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ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

さくらと健太郎が考えたポスター作戦は、すみれたちが過去に考えた作戦と同じですね - 朝ドラ『べっぴんさん』123話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2017年2月28日放送の第123話は、さくらたちの新たな苦悩が始まっています。すみれたちが通ってきた道をトレースしているような、デジャヴな展開です。

  

 

第22週「母の背中」

www.nhk.or.jp

 

2017年2月27日月曜日の放送から朝ドラ『べっぴんさん』は第22週「母の背中」が始まっています。舞台は昭和45年(1970年)4月、「大阪万博」こと「日本万国博覧会」の年に移っています。

ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」と夫「坂東紀夫(永山絢斗)」の一人娘「さくら(井頭愛海)」と、「村田君枝(土村芳)」と夫「村田昭一(平岡祐太)」の一人息子「村田健太郎(古川雄輝)」は、すみれたちが立ち上げた、赤ちゃんと子ども向け用品の総合店「キアリス」に入社しました。

さくらはデザイン部、健太郎は開発営業部に配属されました。健太郎は自分が勉強してきた経営を活かせる部署が良かったようです。

 

 

1号店が雨漏りで休業

神戸港町商店街に店を構える「キアリス」の1号店で雨漏りが発生していました。戦前から建っている古い建物ですから、いよいよ深刻なガタが来たようです。

すみれたちは店を2週間休業して、その間に改修工事をすることに決めましたが、健太郎は休業期間に自分たちだけで商品を売ることはできないかと提案し、紀夫から、さくらたち新入社員を含む若手社員だけで仮店舗を営業する許可が下りました。

開発宣伝部の部長「足立武(中島広稀)」の部下、美術大学出身の26歳「寺田明日香(大西礼芳)」、玩具メーカー経験者の33歳「佐藤久美子(呉城久美)」、23歳「島野直子(青山夕夏)」の3人は、さくらと健太郎の入社を縁故採用だと快く思っておらず、その様子をタケちゃん(足立)から聞いていた紀夫は、若手の結束を固めるためにも彼らに店を任せてみようとと考えたのでした。

 

 

ベビーショップ「あさや」の復活

仮店舗の場所は、「小澤良子(百田夏菜子)」で夫「小澤勝二(田中要次)」が開いた「名前がない喫茶店」です。

そこは元々、靴屋の「あさや」があった場所で、「キアリス」創業時には間借りさせてもらい、「あさや」が退店した後は「キアリス」の事務所となっていました。

仮店舗も元「あさや」の「名前がない喫茶店」に間借りをさせてもらうことから、さくらの提案で、仮店舗の名前はベビーショップ「あさや」になりました。「あさや」の復活です。

「あさや」では、キアリスに置かないカラーのストッキングや大人用パジャマ、布の端切れセットなどが展開されるそうです。

商品リストを眺めるすみれたち、社員たちの好きなものがバラバラに並べているだけで、到底売れるとは思えない様子です。「小野明美(谷村美月)」も「センスはええよ。でも、赤字やろな」と言っていました。

紀夫は「堪えな」と皆と自分に言い聞かせるように呟いていました。これも若手社員の結束と成長のためです。

 

 

「あさや」の商品が売れない!

初日の営業を終え、「あさや」の商品は2点しか売れていませんでした。先輩との壁も分厚いまま、溝は深いままです。

営業終了後、勝二がさくらと健太郎、それと新入社員の「阿部靖夫(上川周作)」に向けて、「お客様に来てもらうために何をしてきた?」と疑問を投げかけていました。

さくらと健太郎はポスターを作ることを思いつき、開発宣伝部で夜遅くまでポスターを作っていました……阿部くんはどこへ?

 

 

龍一がハンバーガーショップ開店?

良子勝二の息子「小澤龍一(森永悠希)」が自分探しの旅から神戸に戻ってきました。今度はヒッピーに影響を受けているようですが、圧倒的に似合っていません。

龍一は「美代(みよ)」という彼女を連れてきていました。美代は「片山友希」さんが演じています。

「笑福亭風喬」さん演じる客が「名前がない喫茶店」を訪れ、万博で食べた「ハンバーガー」なる料理が美味しかったと話していると、龍一があちこちから食材や調味料、調理器具を集めてきて、ハンバーガーを作って食べさせていました。

客は万博で食べたほどではないけど美味いと褒めていて、始終を見ていた勝二は何かを考えている様子です。おそらくハンバーガーショップを開くのではないかと思われます。龍一にやらせるのか、やるように促すのか。

 

 

おわりに

最近、本作のヒロインがすみれからさくらへと変わってしまっているような気がします。元々そういう話だったのですか? 私はてっきり最後まですみれが主役のままで行くものとばかり思っていました。

以前の朝ドラ、『あさが来た』や『とと姉ちゃん』のように、子ども(『とと姉ちゃん』の常子は結婚しなかったので、彼女の姪っ子)ができて成長しても、あくまで主役は「あさ」や「常子」でした。

ところが、『べっぴんさん』の最近の放送を観ていると、もはや物語の中心はすみれではなくさくらに変わっていて、すみれはあくまでさくらを見守る存在になっています。成り下がっているというか。

今回のポスター作りも、以前すみれたちが「大急百貨店(だいきゅう・ひゃっかてん)」に「キアリス」の2号店を10日間限定で出店することになった際に、客を呼び込むためにポスターを手作りして、街中の母親たちが集まりそうな場所にポスターを貼った、あのエピソードを繰り返しているだけに感じられます。

脚本家さんは、すみれたちが自分たちもポスター作りをしたなぁ、やっぱり親子だから考えることは一緒だなぁ、と感じる展開にしたいのかもしれませんけど、特別地盤のなかった当時のすみれたちと、今の「キアリス」には20年間積み上げられた経営や宣伝のノウハウがあるはずですし、デザインと経営を学ぶため米国に留学までした人を同列にしてしまうのはどうかと思います。

特にさくらは、アートではなくデザインを勉強していたということですから、広告のことも勉強している可能性は極めて高いですし、広告業界に興味がないこともないでしょう。そんな彼女たちがポスターなどの宣伝広告について、「あさや」の商品が売れないとわかってから考え始めるなどということは絶対にない、と私は思います。

こうして観ていると、さくらが大学に合格したところで、もはや物語は終わってしまっているようにも感じられます。最終回かと思われた回がありましたよね、あそこで本当に終わっていたら良かったです。

あれから今まで、ずっと消化試合を見せられている感覚に陥っています。ここまで観たからには切りたくないですし……う〜む。

それと今回、寺田明日香たちはさくらたちに露骨な態度を取っていましたが、あれは自分の立場を悪くするだけしか効果を生まない下策も下策と思います。さくらたちは創業者の子どもなのですから、自分たちにとって悪い報告が専務(すみれ)や社長(紀夫)たちに届いたら、最早自分たちの居場所は社内にないのでは? と普通は考えるのではないかと思うのですが……。

 

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