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綿引が退場。次週は向島電機の倒産がありそうです。みね子たちの転職先はどこになるのでしょう? - 朝ドラ『ひよっこ』48話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年5月27日放送の第48話は、綿引が茨城に帰って行きました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第8週「夏の思い出はメロン色」

www.nhk.or.jp

 

2017年5月22日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第8週「夏の思い出はメロン色」が始まっています。物語の時代は「東京オリンピック」の翌年、昭和40年(1965年)の夏です。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は、みね子は同い年の幼馴染の2人、「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」と「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希)」と共に上京し、みね子と時子は東京の向島にあるトランジスタラジオ工場「向島電機(むこうじま・でんき)」に、三男は日本橋の米屋「安部米店」に就職します。

向島電機は、みね子たちの仕事場の工場と寝泊まりする女子寮「乙女寮(おとめ・りょう)」とが隣接しており、寮ではみね子と時子、他4人の計6人が同部屋で共同生活をしています。

みね子と時子の他の4人は、上京時の集団就職列車で出会った中卒の福島出身「青天目澄子(なばため・すみこ、演:松本穂香)」と、上野駅で出会った中卒の青森出身「兼平豊子(かねひら・とよこ、演:藤野涼子)」、既に働いている先輩の山形出身「秋葉幸子(あきば・さちこ、演:小島藤子)」、同じく先輩の秋田出身「夏井優子(なつい・ゆうこ、演:八木優希)」です。

 

 

2度目のビーフコロッケ

昭和40年(1965年)11月、みね子たちが働く工場の主任である「松下明(まつした・あきら、演:奥田洋平)」が工員皆の前で、工員の給料が1割カットされたことを明かしました。

原因は「アポロン社」が生産台数の調整に出たこと。それに伴い向島電機の売上も落ちてしまったと説明しています。

1割も減給したにも関わらず、みね子たちは実家への仕送り額を下げずそのままにしていました。自分のためのお金を減らして。

それでもみね子は「すずふり亭」へ行き「ビーフコロッケ」を頼んでいました。みね子は「すずふり亭」の品を制覇するつもりです。ラスボスは500円の「ビーフシチュー」。

ホール係の「朝倉高子(あさくら・たかこ、演:佐藤仁美)」は190円の「チキンライス」でも行ってみるかと勧めていましたが、前述の理由からみね子には190円も出すお金はなく、一番最初に頼んだ思い出の「ビーフコロッケ」を再び頼んでいました。1個60円。みね子は高子にお金がないとは言わず、また食べたくなったと言っています。

その日は店内が混雑していて、他の客はみね子には手の届かない料理を楽しそうに食べています。自分も実家に仕送りをしなければ食べられなくはありません。ありませんけど……自分は自ら選んで今の生活をしていて、ビーフコロッケ1個を頼むのが精一杯な自分とどうしても比べてしまうのでした。

みね子の様子がおかしいことに気がついた「すずふり亭」の店主「牧野鈴子(まきの・すずこ、演:宮本信子)」は、みね子を店の裏手に連れて行き事情を話すように優しく諭します。

母「美代子(みよこ、演:木村佳乃)」から東京のみね子を宜しく頼むと言われているし、美代子のことも疾走している父「実(みのる、演:沢村一樹)」のことも大好きでし、自分はみね子の東京のお母ちゃん、もしくはお祖母ちゃんだと思っているよと。

みね子はようやく事情を話し、みね子の苦悩を知った鈴子は料理も只で食べさせてあげるし、食べるためだけでなく何時でも店に顔を出して良いんだよ、と言ってあげます。

しかしみね子は鈴子の申し出に対し首を横に振りました。只で食べさせてもらうことは絶対に嫌だと。実家の妹と弟を高校にまで行かせてやることも、「すずふり亭」の料理全品を自分のお金で食べることも自分で決めたことだし、これが何も目標のない自分が東京ですることと決めたのだから、そこだけは曲げてはいけないのだと言うのです。

鈴子はそんなみね子を抱きしめてあげるのでした……。

 

 

綿引が茨城に帰る

48話では、実の捜索をしてくれている警察官の「綿引正義(わたひき・まさよし、演:竜星涼)」が茨城の実家、高萩に帰っていきました。捜索時は、警察として動いているのではなく、あくまで非番の日に個人で行っていることです。

最近は、失踪後の実を見かけた人物の証言から、実を見かけた現場で通行人を呼び止めて実の写真を見せてこの男性を知らないかと一人ひとりに聞いて回っていました。みね子も一緒です。

ある日、2人の行きつけになっている喫茶店で「クリームソーダ」を飲んでいるときに、みね子は綿引からいきなり謝られました。実のことを捜せなくなったからです。

理由は高萩に住む父親が怪我をして歩くこともできなくなった、と言っていたでしょうか。両親は戻ってくるなと言っていたようですけど、助けられる人は子供である自分しかいないと感じ、警察を辞めて戻ることに決めました。

綿引は帰郷する当日のギリギリまで実の捜索をしていました。しかし、やはりというべきか、最後まで実を見つけることはできずにタイムアップ、茨城へと去っていきました。

綿引は乙女寮のコーラス部を指導していて幸子の婚約者でもある「高島雄大(たかしま・ゆうだい、演:井之脇海)」と仲が良くなっています。綿引は高島にお金を貸していますから、再会(再登場)のときはそう遠くない時期にあるのではないかと思っていますがどうでしょう。

 

 

おわりに

みね子は綿引が去ってから彼の存在の大きさに気がついたようで、初恋の人だったのかもしれないですね。

ただ47話の様子を見ると、「すずふり亭」の見習いコック「前田秀俊(まえだ・ひでとし、演:磯村勇斗」がみね子のことを好きな様子が窺えましたから、実際にみね子がお付き合いをしたり結婚をしたりするのは前田の方が可能性は高いかなと思っています。

さて、次週は第9週「小さな星の、小さな光」です。「向島電機」の倒産、あるいはみね子たちの働く工場が閉鎖される展開が待っているみたいでした。

仲良し6人組もバラバラになってしまうのでしょうか。みね子は「すずふり亭」がありますから次の就職先は安泰でしょうけど、他の5人は特にツテがある訳ではなさそうですから実家に戻る人も出てきそうです。

それにしてもあれですね、最近は話が軽いです。鈴子とみね子の関係が深い様子はこれまであまり触れられていないと思うので違和感がありましたし、綿引の退場も特に感慨がありませんでした。視聴者(私)がキャラクターに対して思い入れを作れるほど印象深いエピソードがないことが原因と思います。

みね子は自身の目標がないヒロインです。そろそろ家族のためではなく自分のための人生の目標のようなものがドラマ内で提示されて欲しいです。

 

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