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A106は出来損ない? 午太郎が天馬博士のようなエゴイストさを出していました - アニメ『アトム ザ・ビギニング』9話「シックス戦闘不能」の感想

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2017年4月15日土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『アトム ザ・ビギニング』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「アトム ザ・ビギニング」

atom-tb.com

 

2017年6月17日の放送は第9話「シックス戦闘不能」でした。

 

 

イントロダクション

これは、まだ誰も知らない“鉄腕アトム”誕生までの物語(エピソード・ゼロ)
大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」になるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る---。

このようなイントロダクションです。私は原作未読。

 

 

9話「シックス戦闘不能」

9話から主人公の2人、練馬大学ロボット工学科第7研究室でロボット研究をしている大学院生「天馬午太郎(てんま・うまたろう)」と「お茶の水博志(おちゃのみず・ひろし)」の2人が研究・開発しているロボット「A106(えー・てん・しっくす)」が「ロボレス」に出場しています。ロボレスは「ロボット・レスリング」の略ですね。

「心優しき科学の子」ことA106の1回戦の相手は第1世代のロボット「紺碧の稲妻」こと「モヒカーン・バッソ」でした。第1世代は操縦士がロボットを遠隔操作でコントロールするタイプのロボット。オーナー兼操縦士は「大石リンダ(おおいし・りんだ)」です。

戦闘前に午太郎がA106に対して「いいか、バシッと相手の動きを止めてこい」と命令し、A106はその命令通りモヒカーン・バッソの受信アンテナであるモヒカン部分を取り外して、行動不能状態にして勝利していました。

2回戦の相手は「怒涛の鉄槌」こと第2世代のロボット「ギガトンハンマー」です。第2世代は操縦士が乗り込み直接コントロールするタイプのロボット。オーナー兼パイロットは「顎岩ガンジ(読みはあごいわ?)」です。

A106は午太郎から「今度は相手の心臓部位に腕を突っ込んで派手に内蔵をもぎ取ってやれ!」と命令され、戦闘ではその命令通りにギガトンハンマーの上に飛び乗り、上部の装甲を外して、動力を止めた後に機体からガンジを引っ張り出して、機体を動作不能な状態にして勝利していました。

 

 

賛同者は観客だけでない

当初、決して相手を破壊しない、これまでにない戦いを見せるA106に対してロボット同士の激しい激突(破壊も?)を望んでいる観客から激しいブーイングを巻き起こっていました。しかし、2戦を終えた頃にはA106の新しい戦い方に賛同の声が広がっていました。まさに「心優しき科学の子」だと。

賛同者は観客だけではありませんでした。1回戦で戦ったリンダも、2回戦で戦ったガンジも、そしてこれから戦うであろうライバルたちもここまでのA106の戦いぶりに感心していて、午太郎たちピットを訪れて褒め称えていました。敵ではなくライバルなのですね。好敵手。

本編やエンドクレジットによると、ライバルたちは「猪突猛」や「サルカ・ニカッセン」「山田とゆかいな仲間たち」「ロック鈴木」「竜巻ハヤト」といった名前のようです。さるかに合戦……。

 

 

 

ダイポールレギュレーターが焼き付く

順風満帆に思われた午太郎と博志たちですがそうもいかないようです。というのもA106に装着されていた「ダイポールレギュレーター」なる部品が「焼き付き」を起こしてしまったのです。

 

双極子(そうきょくし、英: dipole[1])とは、一対の正負の同じ大きさの単極子をわずかに離れた位置に置いたものである。和訳せずダイポールと呼ばれることもある。

双極子 - Wikipedia

双極子のWikipediaにはこのように書かれています。ダイポールは双極子の英語ですか。レギュレータは調節装置のことですよね。つまりダイポールレギュレーターの意味は……? わからないです。

午太郎たちはダイポールレギュレーターの代替部品を持っておらず、博志の妹「蘭」や博志に関心のある練馬大学のロボット工学科「堤茂斗子(つつみ・もとこ)」、博志たちがアルバイトしている何でも屋「マルヒゲ運送」の社長「伴健作(ばん・けんさく)」の息子「伴俊作(ばん・しゅんさく)」も、代替品を探します。

そこで蘭がライバルたちから借りたら良いと提案していました。皆は名案と蘭を褒めましたが、午太郎は負けたライバルたちが貸してくるはずがないと否定します。

そんな午太郎の考えとは裏腹に、リンダやガンジは困ったときはお互い様とばかりに快く代替品を差し出してくれました。しかし、彼らの持ってきてくれたダイポールレギュレーターはサイズがA106の規格に合っていないようです。

