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ブログ文章力もアップ?相手に伝える文章を書くためのコツは「形容詞を使わない」「五感に訴える」でした - Eテレ『テストの花道 ニューベンゼミ』

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Eテレで放送されている『テストの花道 ニューベンゼミ』、2017年7月31日放送分は「長文問題に強くなる!芥川賞作家の文章術」でした。

ブログ運営にも役に立ちそうな内容でした。

 

目次

 

Eテレ『テストの花道 ニューベンゼミ』

テストの花道 ニューベンゼミ』は毎週月曜日19:25からEテレで放送されている教育番組です。

 

新しい(ニュー)勉強法(ベン)=ニューベン!最新の受験情報やさまざまな勉強法を面白動画で紹介!

 

以上が番組説明になります。

 

以前は『テストの花道』という番組名でした。

視界はタレントの「所ジョージ」さんと、アイドルグループ「TOKIO(トキオ)」のリーダー「城島茂(じょうしま・しげる)」さんです。

番組内容は、高校や大学受験のための様々な勉強法などを紹介していました。

 

2016年度からでしたか、現在は『ニューベンゼミ』と番組名を変えています。

所ジョージさんも表舞台から退いています。

しかし、名前は変わっても番組の基本的な路線は変わらずにいて、受験勉強のコツ的なものがたくさん紹介されている番組です。

 

長文問題に強くなる!芥川賞作家の文章力

2017年7月31日放送の『ニューベンゼミ』は、「長文問題に強くなる!芥川賞作家の文章力」というサブタイトルで、現代国語の「長文問題」にフォーカスを当てた回でした。

今回の放送はブログを書く上でも役立つ内容です。

 

ゲストとして出演していた方は、お笑いコンビ「インパルス」の「板倉俊之(いたくら・としゆき)」さんと、芥川賞作家の「羽田圭介(はだ・けいすけ)」さんです。

 

トリガー

板倉さんはお笑いの他にも小説を書いていらっしゃるそうです。

『トリガー』や『蟻地獄』といった作品を。

『トリガー』は漫画化もされていて、城島さんは漫画版を読んだことがあるみたいでした。

 

スクラップ・アンド・ビルド

羽田さんは『スクラップ・アンド・ビルド』 で2015年の芥川賞を受賞された方だそうです。

「又吉直樹(またよし・なおき)」さんの『火花』と同時受賞したとのこと。

 

形容詞を使わない

番組では、街で中高校生に国語についてインタビューをしていました。

インタビューの結果、長文問題が苦手と答えた人が多かったようです。

文章から登場人物の気持ちを読み解く、いわゆる「読解」が難しいと感じているのですね。

 

「文章を書く力を養えば、考えをまとめる力や文章を読み解く力も養える」

という流れから、相手や読み手に伝える文章を読み手に伝わる文章を書くためのポイントが幾つかあげられていました。

 

相手に伝える文章を書くためのポイントは「具体的に描写すること」です。

 

そのためには「形容詞を使わない」ことが重要です。

形容詞を使わないで表現できれば具体性が生まれます。

 

形容詞とは「可愛い」「嬉しい」「楽しい」「美しい」「美味しい」などですね。

 

テレビの画面に「赤ちゃん」の顔の画像が表示され、その赤ちゃんの可愛さを「可愛い」などの形容詞を使わずに、画像を見ていない人に伝えようとしています。

 

「ほっぺがぽちゃぽちゃの赤ちゃんが、私にニコニコ笑いかけた」

という例文が表示されていました。

 

「ほっぺがぽちゃぽちゃ」や「ニコニコ笑いかけた」と具体的な表情を表現することで、赤ちゃんの様子を想像することができるようになります。

 

形容詞を使って「可愛い赤ちゃん」としてしまうと、表現が抽象的で相手に伝わりにくいです。

「可愛い」の基準が人によって異なりますから、具体的にどのように可愛いのかを書きましょう、ということ。

 

これは俳句や短歌などの詩歌でも言えることですよね。

ブログを書く上でも、あの映画が面白かった・楽しかったと書くだけではなく、どのようなところをどのように感じられたから面白いのかを書きましょうと。

形容詞を使わないで表現してみる、なるほど勉強になります。

難しそうですけど。

 

五感に訴える

もう一つ、「五感に訴える」テクニックも紹介されていました。

 

ameblo.jp

 

ここでは怪談師の「山口綾子(やまぐち・あやこ)」さんが登場していました。

 

一つの怪談が扱われていて、その内容は「私(一人称)が放課後にトイレに行ったら、臭いがしたため個室に向かったところ、中から赤い服の女が出てきて追いかけられた」という内容です。

 

ただ、このままでは怖さが何も伝わりません。

どのように文章を変えれば怖さを伝えられるのかというと、「五感に訴える」ことが重要です。

 

例えば、ドアノブを「ピタっと触ってみる」とか、何だかいつもより「ヒヤッと冷たい感じがする」とかのように「触覚(触れる)」に訴えてみる。

ドアが「ギィィィと音を立てて」とか「ゆっくりと開いていく」とかのように「聴覚(耳)」や「視覚(目)」に訴えてみる。

臭いが「モワッとキツくなる」と「嗅覚(鼻)」に訴えてみる、ということです。

 

音が聞こえたならどのような音が聞こえたのか、その音を聞いて私がどのように感じたのかを具体的に示してあげることによって、「臨場感」が生まれると山口さんは仰っていました。

 

その他

他には「心をつかむ書き出し」も重要と言っていました。

 

ツカミにはパターンがあって、「意外性」のある書き出し、「奇妙」だと思わせる書き出し、「セリフ」から始める書き出しの3つです。

 

他、伝わる文章を書くためには「文章を読むこと」も重要だそう。

 

おわりに

ということで、形容詞を使わなかったり、五感に訴えたり、つかむ書き出しにしたりすることで、より具体的に表現し、読者にそのシーンを想像をさせることができれば、「相手に伝わる文章」を書けたことになる、という回でした。

 

観ているときはなるほどなと思うのですが、いざ自分が文章を書くとなると思うようにいかないものです。

私も何年もブログを書いていますが、伝わる文章を書けているかというと非常に怪しいですから。

今回学んだことをブログにも生かしていきたいです。

 

形容詞を使わない 大人の文章表現力

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  • 作者:石黒圭
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