ディスディスブログ

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【大相撲】宇良の体重は増やすべきか増やさないべきか問題を北の富士さんと舞の海さんが発言していました【平成二十九年三月場所】

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大相撲』の「平成二十九年三月場所(2017年春場所)」は、2017年3月20日、九日目を迎えました。新横綱が乗りに乗っています。

 

 

大相撲2017年春場所

www.sumo.or.jp

 

平成二十九年春場所は、今場所新横綱となった西の横綱「稀勢の里(きせのさと)」が初日から勝ちっ放し、9勝0敗で賜杯(優勝)争いの先頭に立っています。

稀勢の里と同じ田子ノ浦部屋の弟弟子、西の関脇「高安(たかやす)」も、同じく勝ちっ放しです。稀勢の里とは同じく茨城県の出身ということで、茨城は大いに沸いているのではないでしょうか。

残念なことは、横綱の「白鵬(はくほう)」が、5日目でしたか、「右母趾(ぼし)捻挫、右大腿(だいたい)筋群損傷で3週間の加療が必要」との診断を受けて窮状をしてしまったこと、それと西の横綱「鶴竜(かくりゅう)」が7勝2敗、東の横綱「日馬富士(はるまふじ)」が6勝3敗と成績が振るわないことです。

横綱が強くないと場所が締まらないといわれますが、ただ日本人力士の優勝争いはあまりない展開ですから、そういう意味で楽しめるといえばそうですね。

 

 

新入幕の宇良はどうなのか

今場所が新入幕の西前頭12枚目「宇良(うら)」は、9日目に「妙義龍(みょうぎりゅう)」に寄り倒しで敗れ4勝5敗と黒星が先行しています。

決まり手が豊富で、魅せる相撲が多い宇良ですけど、今場所は比較的大人しいでしょうか。幕内力士の圧力の強さは十両とはまた何段階も異なると思いますので、しばらくは雰囲気や幕内の相撲に慣れる時間が必要なのかもしれません。

 

 

宇良の体重は増やすべきか?

七日目の放送で宇良の特集が組まれていました。新入幕力士を紹介する特集です。

ちなみにこの日は、解説が「北の富士(きたのふじ)」さんで、向こう正面の解説が「舞の海(まいのうみ)」さんでした。実況は「藤井康生(ふじい・やすお)」アナウンサーです。このトリオは有名ですね。私はこの3人のときが大好きで一番楽しめます。

そこでは、宇良は体重を今の132kgより10kgほど増やしたいと言っていました。140kg台に乗せたいと。

理由は、幕内力士は十両までより身体が一回り大きくなり、小手先の技だけでは通用しなくなるため、体重を増やして力負けしない身体を作り、正攻法の押す力を付けようとしている、とありました。

「ここからは体の管理も重要になってくると思うので、どっしりとした相撲を取れるようになりたいです」「安定して関取でいられるようにするには、そういう風に変えていくしかない」……と宇良本人はコメントしていました。

宇良が今以上に体重を増やすことに関しては、北の富士さんも舞の海さんもどちらかと言うと否定的でした。北の富士さんは……

「何かねぇ、もう、このまま楽しい相撲を取ってもらいたいなって気もするんですがね。ただ今ね、それがやっぱり幕内来るとね、やっぱりまだまぁ、正攻法が通じないよね。バーンと突き放されると体ごと根こそぎ持って行かれますからね。まぁ今一番悩んでるところじゃないですかね」

……ということです。舞の海さんは……

「今、北の富士さんも仰ったように、あと十キロで百四十数キロになるとですね、ま、普通の小柄な『餡こ力士』になって押し相撲になってしまうと、ちょっと宇良の存在感が薄れるんじゃないかなと思いますね」

「取り口は基本通りの押し相撲中心になってくると思いますので、そうすればお客さんは色んな技、アクロバティックな動きを期待していますからね。それが見られなくなるのはちょっと寂しいです」

「ただ宇良の気持ちもわかるんですよ。宇良はおそらく今、本当に手探りの心境で、不安を抱きながら相撲を取っていると思うんですね。だからもっともっと安心して、手応えを早くつかみたいな、そのためには体重増やしたいなっていう気持ちだと思いますね」

……ということでした。同じく小兵で「技のデパート」と言われた人だからこそ、宇良の心境に近いところにあるはずです。

舞の海さん自身も現役の頃に今の宇良と同じように、押し負けないように体重を増やそうとしていたのですが、99kgまで増やしたところで師匠の「佐田の山(さだのやま)」さんに三桁にはなるな、体重は二桁だからお前の価値はあるんだ、と言われてそれ以上増やすことを止めたのだそう。

体重増と引き換えに相撲の面白さ、変幻自在さを捨てることになる、という話でした。体重を増やし押し相撲中心になって安定を求めるのか、体重を維持して軽やかさを武器にするのか。

個人的にはもちろん変幻自在な方が良いですけど、体重を軽くするということは怪我のしやすさにもつながるかもしれないですから、外野が安易に発言するのは難しい問題な気もします。外野に言われたところで考えを変えるような人でもないと思いますが。

 

 

おわりに

北の富士さんも舞の海さんも「宇良を三役に上げる会」なる会を結成するようです。以前はこのお二人と藤井アナとで「稀勢の里を横綱に昇進させる会」でしたっけ、を結成していたそうですが、それは達成されたので今度は……ということ。

特定のお相撲さんを応援するのは解説として如何なものかと北の富士さんご自身も仰っていましたが、こういうことを言っても許されてしまう北の富士さんの人柄があってのことと思いますので、個人的には北の富士さんの解説は聞いていて楽しいです。堅苦しい解説の方が多い印象がありますから、こういう方が一人二人居ても良いのではと。

立場の違いもあるのでしょうね、相撲協会理事で審判部長の貴乃花さんなどが同じことを言ってしまってはいけないでしょう。

 

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