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時子の芸名は「イズミ・マコト」。『ビーチボーイズ』の広末涼子さんと同じ名前です - 朝ドラ『ひよっこ』144話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年9月16日放送の144話は早苗のファインプレーが出ました。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

『ひよっこ』第24週「真っ赤なハートを君に」

www.nhk.or.jp

 

2017年9月11日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第24週「真っ赤なハートを君に」が始まっています。物語の時代は先週に引き続き昭和42年(1966年)の8月でしょうか。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は19週現在、両親と自分がお世話になってきた、赤坂にある「あかね坂商店街」の裏路地に店を構える洋食屋「すずふり亭」でホール係の職に就いています。

「すずふり亭」はみね子の他、店主の「牧野鈴子(まきの・すずこ、演:宮本信子)」と、鈴子の息子で料理長の「牧野省吾(まきの・しょうご、演:佐々木蔵之介)」、コックの「井川元治(いがわ・げんじ、演:やついいちろう)」、見習いコックの「前田秀俊(まえだ・ひでとし、演:磯村勇斗)」の計5名が働いています。

みね子と同じホール係だった「朝倉高子(あさくら・たかこ、演:佐藤仁美)」は、みね子の幼馴染み「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希郎)」の兄「太郎(たろう、演:尾上寛之)」と結婚して奥茨城村の角谷家に嫁ぎました。

みね子は「すずふり亭」のすぐ裏にある「あかね荘」という木造2階建てのアパートの2階に住んでいます。

「あかね荘」には現在8人が暮らしています。大家は、鈴子と昔馴染みの「立花富(たちばな・とみ、演:白石加代子)」です。住人は有楽町にある会社に勤務する事務員(オフィスレディー)「久坂早苗(くさか・さなえ、演:シシド・カフカ)」と、富山県出身の売れる気配がしない漫画家志望「新田啓輔(にった・けいすけ、演:岡山天音)」と同じく「坪内祐二(つぼうち・ゆうじ、演:浅香航大)」、みね子、省吾目当てで引っ越してきたみね子の元上司「永井愛子(ながい・あいこ、演:和久井映見)」の6人に加え、みね子と幼馴染「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」がみね子の部屋に転がり込んでいて、元女優の「川本世津子(かわもと・せつこ、演:菅野美穂)」が愛子の部屋に暮らしています。

「すずふり亭」のある「あかね坂商店街」には、「すずふり亭」の他に中華料理店の「福翠楼(ふくすいろう)」と、和菓子屋の「柏木堂(かしわぎどう)」、バーの「月時計」が登場しています。

「福翠楼」は店主が「福田五郎(ふくだ・ごろう、演:光石研)」で、その妻が「福田安江(ふくだ・やすえ、演:生田智子)」です。「柏木堂」は店主が「柏木一郎(かしわぎ・いちろう、演:三宅裕司)」で、一郎の息子(養子)が「柏木ヤスハル(かしわぎ・やすはる、演:古舘佑太郎)」です。「月時計」の店主が「竹内邦子(たけうち・くにこ、演:白石美帆)」です。

一郎は鈴子の幼馴染みで、邦子は省吾の幼馴染み、ヤスハルは省吾の一人娘「牧野由香(まきの・ゆか、演:島崎遥香)」の幼馴染みになります。

 

 

助川時子からイズミ・マコトへ

「ツイッギーそっくりコンテスト」で優勝し芸能人としてのキャリアを本格的にスタートさせた時子は、143話で奥茨城村の実家へ挨拶に行きました。

母「助川君子(すけがわ・きみこ、演:羽田美智子)」と父「助川正二(すけがわ・しょうじ、演:遠山俊也)」と兄「助川豊作(すけがわ・とよさく、演:渋谷謙人)」の3人と久しぶりの再会を果たし、そこで時子は家族に自分の名前が変わることを謝っています。

