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みね子の父・実が生きていました! でも記憶喪失になっているっぽいです - 朝ドラ『ひよっこ』42話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年5月20日放送の第42話は、奥茨城村の女子会です。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第7週「椰子の実たちの夢」

www.nhk.or.jp

 

2017年5月15日月曜日の放送から『ひよっこ』の第7週「椰子の実たちの夢」が始まっています。物語は「東京オリンピック」の翌年、昭和40年(1965年)が舞台です。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は、父「実(みのる、演:沢村一樹)」が東京へ出稼ぎに出たまま行方不明になったことで、一家の家計を支えるためと父・実を探すために高校卒業後、地元の奥茨城村を出て東京で就職しました。

みね子は同い年の幼馴染の2人、「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」と「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希)」と共に上京し、みね子と時子は東京の向島にあるトランジスタラジオ工場「向島電機(むこうじま・でんき)」に、三男は日本橋の米屋「安部米店」に就職します。

向島電機はみね子たちの仕事場の工場と寝泊まりする女子寮「乙女寮(おとめ・りょう)」とが隣接しており、寮ではみね子と時子、他4人の計6人が同部屋で共同生活をしています。

みね子と時子の他の4人は、上京時の集団就職列車で出会った中卒の福島出身「青天目澄子(なばため・すみこ、演:松本穂香)」と、上野駅で出会った中卒の青森出身「兼平豊子(かねひら・とよこ、演:藤野涼子)」、既に働いている先輩の山形出身「秋葉幸子(あきば・さちこ、演:小島藤子)」、同じく先輩の秋田出身「夏井優子(なつい・ゆうこ、演:八木優希)」です。

時子は女優になる夢を持って上京しました。第7週ではNHKの『昭和ガール』なるドラマのオーディションを受けています。結果は落選。時子は今回が初めてのオーディションであることと本番に弱い性格が災いして緊張してしまい、緊張するほどに茨城弁が強く出てしまい、自分で気がついているもののコントロールできなかったようでした。

みね子たち同部屋の子たちや、「向島電機」の事務員で「乙女寮」の舎監でもある「永井愛子(ながい・あいこ、演:和久井映見)」から励まされていて、自分でも元気でいようと努めているようですが……やはりショックは大きかったようです。

 

 

三男のプロポーズ

みね子は「安部米店」で働く三男に助けを求めました。やはり勝手知ったるは昔からの友です。

三男は子供の頃から時子のことが好きでしたからもちろん喜んで呼びかけに応じ、仲の悪い「安部米店」の父娘、店主「安部善三(あべ・ぜんぞう、演:斉藤暁)」と娘「安部さおり(あべ・さおり、演:伊藤沙莉)」の冷たい眼差しに後ろ髪を引かれつつも、待ち合わせに指定された「日比谷中央公園」の噴水へと向かっています。

日比谷中央公園という名称の公園は実際にはないと思います。モデルは日比谷公園でしょう。ロケ地に神奈川県の相模原と書かれていた記憶があるのでそちらが日比谷中央公園かなと思います。

約1ヶ月ぶりでしょうか、久しぶりの再会を果たした元3バカ高校生の3人、出会った瞬間に茨城に戻ってしまうのですね。3人は「銀ブラ(銀座をぶらぶらする)」を敢行し、でも何も買わず(買えず)に再び公園へと戻っていました。

そこで時子は女優になることへの不安を口にしていました。自分のような人たちは実はいっぱいいて、自分はその中の一人に過ぎないと感じてしまっています。自信を失っていて、ついつい弱音を吐いてしまうのでした。

それを聞いていた三男は、ムクッと立ち上がり「決めた」と宣言します。何を決めたかというと時子に「俺の嫁さんになれ」ということです。女優になることなんて辞めて俺と結婚しろと言い始めるのです。

三男に煽られた時子は三男となんかと結婚したくない、あんたと結婚するくらいなら死んだ方がマシだなどと言い返します。死ぬ方がマシと言われたことはショックみたいでしたが、三男はそれでも俺に嫁にもらわれたくなかったら女優になってみせろ、と返すのですね。

言い合いをしていくうちに時子は元気を取り戻していました。絶対に女優になろうと改めて心に決めたようです。みね子はそんな三男をみて感心し、また彼の切ない片想いを汲み取っていました。三男が時子と結婚したい想いは本気でしょうから。

 

 

さおりは三男が好き?

実はこの三男と時子のやり取りを「安部米店」の娘「さおり」が見ていました。噴水の反対側にいたのでしょうか。三男たちと同じく風船を持って。

さおりは米屋なのにパンが好きで、父・善三と仲が悪いです。三男を間に挟み、また彼を自分の側に引き寄せようと毎日のように善三と格闘しています。

そんなやり取りをしていくうちに三男に惚れていったのかもしれません。彼女もまた切ない片想いをしているようでした。さおり→三男→時子(⇔みね子)です。

 

 

42話は奥茨城女子会

42話はみね子の地元、奥茨城村がメインでした。みね子の母「谷田部美代子(やたべ・みよこ、演:木村佳乃)」と時子の母「助川君子(すけがわ・きみこ、演:羽田美智子)」と三男の母「角谷きよ(すみたに・きよ、演:柴田理恵)」が谷田部家に集まって近況報告の女子会を開いていました。

最近は東京での話がメインに扱われて進行してきました。みね子たちのことばかりで、その間美代子たち奥茨城の人たちがどういう思いをして生活をしてきたのかについてはほとんど触れられていませんでした。

この辺りであえて美代子たちについて触れることはとても重要なことと私は感じています。キャラクター描写や物語に深みを与えてくれているはずです。みね子たちが故郷を思って生活していることだけでなく、子どもを送り出した故郷の人たちだって遠く離れた場所で暮らしている子どものことを思って生活しているのだ、というところに触れることを怠ると物語が薄っぺらくなるのでしょうね。

きよさんは、三男が以前手紙に書いていた「重要な仕事を任されている」ことは嘘だと見抜いていましたね。あの三男が、始めたばかりの仕事で重要なことなど任される訳がないと。重要な仕事とは善三とさおりの緩衝材になることですし。

 

 

おわりに

42話の終盤は7月に時間が進んでいました。みね子は「向島電機」の工員として働き始めてから3ヶ月が経っていて、職場にも慣れ仕事でもミスをしなくなっています。仲間との絆はより深まり、充実した日々を送っているようです。

生活の充実と反比例するように、父・実のことを考える時間は減っています……が、ラストカットでその実が東京の街中を歩いている様子が映し出されていました!!

呆けているように見えましたから、彼はやはり記憶を失っているのでしょうね。私は以前から実が事件や事故に遭って、その拍子に記憶喪失になっている可能性を書いてきましたが、当たっているかもしれません。確定ではないです。

次週は第8週「夏の思い出はメロン色」です。恋の季節です。水着回があるのでしょうか? みね子や時子の水着姿だけでなく、外巻き愛子さんの水着姿もあるかもしれません。いや、ないでしょうね。

 

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