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天馬とお茶の水が作った自律型AI「ベヴストザイン」搭載のロボット「A106」は「アトム」と読めますね - アニメ『アトム ザ・ビギニング』1話「鉄腕起動」の感想

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2017年4月15日土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『アトム ザ・ビギニング』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「アトム ザ・ビギニング」

 

atom-tb.com

 

2017年4月15日の放送は第1話「鉄腕起動」でした。

 

 

イントロダクション

これは、まだ誰も知らない“鉄腕アトム”誕生までの物語(エピソード・ゼロ)
大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」になるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る---。

このようなイントロダクションです。

本作は原作漫画があるそうです。「ゆうきまさみ」さんがコンセプトを手がけ、作画が「カサハラテツロー」さんで、掲載誌『月刊ヒーローズ』で連載されているとのこと。記事作成現在5巻まで発刊されているようです。

 

 

監督・シリーズ構成

『アトム ザ・ビギニング』の原案は故「手塚治虫(てづか・おさむ)」の漫画・アニメ『鉄腕アトム(てつわん・あとむ)』です。言わずもがなですか。

 

先述したように『アトム ザ・ビギニング』のコンセプトは『機動警察パトレイバー』の「ゆうきまさみ」さん、漫画の作画が『RIDEBACK』などを手掛けた「カサハラテツロー」さんです。

アニメ版の総監督は『踊る大捜査線』や『PSYCHO-PASS サイコパス』の「本広克行(もとひろ・かつゆき)」さん、監督が『モーレツ宇宙海賊』の「佐藤竜雄(さとう・たつお)」さん、シリーズ構成が『BLOOD+』の「藤咲淳一(ふじさく・じゅんいち)」さんとのことです。失敗は許されないメンバーということですか。

 

 

OP/ED

『アトム ザ・ビギニング』のOPとEDです。

 

OPの曲タイトルは「解読不能」です。作詞・作曲・編曲が「まふまふ」さん、歌が「After the Rain」です。「After the Rain」は「そらる」さんと「まふまふ」さんとの音楽ユニットとのこと。

 

EDの曲タイトルは「光のはじまり」です。歌と作詞が「南條愛乃(なんじょう・よしの)」さん、作曲・編曲が「未知瑠」さんです。

 

 

登場人物

『アトム ザ・ビギニング』の主な登場人物です。

 

まずは「天馬午太郎(てんま・うまたろう)」 、CV「中村悠一(なかむら・ゆういち)」さん。「練馬大学」第7研究室でロボット研究をしている大学院生です。自信家で天才肌。

 

次に「お茶の水博志(おちゃのみず・ひろし)」、CV「寺島拓篤(てらしま・たくま)」さん。天馬と同じく練馬大学の大学院生で、第7研究室でロボット研究をしています。優しく大人しい性格です。破天荒な午太郎の火消し役でもあるようです。

 

天馬は「神」を、お茶の水は「友」を作ろうとしていて、性格も全く異なるのに何故か馬が合う間柄です。

 

ロボット製作も全く異なるものを目指しているように受け取れますが、共同開発でロボット製作していました。それが「A106(エー・テン・シックス)」です。CV「井上雄貴(いのうえ・ゆうき)」さん。

「A106」のネーミングは2人が開発しているA10シリーズ6号機から。「ベヴストザイン・システム」という「自我」を与えられたロボットだそうです。自立型であり自律型であると。

 

「お茶の水欄(おちゃのみず・らん)」、CV「佐倉綾音(さくら・あやね)」さん。博志の妹です。高校のロボット部に所属し、廃材の中からロボット用の部品を探すのが得意とのこと。1話でA106の活躍を見て強い興味を覚えた様子。

 

「堤茂理也(つつみ・もりや)」、CV「櫻井孝宏(さくらい・たかひろ)」さん。天馬たちの通う練馬大学大学院ロボット工学科の主席研究生です。第1研究室に所属しており、第7研究室の天馬とお茶の水を陰で「クズ」呼ばわりして蔑んでいました。脚が不自由、普段から自分で開発したロボチェアに乗り生活をしているようです。

マッドサイエンティスト化しそうな予感?

