ディスディスブログ

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5つのスパイスをブレンドする自作カレー粉が面白そうでした - Eテレ『趣味どきっ! カレーの世界』

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2017年6月6日火曜日21:30より、Eテレの情報番組『趣味どきっ!』の火曜日放送シリーズの新番組『カレーの世界』が放送されています。2017年7月4日の放送は第5回「超絶技巧に迫る!歴史が刻まれたホテルカレー」でした。

 

 

Eテレ『趣味どきっ! カレーの世界』

www4.nhk.or.jp

 

マラソンや登山、自転車、茶の湯や書道、ギターそして仏像鑑賞の旅やスケッチ紀行、パソコン・IT講座など、現代人の趣味は幅広く、ジャンルも多種多様。
各テーマともその道の第一人者を講師に起用し、深くて濃密なレッスンをする一方で、初心者のかたでも楽しく見られるようにわかりやすく紹介します。

Eテレでは月曜日・火曜日・水曜日の21:30から様々なジャンルの趣味に関する番組が放送されています。それが『趣味どきっ!』です。2017年6月から新シリーズが始まっていて、月曜日が『海・山・町を再発見! おとなの歩き旅』で水曜日が『カラダとココロに効く「夜活」 わたしの夜時間』です。

この『趣味どきっ!』のうち個人的に最も興味を持って観ている番組が火曜日放送の『カレーの世界』です。

『カレーの世界』の講師はカレー研究家の「水野仁輔(みずの・じんすけ)」さん、「出張カレー集団」なるグループの調理主任を18年間務め、日本全国各地にカレーの魅力を伝えてきた方だそうです。水野さんが開くカレー教室はキャンセル待ちが出るほど大盛況なのだとか。

講義を受けるのは、俳優の「鈴木浩介(すずき・こうすけ)」さんと、第4回からタレントの「乙葉(おとは)」さんではなく、モデルの「ラブリ」さんです。

 

 

第5回「色鮮やか!フレッシュスパイスでタイカレー」

『カレーの世界』の第5回の放送は「超絶技巧に迫る!歴史が刻まれたホテルカレー」です。ホテルカレーとはそのままホテルのレストランで出てくるカレーのこと。

ホテルカレーは日本の洋食文化の中でも独特の進化を遂げてきた料理だそう。

 

 

箱根「富士屋ホテル」のカレーレシピ

水野さんが神奈川県箱根町宮ノ下にある歴史あるホテル「富士屋ホテル」に赴き、伝統のホテルカレーを取材していました。NHKなので番組内ではホテル名は出てこなかったでしょうか。

太っ腹なことに富士屋ホテルのシェフの方はホテルに伝わるカレーソースのレシピまで公開していました。

材料は「バター」「摩り下ろしリンゴ」「刻みニンニク」「刻み生姜」「玉葱」「カレー粉」「小麦粉」「トマト缶詰」「コンソメ」「チャツネ」「ココナッツミルク」と書かれていました。

作り方は、玉葱をバターで弱火で3時間以上炒め、飴色玉葱に摩り下ろしたニンジンとリンゴ、生姜など味に深みを出す材料を入れ、さらに1時間ほど炒めます。ここでカレー粉が登場します。ホテルカレーはスパイスを合わせるのではなくカレー粉を用いることが特徴です。英国流。さらにシチューのようにトロみを出すために小麦粉を入れ、カレーのペーストを伸ばすためにコンソメスープを加えていきます。十分煮込んだ後も、数日間寝かせて味を熟成させます。

ブイヨンには牛骨(すね)と牛すじ肉、鶏がら、水、玉葱、ニンジン、セロリが入っていて、コンソメにはブイヨンと牛すね肉、鶏首つる、玉葱、ニンジン、セロリ、パセリの茎、卵白、ローリエ、白粒胡椒、白ワインが入っているようです。コンソメは2日間かけて作ります。

このようにホテルカレーには気が遠くなるほどの手間暇がかかっていました。家庭で簡単に作ることができる代物ではありません。

 

 

 

水野式カレー粉作り!

