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髑髏の騎士が言う「お前の希望がそのまま彼の娘の希望であるとは限らぬ」の意味とは何でしょう? - アニメ『ベルセルク』23話「告げられし兆し」の感想

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2017年4月8日土曜日02:25(金曜深夜)より、TBSにてアニメ『ベルセルク』2期が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

アニメ『ベルセルク』

berserk-anime.com

 

2017年6月24日の放送は第23話「告げられし兆し」でした。2期11話です。

 

 

イントロダクション

胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。
彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。
おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げ体と磨きぬいた技--人として力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。たとえはただ、“夜”の中にある。
目を凝らし、闇を見つめよ--!

こちらが1期のイントロダクションです。作品のジャンルはダーク・ファンタジー

 

鉄塊のごとき大剣をふるい「贄」の運命に抗い続ける黒い剣士・ガッツ。失踪した愛する者・キャスカを追う彼は、やがて聖地アルビオンへの辿り着く。法王庁の教義に縛られてガッツを追うファルネーゼと従者セルピコ、ガッツの技を盗もうと同行するイシドロ、立ちはだかるモズグスら超越者たち。
数多の出会いや死闘を経て、ついにガッツはキャスカとの再会を果たすのであったか…。
激化する戦いに呼応するかのように、救いを求める人々の願いが聖地に渦巻く。その想い、その命は、世界が求めし存在・グリフィスの顕現をもたらした。それは、人と魔が交じり合う新たな世界の兆しでもあった!
長い激戦を切り抜け、アルビオンを後にするガッツ。大切なものを「喪失わない」と決意を固めるが、新たな試練、新たな戦い、そして新たな出会いが彼を待ち受けていた---。

こちらが2期のイントロダクションです。1期のまとめ的なテキストですね。

ちなみに私は原作未読です。

 

 

23話(2期11話)「告げられし兆し」

21話で魔女「フローラ」の住む「霊樹の館」に、主人公「ガッツ」の仇敵「グリフィス」に従う「ゾッド」と「グルンベルド」が率いる使徒の群れが襲ってきました。

ガッツはグルンベルドと、加勢に来たと思われる「髑髏の騎士」はゾッドと戦い始めます。ガッツは「クリフォト」におえるゴッドハンド「スラン」との戦いの影響が強く残っており、グルンベルドとの戦いに劣勢を強いられます。

フローラの弟子の「シールケ」とエルフの「パック」、剣士見習いの「イシドロ」、元聖鉄鎖騎士団員「セルピコ」と一緒に館の宝物庫へ向かい、そこに保管されている「狂戦士の甲冑」を確認すると、ガッツを呼び寄せて瀕死の状態の彼に甲冑を着させます。

すると、ガッツはそれまでの様子が嘘のように生き生きと戦い始め、人間を超越した力や速さを見せてグルンベルドを追い詰めます。グルンベルドは騎士としての戦いに敗れたことを認めつつ、主「グリフィス」のために人型から火竜形態へと姿を変えて、なおもガッツに挑みます。

「狂戦士の甲冑」はドワーフが作ったリミッター解除の装備です。着用者の心の奥底にある怨念を捕らえて引き起こしバーサーカー化させます。ガッツが見違える動きを見せたことは、甲冑がガッツの怪我を癒やしたからではなくガッツに痛覚を感じさせていないからで、またガッツが怪我をした箇所も甲冑自らがガッツの身体を侵して怪我の補強をして動かしているようです。

火竜形態の使徒グルンベルドに対して、フローラが自らの身体を青白い炎の壁に変えて立ちふさがり、ガッツたちを逃してやりました。フローラはこれで生命が尽きたようです。

 

 

妖精郷「エルフヘルム」

現在ガッツたちの目的地はパックの故郷、妖精郷の「エルフヘルム」です。ガッツはエルフヘルムをキャスカの安住の地と考えています。本当に安息の地となるかは不明。

パックはおちゃらけて「そこは遥か西の海に浮かぶユートピア、花は咲き乱れまくり以下同文」としか言いません。パックはわざとこのように言っているようにも感じられます。実はエルフヘルムの偉いエルフなのでは、後述する「花吹雪く王」本人、あるいはその近親者なのでは、と思わせます。

魔女のシールケがフローラから聞いたエルフヘルムのことを話していました。

「西の海にある伝説の島で、名前は『スケリグ島』。『霊樹の森』と同じ狭間に属しているので、海図にも載っておらず普通の人間にはたどり着くことはできないのだとか」「その島ではエルフたちと一緒に多くの魔術師たちが暮らしているそうです」

どのようにして狭間の島に行くのでしょう。パックがいて、シールケもいて、狭間に身を置くガッツもいて……なら行くこと自体は難しくないのかもしれません。

 

 

