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信之助の父親は親分ではない!? 樋口と小夏の会話から「ある人物」の可能性が示唆されました - アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』12話(25話、最終回)の感想

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毎週土曜日02:25(金曜深夜26:25)より、TBSの「アニメイズム」枠にてアニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』が放送されています。

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』

rakugo-shinju-anime.jp

 

2017年3月25日の放送は2期第12話(25話)、最終回でした。本作はサブタイトルがない作品です。

 

 

イントロダクション 

刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、
出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。
拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、
八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。
八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁があるらしく…

こちらが1期のイントロダクションです。ABOUT/STORYページから抜粋しました。

 

拝み倒して約もの住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。
継いだ名跡は三代目助六。
八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。

こちらは2期のイントロダクションの一部です。

 

 

『昭和元禄落語心中』2期12話(25話)

前回ラストで、2期の主人公と思われる「与太郎(よたろう)」こと三代目「有楽亭助六(ゆうらくてい・すけろく)」の師匠である八代目「有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)」が亡くなりました。

最終回はそれから18年ほど時間が経過しているようです。八雲17回忌の年に、炎上してしまった定席「雨竹亭(うちく・てい)」が建て直され再び開席となりました。

17,8年経ったのですから当然登場人物も大きく変化していました。

例えば与太郎は「三代目・有楽亭助六」から「九代目・有楽亭八雲」を襲名することになったようです。まさか、ですが、ファンがそれを望んでいるから、ということのようでした。

与太郎の妻「小夏(こなつ)」は、女性初の落語家で高座にも上がる存在になっていたようです。落語は男の世界だから、とかつては言っていたと思いますが、時代が変わると価値観も変わるのでしょう。相変わらず気の強い様子です。

 

 

五代目・菊比古と小雪

与太郎と小夏の子ども「信之助(しんのすけ)」は成人しており、今は「二つ目」だそう。10人抜きで二つ目に昇進した天才と言われているのだとか。期待の若手。

信之助のCVは「小野友樹(おの・ゆうき)」さんです。

しかも、信之助の芸名(?)は「有楽亭菊比古(ゆうらくてい・きくひこ)」です。五代目。八雲の、真打ちに昇進するまでの名前でしたね。

 

さらに、前回まで小夏が身籠っていた子は女の子で「小雪(こゆき)」という名前です。小雪は高校生になっています。お父ちゃんの落語が大好きな女の子です。Twitterの画像が小雪。

小雪のCVは「朝井彩加(あさい・あやか)」さんです。

 

 

松田さんが生きていた!

そして、何と何と、七代目・八雲の頃から世話係兼運転手の「松田(まつだ)」さんが生きていました!

前回、三途の川を渡る八雲が乗っていた船に一緒に乗って、船の船頭をしていた松田さんでしたが……あれは松田の八雲への思いが八雲に届いた、ということだったのでしょうか。

でも「師匠を彼岸まで送った」と松田さんが言っていたので、実際に死にかけたのでしょう。とにかくご存命でした。最終話現在95歳とのこと。

 

 

信之助の父親の正体が明らかに!

小夏が、作家の「樋口栄助(ひぐち・えいすけ)」と喫茶店で会って話をしていました。

そこで樋口は「信之助の父親」について言及し、ある仮説を唱えました。

それは「養父と養女って、関係を破談にしても法律では婚姻を結べないんですって。けどまぁ血のつながりはない訳ですし、長年連れ添ううちにそんな感情が……」「それなら誰にも言えないことも合点が行きます」ということ。

つまり、樋口は「信之助は小夏と八雲の子」である可能性を示しています。「もしこの仮定がもし本当なら、彼は助六と八雲、両方の血を受け継いでいる子供です」と。

それに対して小夏は「私が信之助を産んだのは助六のため、そして八雲のためです」「けどそれ(悲しみも憎しみも嫉妬も色々な感情も)って、まとめたら『恋』って感情だったんじゃない?」と答えています。

樋口の説を否定している・していないどころか、肯定しているように受け取れます。

以前、与太郎はヤ○ザの親分が信之助の父親だと思っている描写がありました。私を含む視聴者の多くも与太郎と同じように思ったことでしょう。しかし、樋口は信之助の父親=親分説に納得がいっておらず、では誰が信之助の父親かと考えたときに、八雲だとすると合点がいったようでした。

確かに、前回の三途の川を渡る前最後の落語をしたときも、信之助は八雲を父親のように見ていたように見えましたし、前々回の縁側でのやり取りは祖父と孫というよりも、まるで父と子のように見えました。小夏と八雲も養女と養父では済まされない何かがありましたね。最終話を見終えてから当時を振り返れば、の話ですが。

 

 

ラストシーン

「雨竹亭」の開演で、与太郎は先代・八雲の得意だった「死神」を、信之助は……何でしたっけ? を演じていました。信之助は八雲そっくりです……高座前に緊張する様子も、色気のある様子も。

ラストシーンは夜桜の舞う川沿いでした。スカイツリーが見えています。松田さんが与太郎に過去を話していました。

松田さんは七代目・八雲に弟子入りをしたけど、修行をしても芽が出ずに廃業をすることになり、それでも八雲から世話係として拾ってもらったのだそうです。

物語が始まったときには松田さんは既に世話係でしたから、彼の過去は初めて語られました。後に入ってきた初太郎と菊比古がどんどん出世をしていく様は、見ていて胸がすく思いだったと。自分の代わりだったのでしょう。そんな二人とも見送ることになろうとは……と。

さらに、与太郎が樋口と川沿いを歩きながら会話をしています。与太郎が言います。

「おいら、落語がなくなるなんざ、いっぺんも考えたこたぁねぇんだ」「だってよ、こんな良いもん無くなる訳ねぇべ」

 

 

おわりに

良い話でしたね……終わってしまいました。こういった、派手さはなくても最後まで丁寧に描かれた作品は貴重ですから、数は少なくなっても続けていただきたいです。

信之助の父親問題は……個人的には八雲には小夏に手を出してもらいたくなかったです。ただ、親分が父親というのも線としては弱い印象がありますし、信之助が文字通り助六と八雲の血を受け継いだサラブレッドだというオチを付けたくなる気持ちも凄くよくわかるので、仕方ないかなと思っています。

でも何でしょうね、この『うさぎドロップ』的な展開は……。

 

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