ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』「山梨・甲州」編のお店は「大黒屋サンガム」さん。鹿肉カレーとナンが美味しそう。ウーフ活動もしているそうです

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毎週水曜日23:00-23:30にEテレで放送されている『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2017年4月5日から新シリーズが始まりました。

2017年9月6日に放送された新シリーズ第22回は「山梨・甲州編」です。

 

 

 

目次 

 

 

ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。

台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。

当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。

ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。

 

 

山梨・甲州編のお店は「大黒屋サンガム」さん

daikokuya-sangam.on.omisenomikata.jp

 

2017年9月6日放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の2017年シリーズ第22回「山梨・甲州編」で、舞台となった古カフェは「大黒屋サンガム」さんです。

番組内では「ワインの里の泊まれる古民家カフェ」と紹介されていました。

ハルさんはワインの里の泊まれるカフェがあると聞いて訪れた先で、時代劇に登場するような古い建築物を目の当たりにして驚き、また甲州のワインの歴史を辿っていました。

 

twitter.com

 

Twitterもあるようです。

 

 

「大黒屋サンガム」の場所と営業時間・定休日

今回ハルさんが訪れたカフェ「大黒屋サンガム」さんのある場所は、山梨県甲州市にあります。Webサイトによれば、住所は「山梨県甲州市大和町日影49」です。

最寄り駅は、地図を見る限りJR東日本「中央本線」の「甲斐大和駅」ですけど、ハルさんはその隣の「勝沼ぶどう郷駅」で降りていました。山梨、甲斐、ぶどう、それらを視聴者に連想させる駅にしたかったのだろうと思われます。最寄り駅を紹介した方が親切ですね。

甲斐大和駅からは南西方向にあります。駅を下りたら西方向へ道なりに歩いて、山梨県道212号日影笹子線に出たらそれを南下すると「駒飼宿」という宿場町に出るので、そこまで行ければすぐみたいです。細かい目印は地図サイトからは見つけられませんでした。しかし有名なお店みたいなので人に尋ねればすぐわかるはずです。

「大黒屋サンガム(以下サンガム)」さんの営業時間は11:00-19:00です。定休日は木曜日です。サブタイトルにもあるように、宿泊することもできます。カフェとゲストハウスを兼ねているということですね。

放送直後は来店客が多くなるでしょうから注意をしたいところです。特に混雑が予想される土曜日や日曜日のお昼前後に来店する場合は、事前にお店と連絡を取ることを考えた方が良いかもしれません。

 

旧甲州街道駒飼宿 - 山梨県甲州市観光協会 ぐるり甲州市

 

「サンガム」さんのある駒飼宿に関することは山梨県甲州市の観光協会のWebページにありました。気になる方は是非ご覧になって下さい。

 

 

「大黒屋サンガム」は旅籠と養蜂の建物

ハルさんが今回訪れた「サンガム」さんの建物は築300年、江戸時代中期に建てられ、駒飼宿の旅籠として使われていたそうです。旅籠時代は「大黒屋」の屋号だったのでしょう。

旅籠とは今でいう旅館やホテルのことです。旅人を泊めさせて食事も出していた宿屋のこと。時代劇を観ていると度々登場しますね。黄門様御一行が毎回のように泊まっています。

「サンガム」さんの旅籠の外観は屋根に特徴がありました。雪の多い土地に多い、本を被せたような「切妻造り」をしていて、雪が積もる冬に重みを支えるために太い柱を交差させることで強度を強めた「扠首組み工法(さすぐみ・こうほう)」を採っていました。扠首組みは屋根裏にある飲食スペースから丸見えでした。煤けた梁や柱も見られ、とてもダイナミックで、江戸時代の雰囲気が伝わってくるようです。

