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ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

与太郎の子を身籠った小夏がようやく八雲に伝えられたこと - アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』10話(23話)の感想

アニメ・漫画 - 2017冬アニメ

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毎週土曜日02:25(金曜深夜26:25)より、TBSの「アニメイズム」枠にてアニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』が放送されています。

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』

rakugo-shinju-anime.jp

 

2017年3月11日の放送は2期第10話(23話)でした。サブタイトルがない作品です。

 

 

イントロダクション 

刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、
出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。
拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、
八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。
八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁があるらしく…

こちらが1期のイントロダクションです。ABOUT/STORYページから抜粋しました。

拝み倒して約もの住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。
継いだ名跡は三代目助六。
八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。

こちらは2期のイントロダクションの一部です。

 

 

『昭和元禄落語心中』2期10話(23話)

前回、2期の主人公と思われる「与太郎(よたろう)」こと三代目「有楽亭助六(ゆうらくてい・すけろく)」の師匠である八代目「有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)」が、「雨竹亭」終演後に一人で高座に上がって落語を演じていた最中に会場に火の手が上がりました。

東京で唯一の寄席である「雨竹亭」は全焼してしまいましたが、八雲は辛くも一命を取り留めています。落語の復帰は絶望的かもしれません……。

 

 

与太郎と小夏に子どもが!

そんな中で、与太郎の妻「小夏(こなつ)」の妊娠がわかりました。

「赤ん坊ができたの。あんたの子だよ」

と小夏は頬を朱に染めながら嬉しそうに与太郎に語りかけていました。

2人には「信之助(しんのすけ)」という男の子がいますけれども、信之助は与太郎との血のつながりはないため、与太郎と小夏の血を受け継ぐ子どもという意味で初めての子どもになります。信之助もお兄ちゃんです。

涙を流して喜ぶ与太郎、小夏に抱きつき2人で喜びを噛み締めています。

生まれてくる子供の名前は何になるのか、「八雲バカ」の与太郎は八雲に子供の名前を付けてもらうつもりです。

 

 

師匠は超えるものではない

場面は変わって、与太郎が売れっ子作家の「樋口栄助(ひぐち・えいすけ)」と一緒に電車で移動しています。

樋口は与太郎のために執筆した新作落語を与太郎に手渡しますが、与太郎があまり乗り気ではない様子を見て、そんなことでは師匠を超えられないよと釘を刺しました。

与太郎は「オイラ、師匠の背中を見てんのが一番好きだ」「師匠ってのは超えるもんじゃねえ。別々の道を同じ方を見て少し後ろを歩いてく」「そうだな……同志みてぇなもんだ」と樋口に言うのです。

 

 

小夏と八雲

退院して家に戻ってきた八雲、世話を小夏がしています。

いつかみよ吉に取り殺されると冗談半分で脅す小夏に対して、八雲は小夏は勘違いをしている言い、このように続けました。

「みよ吉さんはあたしと居るときは大層優しかったよ」「あの人には女の人の酸いも甘いも、苦しみも温もりも冷たさも、皆教わった」「そして、落語を与えてくれたのは他でもない助六(先代、初太郎)さん。あたしの味気ない人生に色を与えた2人だ。永遠に手が届かない2人」

それを聞いて、じゃあ何故殺したのか?とさらに聞いてくる小夏に……

「さぁ……どうしてかね」「あたしはあの人(みよ吉)と心中しようとしたんだ。それを(助六が)身代わりになってくれた。そしてあたしは死に損なって一生をかけて心中の罪を償っているんだ。それだけのことさ」

 ……と答える八雲です。本当のことなど言えるはずがなく、墓まで持っていくつもりなのでしょう。

小夏は「あんたも死にゃよかったね」と言い、それに対して「おめぇさん抱えて死んでる暇なんてあるかい……」と答える八雲。

それを聞いた小夏は目に大粒の涙を浮かべ、「じゃあ、あたしが居なけりゃ、そんなに苦しまなかった……?」と聞きます。

八雲は小夏の頬に手をやり、「おめぇさんのお陰で、後悔している暇なんざなかったよ」「子どもってのは本当に毎日毎日忙しなくって、いくら眺めてたって飽きねぇんだ」「なぁ、小夏、なんて顔をしてるんだい。そんな顔で見ないでおくれ」と優しく言ってあげます。

小夏は八雲の胸に顔を埋め、八雲に甘えます。小夏は自分に流れる「血」がそうさせると言います。

「もうこの気持ちに名前なんて付けられない……」「あたしのこと、見捨てないで育ててくれて、ありがとう……」

ここに来てようやく、小夏は八雲に心からの感謝を伝えることができました。

愛しているとか憎んでいるとか、簡単に言葉に表すことができない、複雑な感情が入り混じった2人の関係は、血がつながっていなくても紛れもなく親子なのでしょうね。

それは自分が母になったからこそ気づけたことかもしれません。

 

 

おわりに

「憎んだり甘えたり泣いたり忙しないねぇ。人間なんてなぁ、そんなような訳のわからねぇ心持ちで出来てるんだ」という八雲の言葉は本当にそう思います。簡単に割り切れる感情ばかりではないですからね……。

最後、八雲が再び夢・幻を見ているような描写から、助六が現れていました。「ようこそ冥土へ」と言っていたかと思います。とうとう八雲の最期のときが来たか……と視聴者に思わせたところで今回は終わってしまいました。

次回予告の声を聞くと、信之助が成長していたようでしたし、弟と思われる男の子の声も聞こえてきました。次回が最終回でしょうか?

 

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