2017年4月8日土曜日02:25(金曜深夜)より、TBSにてアニメ『ベルセルク』2期が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
アニメ『ベルセルク』
本日深夜は、第十六話「獣鬼の森」放送です! TBSは深夜編成のため、2分後ろ倒しとなります! 放送をお楽しみに!!#berserk pic.twitter.com/mQiYDgq3a7
— TVアニメ「ベルセルク」公式 (@berserk_anime) 2017年4月28日
2017年4月22日の放送は第16話「獣鬼の森」でした。2期4話です。
イントロダクション
胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。
彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。
おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げ体と磨きぬいた技--人として力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。たとえはただ、“夜”の中にある。
目を凝らし、闇を見つめよ--!
こちらが1期のイントロダクションです。作品のジャンルはダーク・ファンタジー。
鉄塊のごとき大剣をふるい「贄」の運命に抗い続ける黒い剣士・ガッツ。失踪した愛する者・キャスカを追う彼は、やがて聖地アルビオンへの辿り着く。法王庁の教義に縛られてガッツを追うファルネーゼと従者セルピコ、ガッツの技を盗もうと同行するイシドロ、立ちはだかるモズグスら超越者たち。
数多の出会いや死闘を経て、ついにガッツはキャスカとの再会を果たすのであったか…。
激化する戦いに呼応するかのように、救いを求める人々の願いが聖地に渦巻く。その想い、その命は、世界が求めし存在・グリフィスの顕現をもたらした。それは、人と魔が交じり合う新たな世界の兆しでもあった!
長い激戦を切り抜け、アルビオンを後にするガッツ。大切なものを「喪失わない」と決意を固めるが、新たな試練、新たな戦い、そして新たな出会いが彼を待ち受けていた---。
こちらが2期のイントロダクションです。1期のまとめ的なテキストですね。
ちなみに私は原作未読です。
16話(2期4話)「獣鬼の森」
明日28日は第十六話「獣鬼の森」放送となります!ぜひご覧くださいね!十六話より場面カットをお届け致します! #berserk pic.twitter.com/wtbAAG9a2W
— TVアニメ「ベルセルク」公式 (@berserk_anime) 2017年4月27日
主人公「ガッツ」に人が集まりつつあります。16話もそうでした。
15話はガッツが探し続けていた女性「キャスカ」とフェアリーのような外見のエルフ「パック」、盗賊(?)の少年「イシドロ」、チューダー帝国法王庁直属「聖鉄鎖騎士団」の元団長「ファルネーゼ」、ファルネーゼの従者「セルピコ」の6人パーティです。
ガッツ一行は現在、パックの故郷へと向かっていたはずです。
ファルネーゼの成長
道中、ファルネーゼはこれまでの自分がいかに周囲に守られてきたのかを痛感することになりました。つい先日まで貴族のお嬢様でしたから生活力がないのですね。
ガッツ一行の中では身分の上下などありません(セルピコを除く)から、自分もセルピコたちと同様に雑用をします。ファルネーゼは率先して雑用をしようとします。
ところが、食糧を調達しようとしては毒キノコを拾ってきたり、洗濯をしてはイシドロの一張羅を破いたり、夜に亡霊が襲ってきても倒せないどころか味方の邪魔をしてしまったり、キャスカを守るどころか自分が迷子になってしまったり……自分が一人では何もできないことを知り、落ち込んでいました。
それは悪いことではありません。ファルネーゼは自分の無力さを知ることで周りへの感謝の念が浮かんでいるようでした。それはセルピコにとって驚くべき変化でした。
貴族時代は自分が物事の中心にいて、まず自分ありきで周りの人間は自分のために存在する者でしかなかったはずですから、彼らに対して何とも思っていなかったのでしょう。しかし、いざ貴族社会の枠から外へ出てみると無力さを突きつけられ、自分がいかに社会のルールに守られてきた存在だったかを痛感したみたいでした。
自分の立ち位置を知るとか現状を知るとかそういうことは、人間として成長している証ですから、今後のファルネーゼの成長は物語を見る上で一つ大きな楽しみになりそうです。
また聖都に戻るつもりは毛頭ない様子です。過去との決別。
シールケとイバレラとフローラ
16話から登場したのは3人です。モブを含めればもう少しいましたがモブは省きます。
1人が「シールケ」、CV「斎藤千和(さいとう・ちわ)」さん。公式Webサイトの「CHARACTER」ページによると魔女「フローラ」の秘蔵っ子だそうです。魔女修行中の身。生真面目で堅物すぎる性格だそう。
普段は大人びた物言いをしていますが、今回、年齢が近そうなイシドロに胸を触られて、それをおちょくられたときに顔を赤らめていましたので、生真面目な性格なところに加えて少し背伸びをしてところもありそうです。実際は外見に相応しい女の子なのでしょう。
シールケは、とある森のなかでイシドロとパックとキャスカとファルネーゼの4人がトロールの群れに襲われたところに現れ、彼らに魔法の結界を張り、火の魔法(?)でトロールを撃退し、助けていました。
もう1人が「イバレラ」、CV「新井里美(あらい・さとみ)」さん。シールケのお目付け役の女性エルフです。パックと同じような見た目の大きさですから、同じ種族ということですね。エルフにも幾つか種類があるのでしょうか? 高飛車な性格だそう。
こちらはパックと仲が悪い(仲が良い)関係になりそうです。イシドロとシールケ、パックとイバレラのセット。何だか面倒なことが起こりそうです。
3人目が「フローラ」、CV「島本須美(しまもと・すみ)」さん。16話の会話から察するに彼女の年齢はおそらく100歳を優に超えるのでしょう。魔女シールケの師匠で、「霊樹の森」の館の主です。
フローラは今回ガッツたちを館に招き入れていて、ガッツとキャスカに刻まれた刻印についても看破していました。彼女にも刻印が刻まれているということでしょうか?
おわりに
フローラたちのいる「霊樹の森」はこの世とはかけ離れた空間に存在しているようでした。普通の人間では行ける場所ではないみたいで、館の主であるフローラが招いたものだけが入れるそうです。
シールケの台詞からガッツたちは「結界を抜けた」とありましたから、今回はフローラが招いたというより、ガッツとキャスカの刻印が結界をすり抜けさせたのでしょうか。フローラは刻印の2人を待っていたと言っていたので、彼女が入れさせたのでしょうか。
おそらくですけど、ガッツたちが行こうとしているパックの故郷である妖精の世界とこの世とは別次元というか別世界に存在しているのではないかと思われます。そしてフローラたちのいる世界はこの世と妖精界の間に存在していると。「この世←霊界(?)→妖精界」。ファンタジーの世界にありがちです。
シールケとイバレラは今後ガッツ一行に加わりそうですね。