 

「堤茂斗子(つつみ・もとこ)」、CV「小松未可子(こまつ・みかこ)」さん。茂理也の妹。練馬大学大学院工学部ロボット工学科の2年生。1話では天馬と会話をしていましたが、お茶の水に興味を持つことになるようです。

 

「Dr.ロロ(ドクター・ロロ)」、CV「斎賀みつき(さいが・みつき)」さん。天才的なロボット設計者とのこと。謎が多いというか謎だらけです。ロボット・レスリングの王者とも言っていたでしょうか。

「伴俊作(ばん・しゅんさく)」、CV「河西健吾(かわにし・けんご)」さん。無類のロボット好きで天馬、お茶の水とも親しくなる少年です。後の「ヒゲオヤジ」です。本作の伴俊作が成長してもあのヒゲオヤジにはならないと思われますが。

「伴健作(ばん・けんさく)」、CV「飛田展男(とびた・のぶお)」さん。伴健作の父。どんな依頼も受ける便利屋「マルヒゲ」の社長です。天馬とお茶の水のアルバイト先でもあります。頑固だが人情に厚い人。健作の見た目は「ヒゲオヤジ」。

このような人物が中心に物語が展開されそうです。ロボット「マルス」とは何者なのか、A106とはどう関わってくるのか……。

 

 

1話 「鉄腕起動」

物語の5年前に謎の大災害が起こっています。大きな隕石が落下したような、大きな爆発が起こったような大穴が都市部に一つ空いています。その大災害から復興のために友人ロボットが導入され、必要にかられてでしょう、ロボット技術の発展が進んでいる時代です。

天馬とお茶の水は「練馬大学」の第7研究室で日夜ロボット開発を研究をしています。他の学生からすると落ちこぼれの部類に入るのでしょう。しかし、2人はそんなことは全く気にする様子がなく、自分たちの信じるロボット研究に没頭しているようです。

彼らが作っているのは、試作版のテスト版のベータ版のプロトタイプ「A106」と、A106に搭載する人工知能 (AI) 「ベヴストザイン(ドイツ語で自我の意味)」です。

ところが、研究を続けるためにはお金が要る、研究費はとっくに使い果たしている……ということで、2人はアルバイトにも勤しんでいます。マルヒゲで請け負った仕事はテーマパーク「メカシティ」での着ぐるみ(着ロボット)でのパレード参加でした。ロボレスに関連したロボットが出演しているのでしたか。

そこで何者かによるテロ行為(大量の圧力酸素ボンベに火を付けようとした?)を未然に阻止したのが「A106」でした。天馬の代わりに、天馬が着るはずだった着ぐるみを着ていてパレードに参加していた「A106」は、天馬にもお茶の水にも命令された訳でもないのに、自ら判断して自ら動いて、テロを止めたのでした。

 

 

おわりに

登場人物の項目で紹介していないですけど、可愛らしい猫一匹も登場しています。

作中では『マグマ大使』の「モル」や『攻殻機動隊』の「タチコマ」、『鉄人28号』の鉄人を想起させるロボットたちも登場していました。アトムだけでなく様々な時代のロボットに対するオマージュを感じさせましたね。

まだ1話で導入部分です。物語の感想としてはあまりないですけど、アトムとは別として、それ単体で楽しめた1話でした。王道を行っていたと思います。

OP/EDはあまり……でした。アトムの話なのですから、それこそボーカロイドが歌うなどしたら面白かったのに、と思いました。

A106は「A(ア)10(ト)6(ム)」です。「アトム(トビオ)」が造られるところまで物語は続くのでしょうか? 『鉄腕アトム』でアトムが生まれたきっかけは、天馬博士の息子・飛雄(とびお)の交通事故死ですから……あまり見たくはないですが……。

 

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