平日06:45-06:55(再放送17:10-17:20)にEテレで放送されている『えいごであそぼ with Orton』の第2週が終わりました。
Eテレ『えいごであそぼ with Orton』
Eテレで放送されていた『えいごであそぼ』は2016年度いっぱいで終了していて、2017年度からは『えいごであそぼ with Orton』と、番組名も内容も変わって再出発しています。
アルファベットを読むときの「音」で遊び、楽しく英語に親しむ番組。オートン・タウンを舞台に、実験、アニメ、体操、リズムダンスなど多彩なコーナーがいっぱいです。
大きなクジラの背中に建つ町、“オートン・タウン”。日本人、アメリカ人…ここで暮らす人々は、コミュニケーションをとるために、いつも英語の「音」であそんでいます。(以下略)
『えいごであそぼ with Orton』の内容についてはこのように書かれていました。
大きなクジラ「Orton(オートン)」の上に建つ町「Orton Town(オートンタウン)」が番組の舞台で、タレントの「厚切りジェイソン(あつぎり・じぇいそん)」さん演じる「Dr. Jason(ドクター・ジェイソン)」から、「AIRU(あいる)」「KIRARI(きらり)」「YUUKI(ゆうき)」の子ども3人が英語の音(発音)を楽しく学ぶ内容です。
元体操五輪代表選手「田中理恵(たなか・りえ)」さんも「たなかりえ先生」として、体操のおねえさん的に毎回出演しています。
『えいごであそぼ with Orton』第1週のおさらい
前述のとおり『えいごであそぼ with Orton』は「音」にフォーカスを当てています。Dr. Jasonが毎回のように新しい英語の発音に関する発明品を開発して、それを子どもたちが遊ぶことで発音を覚える、という流れです。
第1週と第2週を見る限りでは、毎週月-水曜日の3回でそれぞれ1つの発音を学んで、木-金曜日でおさらいをする流れです。ですからこの2週間で6つの発明品が開発され、6つの英語の発音を学んだことになります。
第1週第1回は「Fish(フィッシュ、魚)」の「F(フ)」の発音を学びました。「F」を発音するときには、上の歯と下の唇を付ける必要があります。
第2回では「Snake(スネイク、蛇)」の「S(ス)」の発音を学びました。「S」の発音をするときは息を強く出すことが必要です。
第3回では「Egg(エッグ、卵)」の「E(エ)」の発音を学びました。「E」の発音をするとっきは、口を少し下に開けることが必要です。
『えいごであそぼ with Orton』第2週
第2週の第6回では「Sheep(シープ、羊)」の「sh(シ)」の発音を学びました。
Dr. Jasonが発明したアイテムは「sheep kiss(シープ・キス)」というものです。「sheep kiss」は羊の横顔の模型(?)でした。その羊と顔が向き合うようにして、「sheep」と言います。正しく「sh(シ)」の発音が出来ていると羊の模型とキスができる、という仕組みです。正しく出来ていると羊の背後からハートマークが飛び出ていました。
「sh(シ)」を正しく発音するためには、唇を前方に突き出す必要があります。それを教えるための発明品です。
第7回では「Cup(カップ)」の「u(ア)」の発音を学びました。
Dr. Jasonが発明したアイテムは「cup balancer(カップ・バランサー)」です。この「cup balancer」は天秤で、片方の皿にはひび割れを修復したようなカップが置かれ、もう片方の皿には何も置かれていません。
置かれていない皿に自分の顎を乗せて「cup」と言います。正しく発音できないと皿に乗ったカップは倒れてしまいます。正しく発音できるとカップは倒れません。
「cup」の「u(ア)」を正しく発音するためには、口を大きく動かさないことが必要です。日本語のアでは顎が下に動きすぎてしまい、正しく発音できないということです。
第8回では「lion(ライオン)」の「l(ル?)」の発音を学びました。文字にすると逃げてしまう音、「L(エル)」を使った発音です。
Dr. Jasonが発明したアイテムは「lion mask(ライオン・マスク)」です。この「lion mask」は、ライオンの顔をイメージして作られ、ライオンの顔の部分が穴が開いており、ライオンの口の部分には骨を模した棒が横に配置されています。
ライオン・マスクの顔部分に自分の顔をはめ込み、骨(棒)を口でくわえて、「lion」と発音します。骨(棒)をくわえた状態でも「lion」と言えれば正しく発音できたことになります。
口に骨(棒)をくわえたまま「lion」と言うには、上の前歯の裏側に舌先を付けて言う必要があります。
おわりに
私は英語が(も)苦手です。私が学生の頃には発音を学ぶ機会はほとんどなかったので、特に発音が苦手でしたから、こういう基本的な発音を知る機会が得られたことが非常に嬉しいです。
例えば、日本人が苦手とされる「L」と「R」の発音の聞き分けも、自分が正しく発音することができれば自然とできるようになるのではないかと思います。
「M」と「N」、「F」と「H」、「V」と「B」、「Th」、「Sea」と「See」と「She」と「C」……といった発音もいずれは扱うでしょうから、今から楽しみです。
ただ問題はそれを活かす機会がないことですね。他人と関わることになるので、活かしたいとも思わない……でも知りたいのです。