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AIBOのような「マロン」捜索で人間にとってロボットとは何かを考えさせられる回でした - アニメ『アトム ザ・ビギニング』3話「それぞれの追跡」の感想

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2017年4月15日土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『アトム ザ・ビギニング』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「アトム ザ・ビギニング」

atom-tb.com

 

2017年4月29日の放送は第3話「それぞれの追跡」でした。

本作は原作漫画があるそうです。「ゆうきまさみ」さんがコンセプトを手がけ、作画が「カサハラテツロー」さんで、掲載誌『月刊ヒーローズ』で連載されているとのこと。記事作成現在5巻まで発刊されているようです。

 

 

イントロダクション

これは、まだ誰も知らない“鉄腕アトム”誕生までの物語(エピソード・ゼロ)
大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」になるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る---。

このようなイントロダクションです。

 

 

3話「それぞれの追跡」

3話は主人公の2人、「天魔午太郎」と「お茶の水博志」が研究をしている「国立練馬大学」の第7研究室にある人物(男)がやって来ました。

そのとき第7研究知室には午太郎だけいて、博志はおらず、研究室の外にいたロボットの「A106(エー・テン・シックス)」と博志の妹で女子高校生の「蘭」、そしてネコの「F14(えふ・じゅうよん)」だけがいました。

A106はブルーのエプロンをして雑用をしていたと思われます。蘭は研究室前にある瓦礫の山にいて部品を漁っていました。F14は蘭の足元に。

すぐに博志が戻ってきました。博士に付き添っている「堤茂斗子(つつみ・もとこ)」も一緒です。茂斗子は練馬大学大学院ロボット工学科の主席研究生「堤茂理也」の妹で、自身も同大学同学科で学んでいます。

突然の来訪に午太郎たちに怪しまれていたその男は茂斗子とは知り合いのようで、とりあえず疑惑は晴れていました。その男は「伴健作(ばん・けんさく)」と名乗り、便利屋「マルヒゲ」で探偵をしていると自己紹介していました。茂斗子は何でも屋と言っています。

 

 

伴健作

このヒゲオヤジは、公式WebサイトのCHARACTERページによれば、どんな依頼も受ける便利屋「マルヒゲ」の社長です。頑固だが人情に厚い人とのこと。CVが「飛田展男(とびた・のぶお)」さん。

伴健作の見た目は手塚治虫作品に登場する「ヒゲオヤジ」そのものです。

伴健作は1話にも少し登場していたかと思います。テーマパーク「メカシティ」におけるロボットのパレード時に、交通渋滞に巻き込まれて憤慨していた人物が彼かと。またパレードでとりわけ盛り上がっていた男の子が1人いましたが、彼は健作の息子「俊作(しゅんさく)」でしょう。

 

 

ペットロボット「マロン」捜索

伴が言うには仕事で依頼を受けて、ペットロボットの「マロン」を探しているのだそうです。旧世代のペットロボット1台(匹)。AIBOのような。

 

相変わらず第7研究室はロボット開発で研究費用を使いすぎて金欠のため、茂斗子は健作に2人をアルバイトとして雇って、「マロン」捜索を手伝わせたらどうかと勧めます。

午太郎は乗り気ではなかったのですが、A106の感度を上げたばかりでそれをテストするのに、ペットロボット捜索が持って来いな機会なことと、健作がことあるごとにA106というかロボットをポンコツと馬鹿にするため、健作に対してA106と勝負しろと申し出ました。

健作は、探偵の仕事は依頼主のことを考えて調査する真心の商売だとし、また地道に足で探すものだという昭和の刑事モノのようなアナログな思考を持っているため、ロボットなりコンピュータなりによる捜索・探索を全く信用していないのです。

健作には博志と茂斗子が付き、午太郎とA106と蘭が組んでどちらが先にマロンを探し出すかの勝負になりました。

A106が勝てば健作の口ひげを剃る、健作が勝てば「マルヒゲ」で1ヶ月タダ働き(博志が)です。

ちなみに、A106の感度を向上させた理由は、前回の「マルス」です。メモリからマルスの映像を見つけた午太郎が、あのロボットの正体を探るために講じたものです。午太郎は茂斗子の兄・茂理也を疑っています。実際は「Dr.ロロ」ですけど。

 

 

マツタロウとマロン

このTwitterはA106のCVを担当している井上雄貴さんのものです。

結果的には健作たちが足で稼いだ情報とA106の検索結果を合わせて、マロンが工事区間にいることを突き止め、A106が救出していました。

マロンのペットロボットは旧式でした。旧式のペットロボットに対して探偵に捜索依頼をし、しかも研究費をある程度賄えるほどのお金を出すなど、普通は考えづらいことです。依頼主にとってそのマロンがいかに大切な存在かということにもつながってきます。

依頼主は「マツタロウ」という同タイプのペットロボットをもう1匹所有していました。依頼主はマツタロウ、依頼主の奥様がマロンを、それぞれが結婚する前に買ったのだそう。その後2人は結婚をします。2人はマツタロウとマロンを、今回の捜索現場まで散歩に連れてきていたのですが、ある日マロンがいなくなってしまったそうです。

やがて奥様が亡くなり、依頼主はマツタロウと暮らしていました。マロンを取り戻そうと同型のロボットが欲しくなりあれこれ探したようですが見つからずに諦めていました。

しかしつい先日、マツタロウが突然反応を示したのだそうです。このタイプのペットロボットは番(つがい)で反応をし合う機能が内蔵されています。そうして依頼主の男性は健作に捜索を依頼したのでした。

 

 

おわりに

マロンは大学(の工事区画)に迷い込んで、機能を停止させてしまっていましたが、工事によって軍前にマロンに光が差したことことで再起動したようです。再起動時の初期通信をマツタロウが受信したと。

再開したマツタロウとマロンはとても楽しそうにしていましたが、しばらくして機能を停止していました。バッテリが寿命を迎えたということなのでしょうか。残りわずかな時間を2匹で過ごせて幸せだったでしょう。マツタロウにとってもマロンにとっても依頼主にとっても亡くなった奥様にとっても。

蘭は「ロボットとは一体何なのか? 長年問い続けられてきた答えのない問いだ。しかしひとつだけ言える。このロボットたちはこの人にとってかけがえのない存在だったのだ」と最後に言っていました。

ロボットに限らず物には所有者の思い出とうか思い入れというか、そういうものが込められているものですよね。他人から見て、そのロボットに心があるように所有者に見えているだけであったとしても、そんなことは所有者からしたらどうでも良いのです。

今回の依頼主にとってはマツタロウが自分の、マロンは奥様の分身でもあるはずですから。

 

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