また、屋根の中央は大きな窓があり他の部分より上へ突き出ていました。突き出た部分はそのまま「突き出し屋根」といい、蚕の育成のために改築したものだそうです。

駒飼宿は明治時代以降に「養蚕(ようさん)」が盛んになり、「サンガム」さんの旅籠も養蚕のために使われていました。蚕の繭から糸を取る機械が2階の屋根裏部屋に展示されていました。しかし昭和40年代以降、化学繊維の発達によって養蚕業は衰退し、養蚕農家は駒飼宿からいなくなりました。

現在のオーナー夫婦が空き家になっていた旅籠の建物を改修して、カフェ&ゲストハウスとしてオープンさせたということです。移り住んだのが6年前と言っていたかと思いますので、オープンもそのくらいなのでしょう。

内装は旅籠の雰囲気を極力壊さないようにしたのでしょう、開放的ではあるのですが照明が薄暗くオレンジ色の暖色系のものを使っていて、古い木材とマッチしていました。

 

  

  

「大黒屋サンガム」の「カレー」と「ワイン」

ハルさんは「サンガム」さんで「カレー」を頼んでいました。それとワインも。ハルさんはお酒が弱いので、すぐに顔を真赤にしてテーブルに顔を伏せてしまっていました。まるで私のようです。

サンガムさんは山梨に移住する前は東京の国立でカレー屋を営んでいたということで、かなり本格的なカレーを作っていらっしゃるようです。カレーもライスで食べるのではなく「ナン」でした。釜の内側にナン生地を貼り付けて焼くスタイル。

ナンは確かイースト菌を使わないですよね、パンに似ていますけど違いはそこにあったと思います。代わりに(?)酵母を使っていたような。ヨーグルトやスパイスが入っているナンもあったりして、なかなか面白いパンの一種です。昔働いていた場所の近くにあったカレー屋で食べていました。

カレーに入っている肉は「鹿肉(しか・にく)」が使われていました。ハルさんが言うには鹿肉の味は牛肉よりもっとサッパリしていて、臭みがなく美味しいそう。山梨では獣害対策として鹿の頭数制限をしていて、狩猟した肉を料理に使っているということでした。

カレーの他には「甲州ワイン」を勧められて飲んでいました。やはり山梨県甲州としてはワインですよね。甲州では明治10年からワイン事業が始まっていると紹介されていました。ワインの運搬のために鉄道まで開通されたそうです。

カレーに使われていた鹿肉もワインで処理していて、そのため臭みが取れているとお店の方が言っていました。料理にも活用されています。

それと、ぶどうの新芽を使った「かき揚げ」もご馳走になっていましたね。ぶどうの新芽は採った直後にしなってしまうため、地元民のみが味わえる味です。

 

 

 

かつぬま朝市とウーフ

山梨県甲州市ではワイン造りが盛んではありますけど、後継者が不足していることに対して危機感を覚え、地域の方は甲州ワインの魅力を伝えるべく様々な取り組みをして甲州の土地とブドウ、ワインに興味を持ってもらおうと活動をしているとのことです。

「サンガム」さんのオーナー夫妻が移住するきっかけにもなった「朝市」もその一環で、「かつぬま朝市」では農家だけでなく様々な業種の方々が参加している、大人気の朝市だそうです。

それに「サンガム」さんは「ウーフ (WWOOF) 」の活動もしていました。これはヨーロッパ、イギリスが発祥のNGO (Non Governmental Organization、非政府組織) で、店で働いてもらう代わりに無料で宿を提供する取り組みのことです。有機農業を広げるためのNGO。ウーフを利用している旅行者のことを「ウーファー (WWOOFer) 」と言います。

ウーフの活動もあって「サンガム」さんは外国人旅行者にも人気だそう。

 

 

おわりに

私はウーフのことを番組を観るまで知らなかったので興味深かったです。有機農業そのものはあまり興味がないのですが、労働力を代価にして宿泊するシステムは面白いですね。バックパッカーさんなどに人気がありそう。

神奈川県茅ヶ崎編でも大きな梁のある古カフェが紹介されていました。あちらはあちらで見てみたいです。しかし今回の「サンガム」さんの煤けた梁や柱のあの漆黒は圧倒的です。300年の重みがありました。

 

 

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