ディスディスブログ

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「バイバイみんな」を歌って終わったtvk『saku saku』に感慨は特に何もありませんでした

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平日07:00から「tvk(テレビ神奈川)」で放送されている音楽情報バラエティ番組『saku saku』は、2017年3月31日金曜日が最終回でした。

 

 

tvk『saku saku』最終回

www.tvk-yokohama.com

 

tvk『saku saku』は今日2017年3月31日金曜日、約20年の番組の歴史に終止符が打たれました。最終回。

今日は、オープニングトークと、5代目MCからのテキストメッセージ、番組スポンサーの『BANPRESTO(バンプレスト)』から準レギュラー的に出演していた方々が出演して最後の挨拶、「DEPAPEPE(デパペペ)」「徳岡慶也(とくおか・よしなり)」さんと「三浦拓也(みうら・たくや)」さんのお二人が木曜日に引き続いて出演して、MCの「7!!(セブンウップス)」のヴォーカル「NANAE(ななえ)」ちゃんと、お笑いコンビ「上々軍団(じょうじょう・ぐんだん)」のお二人「さわやか五郎(さわやか・ごろう)」さんと「鈴木啓太(すずき・けいた)」さんの5人で「バイバイみんな」でしたっけ、「岡ちゃんバンド」なる五郎さんたちが学生時代に作った曲を歌って、最後の最後はMC3人でお別れの挨拶をしていました。

 

 

『saku saku』の終わりはこれで良かったのか?

正直に言います。つまらなかったです。最終回も、ラストウィーク全体も、今年1年も、レンタルショップの3年間も。

私はNANAEちゃんがいたから観てこられましたが、それでも観ていなかったコーナーは幾つかありました。特に店長のポエムと「P-1グランプリ(ポエム・ワン・グランプリ)は観ていられなかったので、音を消すかNHK総合やEテレにチャンネルを変えていたほどです。

やはり『saku saku』は「黒幕(くろまく)」さんの番組だったということですね。

番組のメインMCは初代「あかぎあい」ちゃん、2代目「木村カエラ(きむら・かえら)」ちゃん、3代目「中村優(なかむら・ゆう)」ちゃん、4代目「三原勇希(みはら・ゆうき)」ちゃん、5代目「トミタ栞(とみた・しおり)」ちゃんでした。でも、やはり黒幕さんあっての『saku saku』だと思います。

黒幕さんを降ろしておいて、『saku saku』の名前を使って、黒幕さん時代の屋根の上からレンタルショップに舞台は替えても黒幕さんたちが長年かけて作り上げてきたフォーマット(仕様)をそのまま使い続けていました。

名前とフォーマットが屋根の上と同じであれば、レンタルショップも同じような番組なるだろうし、屋根の上時代のファンもついて来てくれるだろうと、プロデューサーさんや上層の方々は考えたのでしょう。高をくくっていたのでしょう。

しかし、その内容は屋根の上時代とは似ても似つかない、酷いものでした。おままごとのような、内輪で盛り上がっているだけで、視聴者そっち退けです。いや、本人たちは視聴者の方を向いているつもりだったのでしょうけれども。

 

最終回やラストウィークだけを見てもそれは感じられ、何の盛り上がりもないままラストウィークが終わってしまいました。歴代MCのメッセージもテキストのみで、ビデオ出演やボイス出演すらなかったです。

個人的にはラストウィークは屋根の上とは完全に切り離して、レンタルショップ時代の全員が登場するようにしても良かったと思います。屋根の上の最終回は3年前にやっているので、あれはあれで終わりで良いです。

なので、レンタルショップ時代の「トミタ栞」ちゃんや「カンカン」さん、「あゆみくりかまき」の3人がスタジオに勢揃いをして、皆で過去の総集編的なVTRを見ながらワイワイとフリーに感想を述べ合うラストウィークで良かったです。

金銭的な問題でそれが無理なら、それこそ今のNANAE+上々の3人だけで番組の表も裏も語り尽くして欲しかったです。BANPRESTOさんやDVD紹介など主要なコーナーは先週で終わらせて。

 

 

ポエムは一切いらなかった

前述の「バイバイみんな」は、番組が終了すると決まった2017年の放送から、急に番組で取り上げるようになって、さも視聴者が受け入れてくれたかのように、その後も何度も何度も歌っていました。最終回はDEPAPEPEさんにまで演奏してもらって。

