ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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『ザ!鉄腕!DASH!!』では「新宿DASH」が一番好き。ポリネーターの「ニホンミツバチ」を呼び込もうとしています

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毎週日曜日19:00から日本テレビ放送されているバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の2017年7月30日放送分では、「新宿DASH」と「DASH島」が扱われていました。

 

 

ザ!鉄腕!DASH!! 

www.ntv.co.jp

 

日テレで放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』は、言わずもがなアイドルグループ「TOKIO(トキオ)」の5人が色々なことにトライする番組です。

 TOKIOのメンバーはリーダーの「城島茂(じょうしま・しげる)」さん、「山口達也(やまぐち・たつや)」さん、「国分太一(こくぶん・たいち)」さん、「松岡昌宏(まつおか・まさひろ)」さん、「長瀬智也(ながせ・ともや)」さんですね。

鉄腕DASHの出演回数が最も多い方は、重機を操縦できるリーダーの城島さんか運動神経抜群で手先も器用な山口さんかと思います。このお二人がいれば何でもできてしまう感じです。松岡くんが2人に次いで多く、太一くんは朝の番組で忙しいのかDASH島ではあまり見かけず新宿DASHにはちょいちょい出演しています。長瀬くんはドラマ収録に忙しいのでしょう、番組への出演は少ないです。レアキャラ。

現在のメインのコーナーは、無人島を開拓する「DASH島」でしょうか。他にも、東京湾の工業地帯にある入り江で渚の再生を行っている「DASH海岸」、全国各地へ出向いて土地の名物のうち、出荷できない傷物や普段なら捨てられてしまっている箇所を頂いて料理する「DASH 0円食堂」、大都会東京で自然や生物を呼び戻し共存する街作りを目指す「新宿DASH」などがあります。

 

 

新宿DASH

東京富士大学

 

個人的には現在のところ「新宿DASH」が一番楽しく観られています。

「生き物と一緒に暮らす未来の街を作れるか?!」

というキャッチフレーズのこのコーナーは、2017年7月30日現在は活動拠点である新宿都庁から約3km、「高田馬場(たかだのばば)」にある「東京富士大学(とうきょうふじだいがく)」の屋上ベース(基地)に、「ミツバチ(蜜蜂)」を呼ぼうとしているところです。

ベースでは、今は亡き「三瓶明雄(さんぺい・あきお)」さんが遺してくれた「カブ(蕪)」を育てていて、その隣で「オオイヌタデ(大犬蓼)」が大きく育っています。これは以前、江戸時代の大名屋敷の池から泥をもらった際に、泥の中に何十年何百年と眠っていた種から芽吹いたのではないかと言われています。

 

 

ポリネーターとは?

オオイヌタデなどの植物に種ができるためには受粉する必要があります。そこで重要な役割を担うのが「ポリネーター」です。

 

送粉者(そうふんしゃ、英: pollinator)とは、植物の花粉を運んで受粉させ(送粉)、花粉の雄性配偶子と花の胚珠を受精させる動物のこと。花粉媒介者(かふんばいかいしゃ)・授粉者(じゅふんしゃ)・ポリネーターともいう[* 1]。送粉者によって媒介される受粉様式を動物媒と呼ぶ。

送粉者 - Wikipedia

送粉者のWikipediaにはこのように書かれています。送粉者を英語で「pollinator(ポリネーター)」というそうです。 

私はこの新宿DASHを観るまで「ポリネーター」という言葉を知りませんでした……いや、私と同じくDASHで言葉を知った方は少なからずいらっしゃったと思います(と思いたい)。送粉者のことは知っていました。

 

ミツバチ(蜜蜂)とはハチ目(膜翅目)・ミツバチ科(Apidae)・ミツバチ属(Apis アピス[1])に属する昆虫の一群で、花の蜜を加工して巣に蓄え蜂蜜とすることで知られている。

ミツバチ - Wikipedia

ミツバチのWikipediaにはこのように書かれています。

そのポリネーターの代表格が「ミツバチ(蜜蜂)」や「チョウ(蝶)」などの昆虫で、新宿DASHのベースにもっと様々な実や種をもたらすために、ミツバチの中でも日本在来種である「ニホンミツバチ」をベースに呼ぼうとしています。

