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「封じ手」とは何か?を調べました。宗谷と零しか気づけなかった「7九角」を打っていれば… - アニメ『3月のライオン』20話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2017年3月4日の放送は第20話「Chapter.41 京都②」「Chapter.42 京都③」でした。2クール目の9話です。島田vs.宗谷。

 

 

イントロダクション

これは、様々人間が何かを取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。
主人公・桐山零は、長兄ころに事故で家族を失い、心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、少しずつ変わり始めていく−。

このようなイントロダクションです。

 

 

20話から登場した人物

20話から登場した人物がいました。「藤本雷堂(ふじもと・らいどう)」です。CVは大塚明夫さん。

藤本は「棋竜」のタイトルホルダーであると公式Webサイトの「登場人物」ページに書かれています。でも、宗谷は6冠と言っていたような……私はてっきり将棋のタイトルは全6冠だと思っていたのですが、違うのかもしれません。

藤本は歯に衣着せぬ物言いをする人物のようです。藤本は「獅子王(ししおう)」タイトル戦の会場となったホテル内の、対局している部屋とは別の会場で「大盤解説(おおばん・かいせつ)」をしていた際にも、自分と一緒に解説することになった本作の主人公「桐山零(きりやま・れい)」に対し、結構きつい言葉を浴びせていました。

 

それと、「辻井武史(つじい・たけし)」も久しぶりに登場していたので、もう一度書いておきましょう。

辻井は、確か「獅子王」戦で零が島田と対戦する前に戦って倒した棋士だったと思います。A級在位8年の実力派で棋士九段。「駄洒落を連発する残念なハンサム」と当時の公式Webサイトには書かれていたようです。当ブログの過去記事を見てみました。

今回はインフルエンザにかかっているにもかかわらず、テレビに映りたい一心で、「獅子王」のタイトル戦の立会人で居続けようとしていました……それは絶対にやってはいけないでしょう、と。宗谷や島田がインフルにかかったら大事ですからね……。

 

 

20話 「Chapter.41 京都②」「Chapter.42 京都③」

今回は前回から引き続き、本作の主人公「桐山零(きりやま・れい)」と「獅子王(しし・おう)」のトーナメント準決勝を戦ったA級棋士「島田開(しまだ・かい)」が、「獅子王」のタイトル戦を戦っています。

対戦相手は名人「宗谷冬司(そうや・とうじ)」で、ここまで3戦して島田の0勝3敗、どちらかが4勝したところでタイトルが決するようですから、島田は後がなくなっています。

第4局が行われる舞台は京都の何とかホテルです。前回ホテルの名前が少しだけ出ていたのですが失念しています。

零は、少し前から「島田会(しまだ・かい)」という島田が主催する将棋の研究会に入っていて、同じ研究会ということもあって「獅子王」のタイトル戦では島田の付き添いをしています。京都まで同行。

20話では第4局が始まっていて、対局は2日目までもつれ込んでいるようです。島田が「封じ手(ふうじて)」をして初日が終わっていて、2日目からでした。

 

 

封じ手とは?

封じ手(ふうじて)とは、主にボードゲームにおいて、対局の中断時に有利不利がでないよう、次の手をあらかじめ決めておく方法のことである。

(略)

将棋(日本将棋連盟の棋戦の場合)
用紙は横置きの縦書きで四ツ折になっている[1]。
右側 - 右端に「封じ手」の表題が印刷されており、その横に棋戦名を記入する欄(「第○○期○○戦第○局」)、先手の名前を記入する欄、後手の名前を記入する欄がある。
左側 - 盤面が印刷されており、その上部に「(封じ手局面○○○まで)」と注記する欄がある。

封じ手 - Wikipedia

封じ手のWikipediaにはこのように書かれています。

私は将棋のことも囲碁のことも何も知らないのですが、この封じ手については何となく知っていました。以前NHKかどこかの将棋の特番を見ていたときに出ていたので。「羽生善治(はぶ・よしはる)」さんを特集していたのだったか……番組の内容は綺麗に忘れています。