芸能界で活動するにあたって、助川時子ではなく「イズミ・マコト(漢字不明)」という名前になる、というのです。芸名ですね。

助川という名前があるのにと謝る時子に対して、家族はそんなことは気にするなと、あくまで芸名は芸名で、ここに帰ってきたときは時子で、時子は時子のままだと言っていました。

イズミ・マコトの漢字はどう書くのでしょう? 泉真琴でしょうか。

 

追記

「反町隆史」さんと「竹野内豊」さんが主人公だったフジテレビ系列のドラマ『ビーチボーイズ』で、「広末涼子」さんが演じていたのが「和泉真琴(いずみ・まこと)」なんですね。

『ビーチボーイズ』の脚本は本作『ひよっこ』の「岡田惠和」さんです。セルフオマージュ的なことですか。

 

 

早苗の提案

バー「月時計」で、「あかね荘」の住人が集って会議が開かれていました。もちろん漫画家2人はいません。

早苗は、特にみね子と世津子と愛子、特にみね子と世津子に対して何か言いたいことがあるようです。

それは、金銭スキャンダルに見舞われていた世津子を、住んでいたマンションから救い出し、自分の両親にもそれを報告して一緒にアパートで暮らすことになったみね子が、そこからもう一歩踏み出せていないことです。世津子も人懐こい愛子に甘えてしまい、みね子と一定の距離を置いてしまっていることです。

世津子が、記憶喪失に陥っていたみね子の父「谷田部実(やたべ・みのる、演:沢村一樹)」を数年間匿っていた件は、谷田部家に大きな傷跡を残しています。実の妻(みね子の母)「谷田部美代子(やたべ・みよこ、演:木村佳乃)」は特に思うところがあるはずです。ですからみね子も世津子も、お互いがお互いの領域に入ることは非常にデリケートな問題として眼前にあるのです。

しかし、みね子は実や美代子たち谷田部家だけでなく世津子もちゃんと幸せにならなければ、これまでのことが無かったことにならない、と言って世津子をマンションから救ったのなら、中途半端にせずにしっかりと落とし前をつけるべきだと早苗は言うのです。辛いことも腹を割って話して2人で乗り越えて欲しいと考えてのこと。

早苗は3人に部屋割りの変更を提案していました。提案というか最早命令に近かったかもしれません。現在の部屋割りは、みね子は時子が出ていってしまったので独り暮らしで、隣りの愛子の部屋に世津子が暮らしています。それを愛子を独りにして、みね子の部屋に世津子を住まわせることにしたのです。

突然のことにみね子も世津子も困惑します。特に世津子は。早苗の言うことはもっともだと感じ、みね子は早苗の提案を飲むことにしました。世津子も覚悟を決めたようです。

 

 

おわりに

早苗はその後、自分の恋の話をしようとしたところで24週が終わってしまいました。

144話で早苗が話していたみね子と世津子の件は、物語終盤において非常に重要なシーンでした。本来なら早苗に語らせることなく、物語(脚本)の力で自然と視聴者が理解できるようにするところでした。それを台詞だけで説明してしまうと、もはやドラマである必要がなくなります。そこが脚本家「岡田惠和」さんの腕の見せ所だったと思うのですが、それが出来ていなかったことはたいへん残念でした。

143-144話では他には、ヒデこと秀俊はみね子とデートの約束(みね子はデートと思っていないかもしれませんが)をし、みね子が以前働いていた「向島電機」のライン長「松下明(まつした・あきら、演:奥田洋平)」が仕事で「すずふり亭」を訪れていました。松下は電気工事の会社でしたか、それを一人で建てて働いていることが明らかになっています。松下電気(?)の社長兼社員。

次週は第25週「大好き」です。みね子とヒデ、愛子と省吾、さおり(米子)と三男、早苗と誰か(?)、実と美代子、それぞれの関係が決着を迎えそうです。いや早苗はどうにもならない気がします。