毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2017年5月24日の放送は「筋肉!血管!免疫!あの栄養素で体ごと強くなるSP」として「低栄養」について特集していました。
目次
筋肉!血管!免疫!あの栄養素で体ごと強くなるSP
NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン!』、2017年5月24日の放送は「筋肉!血管!免疫!あの栄養素で体ごと強くなるSP」として「低栄養」に関する特集が組まれていました。
飽食の時代いわれている現代社会において、ご高齢を中心に低栄養の人が増えているそうです。
低栄養と診断された人に聞いても食事はしっかりと摂っているといいます。
ではどうしてそのような食事を摂っているにも関わらず低栄養状態に陥ってしまうのか……ということが今回の放送でした。
低栄養の原因は○○不足
今回のサブタイトルの「筋肉!血管!免疫!あの栄養素で体ごと強くなる」のうち「あの栄養素」とはズバリ「タンパク質」です。
食事を摂っているにも関わらず低栄養状態に陥っている人は、知らず知らずのうちに食事が偏っていて栄養が足りない状態になっているそうです。
特にご高齢になると、魚や野菜はよく食べるけど肉は……と肉料理を食べることを敬遠しがちな傾向にあり、中でも一人暮らしの方はいつでも好きな物を好きなだけ食べられることから、その傾向が強まっているようでした。
逆に捉えると、食べない選択肢を採ることも容易ですね。
家族がいると、家族それぞれの好みに応じて食事が出されることから、自分だけならあまり食べない料理も家族と一緒なら食べる機会も増えるので、比較的偏りは少ないということでした。
タンパク質不足のリスク
タンパク質が不足した状態になると様々なリスクが我が身を襲ってくるようです。
例えば、骨折のリスクが大きく上がったり、心筋梗塞の冠状動脈性心疾患や肺炎といった病気になる危険性を上がったりするそうです。
寝たきりや死亡のリスクが高まると。
肺炎も関係していることは個人的にとても意外でした。
マクロファージに肺炎球菌の存在を気づいてもらいやすくするのがタンパク質だそうです。
肉や魚、卵、大豆などから得られるタンパク質の摂取が足りていないと、「アルブミン」という血液中のタンパク質が少なくなり、上記のような体の不調の原因になり得るということです。
特に肉はタンパク質を増やす効率に優れているため、積極的な摂取を勧められていました。
もちろん過剰な摂取は別の病気の危険があります。
腎臓に病を抱えている方はタンパク質の摂取によって腎機能が低下する危険があるそうですから、かかりつけ医に相談してからにしましょう。
前述した「アルブミン」というタンパク質の値は「人間ドック」や「健康診断」でわかるそうです(検査項目にない場合あるので注意)。
このアルブミン値が4.0g/dlを下回ると病気などの症状が現れる危険が高まるとのことでした。
10食品群チェックシート
低栄養にならないために役立つ方法として「10食品群チェックシート」なる方法が紹介されていました。
これは「肉」「卵」「牛乳」「油」「魚」「大豆」「緑黄色野菜」「芋」「果物」「海藻」の10食品を1日に食べたかどうかをチェックする用紙です。
1回の食事ではなく1日のうちどこかで食べていればその項目に「マル (○) 」を入れて、1日7つ以上、できれば10項目全てにマルが付くことを目指します。
穴埋めのゲーム感覚で行うことで楽しく食事ができ、またバランスの取れた食生活を送ることもできる、ということでした。一人暮らしの方も楽しめそうです。
こちらのチェックシートは番組のWebサイトにありますので、欲しい方は冒頭に貼ったWebサイトのリンクからどうぞ。
おわりに
タンパク質は人間の身体の中だけで50万種類以上もあるんですって。
私はタンパク質はタンパク質としてしか認識していませんでした……括りが大きすぎでしたね。
肉料理、私は大人になってからというかおっさんになってからというもの魚料理の方が好きになっていまして、肉料理はあまり食べていませんでした。
肉が嫌いという訳ではなく。
また、ここ何年かは冬の寒い日に体調が悪くなる傾向があり、医師に相談しても原因がはっきりとはわかっていなかったのですが、最近は栄養が足りていなからではないかと思うようになっていて、この冬は意識的に体重を増やすようにしていました。
そこで今回の『ガッテン!』の放送がありました。
体調不良に陥る原因の一つは肉が不足しているからではなかろうかと、栄養が足りていないだけでなくもう一歩踏み込んで原因がわかった気がしました。
ただ闇雲に体重の数字を増やすのではなく、タンパク質を中心にして増やせば良いのかなと。
健康診断などでアルブミン値を調べたのではないので、私の思い込みの可能性も大いにあるかもしれないですけど、これからは意識的に肉を多めに摂取しようかと思っています。そういう可能性に気づけただけでも良かったかもしれないですから。