種をつける植物が増えれば生き物も増えてくるはずだということですね。

 

 

新宿御苑

fng.or.jp

 

大都会・新宿には自然もあって、特に「新宿御苑(しんじゅくぎょえん)」には、様々な植物が生えているため、動物や昆虫もたくさん生息しているであろうと睨んで、数週間前に放送された前回の新宿DASHでは、山口くんが指導の先生と一緒に新宿御苑を探索していました。許可を取って。

 

新宿御苑(しんじゅくぎょえん)は、東京都新宿区と渋谷区に跨る環境省所管の庭園である。

(略)

もともとは江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地である。 

新宿御苑 - Wikipedia

新宿御苑のWikipediaにはこのように書かれています。私は行ったことがないです。一度行ってみたい。

前回の放送では、新宿御苑の敷地内でニホンミツバチの生息を確認できていました。さらに調べると、巣の中には「王台」と呼ばれる巣穴を見つけ、フタが閉まっていました。

王台のフタが閉まっているということは新女王蜂が中にいて、羽化の時期が迫っていることを意味するそうです。

旧女王蜂は、新女王蜂のために巣を明け渡し、一定数部下を引き連れて巣を出ていきます。そのことを「分蜂(ぶんぽう)」と言いますが、その時期が迫っていることも意味していました。

そのため今回担当していたリーダーと太一くんは、旧女王蜂にベースに来てもらおうとベースに巣箱を設置することにしています。

 

 

 

ヘクソカズラとウリ科植物でグリーンカーテン

後日、山口くんがとある木材店を訪れ、ミツバチが好む匂いのする「スギ(杉)」の端材・古材を頂いて、巣箱を作りました。

「雇い実継ぎ」というスギの切れ端を一枚板にして隙間をなくす技法を用いたり、ミツバチの出入り口は外敵が侵入できない大きさで、ミツバチはギリギリ入れる大きさ、エンピツの太さの7mmほどにしたり、防水のためにスギの皮を使って雨対策をしたり、工夫を凝らしています。

問題は「暑さ」です。ビルの屋上では気温が高すぎてしまいます。ミツバチの子育てに最適な温度は33-35℃と言われていますが、真夏時はそれを優に超える暑さになることが予想されます。

そこでグリーンカーテンを設置することにしました。新男米の藁縄と、池の泥に埋まっていたと思われる、蔓植物の「ヘクソカズラ(屁糞蔓)」と、何かわからないウリ科の植物を植えてその蔓で影を作ってあげました。これがグリーンカーテンです。

グリーンカーテンによって直射日光を遮ってくれて、植物自身も水分を蒸発させていますから、気化熱によって温度が下がるという「天然クーラー」の役割を担ってくれます。

 

 

おわりに

グリーンカーテンは早速効果を発揮していて、一週間ほどで巣箱の温度を下げることに成功していたようです。

そして、ポリネーターも続々とやって来ていました。「シジミチョウ(小灰蝶、蜆蝶)」や「クマバチ(熊蜂)」が。肝心のニホンミツバチはまだのようです。

クマバチの大きな体では、現在ベースに生えている「オオイヌタデ」の小さな花には止まれないみたいです。やはりここはニホンミツバチで、という。

 

いやいや楽しみです。ミツバチに来てもらいたいですし、ウリ科の植物の正体も楽しみですね。

新宿DASHのような試みは、幼稚園や小学校に通っている子供が観るとより良いでしょうね。理科の良い勉強になりそうです。

実際に、自分の家の庭やベランダで植物を植えれば、そこにやって来るチョウやハチなど虫の観察にも役立つかもしれず、夏休みの自由研究のテーマにも良さそうです。

今からやっても、今年の夏休みの宿題には間に合わないでしょうか。それなら来年のために今から準備を進めても面白いかもしれませんね。

間に合わせたい人は、家の近くにある草原などの一定の場所を決めて、そこに生えている植物の種類などを調べたり、そこで見つけられた昆虫の種類を調べたりするだけでも良い研究になりそうです。熱中症などに注意。

毎年続ければ、年によって異なる草や昆虫が見つかるでしょう(勢力図の変遷がわかるかも)から、小学校の6年間続ければ何か大きな発見があるかもしれないです。

 

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