山田とゆかいな仲間たちの代表、「山田パーツ株式会社」の代表取締役「山田妥真也(やまだ・だまや)」は快く貸してくれています。山田とゆかいな仲間たちのロボット「ドラムショルダー」は決勝戦でA106と戦うかもしれないのに、それでも提供してくれたのです。A106と戦いたいと理由を話していました。敵に塩を送る。

ていうか「やまだだまや」は回文になっていますね。サルカ・ニカッセンといい変なネーミングのキャラクターが多いです。

山田が提供してくれたレギュレータは、軽量化したものの使用しているニッケルを15%削減していて出力はそのままの、次世代のものと言っていたかと思います。午太郎は廉価版かと文句を言っていましたが、軽量化できて出力も変わらないのなら廉価版どころかむしろ改良版ではないかという気もします。

変なネーミングで顔ももろにモブなのに山田とゆかいな仲間たちは有能です。

 

 

 

3回戦の相手は「バルザックK3」

A106の3回戦の相手は「バルザックK3」と言っていましたか。K3部分は合っているか自身がありません。

二つ名は「難攻不落の牙城」。機体スペックは全高8.17m、全幅10.38mと、幅はギリギリゲートを通過できるほどの巨大なロボットでした。

両手の先に大きなタイヤが付いていて、胴体前方には万力のような大きな顎が二組ついています。こちらはリンダと同じ第1世代のロボットのようです。

オーナーは「城山ミーコ」。リンダとファン層が被っているみたいです。

戦闘前、午太郎は「A106、短期決戦だ。一気に潰せ!」と命令しています。「派手に壊せ」とも言っていたでしょうか。

戦闘が始まると、命令どおりに短期決戦を狙ったのか、A106はバルザックK3の頭部に付いている突起物をもぎ取ろうと飛びかかります。アンテナがそこにあると判断したようです。午太郎も頭部にあると予想していて、俊作が正解だと言っていました。

しかし、A106は午太郎の命令どおりには動きません。午太郎はレギュレータは代替品のためやはり通常通りには動かないことを心配して、「高速ビートパンチ」などで手っ取り早く敵を破壊することを命令していたのです。

A106はあくまでこれまでの戦い方を貫いて勝とうとしています。最終的にはバルザックK3が万力の顎を開いた隙に、顎の奥にある胴体の動力ゲーブルを千切り、バルザックK3を動作不能な状態にして勝利しました。

 

 

A106は出来損ない?

A106の戦い方に納得がいかないのは午太郎です。一気に潰せとか派手に壊せとか命令していたのですから、午太郎にとってA106の戦い方はオーナーの命令を背いたことになるのです。

午太郎はピットに戻る通路で「命令に従わないロボットは出来損ないだ!!」と語気を荒げています。それを聞いた蘭は怒っていましたね、眉毛の角度が。

 

 

Dr.ロロの狙いは何か?

バルザックK3との戦いの後、再びダイポールレギュレーターが焼き付きを起こしていました。山田から受け取ったレギュレータのニッケル15%の差が出たみたいです。

さすがにもう代替品はありません。決勝戦のバトルロイヤルにはもはや出場できないかと思われた矢先に、ある人物から新品のダイポールレギュレーターが届けられました。規格も合っているようです。

送り主は「Dr.ロロ」。かつて蘭とA106を襲った「マルス」のオーナーで、ロボレスの現チャンピオンです。午太郎は駆け出しDr.ロロを探して、彼女に何故A106を襲ったのか、何故今度は自分たちを助けたのか、理由を聞きましたが、Dr.ロロは「決勝戦、ベストを尽くしましょう。ただそれだけ」とだけ応えていました。

う〜ん、やはりDr.ロロは男性が女装しているとしか見えないですね。

 

 

おわりに

今回、午太郎と博志のロボットへの考え方の違いがはっきりとうかがえました。

午太郎は、自分の命令に背くロボットは、これまでどんなに役に立っていたとしても「出来損ない」と切り捨てる非情さがあります。

この辺りはアニメ『鉄腕アトム』の天馬博士らしい性格描写だなぁと感じられます。繋げているのですね。アトムの天馬博士はエゴイスティックで、自らロボットの神になろうとしていたと思います。

AI「ベヴストザイン」は自律型です。その名の通りにロボットに「自我」を芽生えさせることを目的にしているはずですから、今回のA106が行った主人の命令を背いた戦い方は「出来損ない」どころか、むしろ自律型AIとして成功しているように私には感じられます。A106が、というかベヴストザインはあの戦い方の方がベターだと判断したのでしょう。

それを「出来損ない」というのですから、午太郎は自律型ロボットではなく単に自分の忠実な下僕を造りたいだけなのかもしれません。他のどのロボットよりも優れたロボットとしてA106が世界に君臨するなら、それを御する俺は神だとか何とか言い出しそうです。

暴走する午太郎を止めるのが今後の博志の役割になるのかも?

 

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