ファルネーゼの決意

元聖鉄鎖騎士団団長「ファルネーゼ」は、23話の冒頭で魔女「シールケ」に弟子入りを志願していました。

「イーノック村」などでシールケが見せた魔術に魅せられてのこと。それとフローラたちからもらった銀の短剣が魔を退ける力を持っていたことも、彼女にとっては大きな出来事だったようです。魔を退け、信頼する人に託された任務「キャスカを守ること」を達成できたのですから。

シールケ自身まだ修行中の身(見習い魔道士)の自覚があります。シールケはファルネーゼを弟子とするのではなく、手ほどきを施すということにしてファルネーゼの願いを受け入れていました。

ただし、ファルネーゼの従者「セルピコ」は頭を抱えていましたね。貴族階級の、それも元・法王庁の人間が魔女になろうとすることは異端も異端なのでしょう。

 

 

髑髏の騎士からの忠告とお告げ

ガッツは1ヶ月ほど療養をしていました。動けるようなったガッツはまだ完調からは程遠いようです。しかも体調だけでなく、頭髪には白髪があり、手は震えていたことで、精神的な負担まで身体に顕在していたように見えました。

夜、フローラの死を悲しむシールケ、側にいたガッツの下へ「髑髏の騎士」が再び訪れました。そこで髑髏の騎士は重要な忠告やお告げを幾つかしています。

まず「狂戦士の甲冑」に関しては「狂戦士として戦いを重ねれば、光・声・温もり、多くのものをお前は失うことになる」と言っています。既に白髪化と指の震えが表れていますが、視覚や味覚(言語)、触覚などにも障害が生まれることが示されました。

鎧に宿ったオド(意思?)は決して消えることのない炎と同じ、例え一度御したとしても火種はくすぶり続ける。隙きがあれば容易く業火と化すと。二度と鎧によってバーサーカーとはならないと宣言するガッツに髑髏の騎士は忠告していました。Bパートでは髑髏の騎士の言うとおり、ガッツは心を囚われかけてしまいました……。

シールケは髑髏の騎士が甲冑の前の持ち主ではないかと言っていて、おそらくそれは合っているのでしょう。自分自身に起こった症状なので今のガッツに何が起こっているかは他の誰よりもわかっているのです。たぶん。

他には、ゾッドたち「光の鷹(の団)」の使徒たちがフローラを襲った理由は万の軍勢よりも1人の魔術師を障害とみなしたからで、また自分とフローラは今のガッツとシールケのような友人関係であった、と髑髏の騎士は言っています。

 

 

キャスカの心を取り戻すことは可能!

そして、髑髏の騎士からもたらされた最も重要なお告げは「烙印の娘(キャスカ)の心を取り戻せることは可能」だということです。「キャスカ」はガッツが長年追い求めてようやく再会できた女性です。妻、なのでしょうか?

ガッツたちの今の目的地であるパックの故郷「妖精郷(エルフヘルム)」を統べる大妖精「花吹雪く王(はなふぶく・おう)」ならそれも可能だと言っていました。

しかし「だが忘れるな。お前の希望がそのまま彼の娘の希望であるとは限らぬということを」とも髑髏の騎士はガッツに忠告していました。

どうしてキャスカ自身が心を取り戻すことを希望しないかもしれないのでしょうか?

おそらくそれは、心を取り戻すことは心を失った理由まで思い出すことになるから、だと思われます。グリフィス(?)にあれされた記憶、子どもを奪われた(?)記憶を。

精神が崩壊するほどの衝撃を受けた出来事を思い出す、これは筆舌に尽くし難い苦痛を伴うはずです。怖い。

 

 

おわりに

Bパートは「クシャーン」の手の者がガッツ一行を襲っています。遠方から魔術によってワニのような生物や巨大なアンコウのような生物を操っています。

ここでもガッツがバーサーカー化してしまい、自我を忘れて戦いに没頭し、シールケやイシドロたちはおろか、「ファルネーゼ」や「キャスカ」までをも襲いかねない状況でした。

今回もシールケが魔法によってガッツの正気を取り戻してやり、ガッツが完全に狂気に溺れる事態は避けられました。

さっそく髑髏の騎士の忠告どおり、甲冑に取り込まれそうになっていました……。今後はグリフィスや悪霊との戦いの他、この甲冑との内なる戦いも付いて回りそうです。でも今のガッツにはシールケを始め、頼りになる仲間たちがいます。きっと大丈夫でしょう。

といいますか、もはやシールケがメインヒロインになっていますね。シールケはガッツに恋心が芽生えたようですし、そちらの動向も気になるところです。

アニメ『ベルセルク』2期は次回か次々回で最終回でしょうか。原作はまだ連載中(休載中?)だそうですから、切りの良いところまで放送して「俺たちの戦いはこれからだエンド」にするのだろうと思われます。私は原作を読んでいないので切りの良いところがどこかはわかりませんけど。

 

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