実は今回の放送で個人的に興味を抱いた箇所はホテルカレーではなく、オリジナルのカレー粉を作る「水野式カレー粉づくりに挑戦」のコーナーでした。

スタジオでは、水野さんが大学時代から長年研究した成果として、用意したスパイスが5種類用意されていました。

「ターメリック」と「レッドチリ」、インドの香りを醸し出す「クミン」、全体の香りをまとめてくれる「コリアンダー」、第1回でも登場した「ガラムマサラ」です。

オリジナルのカレー粉をブレンドする際には以上の5種類をブレンドすれば抜群に美味しくなるのだそう。

スパイスは単品でも良い香りはするのですが、単体のスパイスを何種類か混ぜ合わせることによって相乗効果が生まれるので、単純な足し算にはならず掛け算になると水野さんは仰っていました。

上記5種類のスパイスをブレンドしていきます。計量スプーンでスパイスを救って1つの容器に入れていきます。

まず「ターメリック」と「レッドチリ」はそれぞれ小さじ1杯入れて混ぜてから、香りをかぎます。ターメリックとレッドチリの掛け算の具合を確認します。

そうしたら次に「クミン」と「コリアンダー」をぞれぞれ小さじ3杯、ターメリック&レッドチリの入った容器に入れます。

最後は「ガラムマサラ」です。ガラムマサラは香りが強いので少量で良いです。小さじ1/2杯。これをまぜることで水野式カレー粉が完成します。

ブレンドには「香り」「色」「辛み」のバランスが大切とのことです。

出来上がったカレー粉はそのまま使っても問題ありませんが、フライパンで少し炒った後、1週間ほど熟成させると香りがまろやかになるということでした。

 

 

コンソメとブイヨンの違いがわからない

最後、水野式ホテル風ビーフカレーを作って皆で食べていました。

早速自分たちでブレンドしたカレー粉を使用しています。市販のカレー粉でもOK。コンソメは大変なのでチキンブイヨンを作っていました。

第1回では玉葱は強火で放置で良いよということを言っていました。今回はホテルカレーということですから弱火でじっくり飴色にしていました。

 

もともと「コンソメ」とは、仏語で「完成された」という意味で、中世から見られるようになった。基本的な作り方は、牛肉・鶏肉・魚などからとった出汁(ブイヨン)に脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立てる。

コンソメ - Wikipedia

コンソメのWikipediaにはこのように書かれています。

実は私は今回の放送を観るまでコンソメとブイヨンを混同していました。記事を書きながらネットで調べるまで両者の違いが全くわかっていませんでした。皆さんは知っていましたか?

Wikipediaにあるように、コンソメとはブイヨンに肉や野菜を加えて煮立てたものなんですね。ブイヨンは出汁で、コンソメは出汁のブイヨンなどから作ったスープである、ということですか。

 

 

おわりに

このEテレの『カレーの世界』は、見るたびに無性にカレーが食べたくなる番組です。

私もできれば自作したいのですが、私は集合住宅に住んでいるので匂いの問題を気にして作ることを躊躇してしまいます。ちょうど昨年の今頃にニ度(ルーが2回分だったので)作ったきり、1年ほどカレーは作っていません。

私は、野菜などをカットするのが面倒なのでゴロゴロと大きくカットされたミックス野菜を買ってきて、それを全て鍋に入れてオリーブで炒めたら水を入れて、ローリエや固形ブイヨンを入れて煮て、火を止めたらカレールーとカレー粉、ハチミツ、チューブのおろし生姜やおろしニンニクを入れて混ぜる、シンプルなカレーを作ります。

何と玉葱も肉もなし! 灰汁も取りません。雑味は旨味と自分に言い聞かせます。玉葱&肉なしカレーも普通にカレーとして成立しています。美味しいですよ。

アレンジとして、カレールーを入れる前にホールトマトを1缶分入れて、トマトの酸味を強くしてハヤシライスに寄せます。その場合、ホールトマト分の水を減らして全体の量を調整します。

肉を入れることももちろんあります。肉を入れるなら、肉は鍋とは別にフライパンで焼いておいて、カレールーを入れる前に入れていますね。特に狙いはなく適当です。

 

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