく絡んでいるでしょうし……またグロい展開がありそうで怖いです。
この流れならおそらく2期はありそうです。それを前提に作っている印象があります。2期があるとすればいつ放送されるのかは今のところ不明です。原作の進行によるでしょうか。
それにしてもナナチは料理が下手みたいでしたね……前回レグが獲ってきた魚などを調理(?)していましたけど、出来上がった料理(?)はレグ曰く「粘りのある泥」のようでした。ぐぅ、レグも吐き出していましたから……リコが元気になれば美味しい料理が食べられるのに、それまでの食事はどうするのでしょう。結構なピンチかも?