中断時に、中断する前に次の一手を打つ人が予め再開時のときの一手を決めて書き記しておくこと、ですか。第三者がその書いた用紙に封をして持ち、絶対に他者には見せずに、再開時に封を切って書いてある一手を読み上げることで勝負が始まると。

今回の「獅子王」タイトル戦では、島田が「封じ手」をしていました。島田が「封じ手」をしないまま中断されてしまうと、島田は対局再開までずっと考え続けられる訳ですから、不公平が生じますものね。

当初は正立会人であった辻井が開封をする予定でしたが、前述したように彼はインフルにかかっていたため、副立会人であった「スミス」こと「三角龍雪(みすみ・たつゆき)」が正立会人に昇格して開封役をしていました。

 

 

宗谷と零だけが知っていた「7九角」

第4局は会場の他の人たちが島田が焦っている(攻め急いでいる)、宗谷優位に進んでいると感じる中、零はそのようには感じていないようでした。

島田の攻めが続いていた中で宗谷の反撃が始まると、あるところで島田の手が止まりました。藤本や他の人たちもここで勝負あったと見たようです。島田の大差の負け、4連敗で「獅子王」は宗谷に決まったと。

他の誰もが終局したと思っている中で、零だけがそうは思っていませんでした。

大盤解説の会場でも、藤本は終わったと感じて控室へと向かおうとしました。零は「待ってください、まだ終わってません」と藤本を止めました。が、藤本は零が島田の研究会に入っている先輩を擁護しようとしてると感じていて、聞く耳を持ってくれません。

会場を後にする藤本。零は島田を擁護したい気持ちがない訳ではなかったかもしれませんけれども、本当にまだ盤面で島田が死んでいないと考えています。

島田に伝えたくて、つたえられないことはわかっていても伝えたくて……居ても立ってもいられず自分も控室へ向かうその前に、零は解説のための大盤に島田がまだ死んでいない証拠の一手を残して、会場を後にしました。

零が走って控室へ向かい、部屋に着くと、島田が投了した瞬間でした。

部屋に入ってきた零に対し、藤本はそれ見たことかと自分の読みの正しさを誇示します。彼だけでなく、控室の他の棋士たちも、島田本人ですら、あの局面で島田が死んだと見たようです。

ところが、対局後の感想戦で、宗谷が島田にある「一手」を打ってみせました。零も、控室の盤面に宗谷と全く同じ「一手」を打ってみせたのです。宗谷と同時に。

その一手は大盤解説の会場で零が立ち去る際に打った「7九角」でした。この一手はまさに起死回生の一手となり得るようで、もし島田があのとき7九角を打っていれば、宗谷が詰んでいた、ということでした。

詰んでいたとは、王が動けない状況、という意味でしょう。島田が気づいていれば、宗谷に勝っていた。

 

 

おわりに

零があの一手に気づいたからと言って、零が島田や藤本より実力が上かというとそれもまた違うのでしょうね。外野で観ているのと、実際に宗谷を前にして打つのとでは雲泥の差があるのでしょうし、零がその局面まで持っていけないかもしれませんし。

それでも、あの一手に気がつけたことは、零には宗谷の位までたどり着けるポテンシャルがあると予感させ、この先の彼の成長を予感させるものでもあります。

「君は僕を信用し過ぎだ。美しかったのに……」と宗谷は島田に話していました。宗谷はしっかりと台詞を発したのは今回が初めてだったでしょうか? この台詞から察するに、宗谷は誰かを待っているのかもしれないですね。自分のいる場所にまで登ってくれる誰かを。物語的に考えればその誰かとは主人公の零なのでしょう。

ということで、島田には一矢報いて欲しかったのですが、叶いませんでした。彼の子供の頃からの苦労話や人の良さを知れば知る程、そういうエピソードを入れてくるということはフラグだよなぁと思ってしまう訳で……予想通りでもありました。でも願望としては1勝してもらいたかったです。

 

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