そんな突然に学生時代の曲を歌われても、こちらには思い入れが全くないのに……という冷めた目でしか見ることができませんでした。ここもやはりそっち退けです。

そりゃ上々さんは満足でしょう。でも、視聴者が本当にそれを望んでいたと思うのか、と問いたいです。望んでいると思いたかっただけではないのか、と。視聴者の中にも好意的な方もいるにはいるでしょう。でも好意的に思っていなかった視聴者も少なからずいたのではないでしょうか。少なくとも私は受け入れられていないです。

『saku saku』は一応音楽情報番組ですから、「バイバイみんな」は音楽なのでまだわかります(受け入れられてないですが)。でもポエムやP-1はいただけない。許容できなかったです。

「P-1グランプリ」はポンモップ(啓太さん)主導で夏に第1回が開催されました。啓太さんは「俺すげぇ」がしたくて大会に参加しましたが惨敗しており、その後一度引退をしたはずです。修行の旅に出るとか何とか言って、一時は番組内でポエムが読まれなくなりました。

しかし、その間も啓太さんが変なお爺さんのふん装をして、ポエムについて無駄に熱く語っていましたし、10月か11月でしたか、ポエムが復活してP-1の第2回もやる、という話が突然持ち上がって、実際にそれからしばらくして第2回が開催されました。おそらくこの時期に番組終了が決まったのでしょうね。

視聴者からポエム復活の要望がある、という話も啓太さんから何度かありました。しかし思うのですが、本当に復活させるだけのメールやお便りが届いたのでしょうか? 復活の要望が何通来ていたのか、復活反対の要望はあったのかなかったのか、復活反対の要望があったとした何通あったのか。その点を明らかにしてから、復活賛成の要望の方が反対より多かったら復活させれば良かったと思います。そうでなくても、せめて修行の旅の成果とやらを視聴者に見せ、判定してから復活をしても遅くはなかったでしょう。

私がポエムは受け付けられなかったというだけかもしれません。私以外の視聴者の皆さんはその多くがポエムが好き・大好きだったのかもしれないので、そこがわからないと何とも言えないのですが……あれが好きだったという人はあまりいないと思います……と思いたい。

 

 

黒幕さんにも限界はあった

私は黒幕さんがそれほど好きではなかったです。

彼のトークなどにも限界があったと思います。特に中村優ちゃん以降の代にそれは感じられました。フリートークはガンダムや歴史の話が多くて、ゲストを迎えてもゲストに話をさせるより自分の言いたいことばかりを話していた記憶です。

私はそんな様子にゲンナリして番組を観ていない時期も多かったです。視聴していた時期のメインはカエラちゃんでした。他は飛び飛び。

屋根の上時代が続いていたとしてもジリ貧だった気はします。ジリ貧だったとしても今よりは面白かったでしょうけど。できれば『saku saku』は黒幕さんとともに倒れて欲しかったです。ここは不可分でした。

 

もっと言ってしまえば、「本当の『saku saku』の終わりは『増田ジゴロウ』が終わった瞬間にあった」と私は思っています。

『saku saku』は黒幕さんの番組と先ほど書きましたけど、正確にはジゴロウ+黒幕の番組だった、ですね。あのふてぶてしいジゴロウの顔に黒幕さんの口の汚さがマッチしていた、話だったという。「白井ヴィンセント」のキャラクターデザインの悪さがジゴロウの存在感をより一層際立たせていたのは皮肉でした。

あと、地味ながら大きかったことは、「ゴイゴイ」こと「ご意見番」さんの急逝です。ご意見番さんの存在が良い具合に黒幕さんの毒吐きの緩衝材になってくれていたのだなぁと、彼の死後よく感じていました。

あの頃は嫌なことが重なってしまいましたね……。

 

それと思うことは、5代目MCがNANAEちゃんだったら屋根の上時代は今でも続いていたかもなぁ、ということですね。黒幕さんとNANAEちゃんのコンビは見てみたかったです。

 

 

おわりに

もっと最終回らしい最終回にしてもらいたかったなぁと残念な思いで観ていました。感慨が残らなかったです。悲しい・寂しいという感情は皆無でした。

NHK『おはよう日本』の「阿部渉(あべ・わたる)」アナウンサーが番組を卒業するお知らせの方がショックだったほどです。

それでもやはり、この1年間、出演者や制作の皆さんがそれぞれ面白い番組にしようと模索してきたのでしょうから、お疲れ様でしたと言いたいです。

さて、4月からtvkの平日7時からは何の番組が始まるのでしょう? チバテレビなどの朝の情報番組でしょうか? 通販番組でしょうか? アニメや特撮でしょうか?

 

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