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島田が人気がある理由がわかります。地元のために零たちのために、宗谷には一矢を報いてもらいたいです - アニメ『3月のライオン』19話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2017年2月25日の放送は第19話 「Chapter.39 夜を往く」「Chapter.40 京都①」でした。2クール目の8話です。島田の話に終止していました。

 

 

イントロダクション

これは、様々人間が何かを取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。
主人公・桐山零は、長兄ころに事故で家族を失い、心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、少しずつ変わり始めていく−。

このようなイントロダクションです。

 

 

19話 「Chapter.39 夜を往く」「Chapter.40 京都①」

今回は、本作の主人公「桐山零(きりやま・れい)」と「獅子王(しし・おう)」のトーナメント準決勝を戦ったA級棋士「島田開(しまだ・かい)」がメインでした。

島田は零を破った後、決勝で零と因縁浅からぬA級棋士「後藤正宗(ごとう・まさむね)」も破って、名人「宗谷冬司(そうや・とうじ)」への挑戦権を手に入れました。Twitter画像は宗谷名人です。

タイトル戦は先に4勝した方が勝ちとなるようで、前回18話では島田は宗谷に3連敗を喫し後がなくなっています。零や「二海堂晴信(にかいどう・はるのぶ)」、「重田盛夫(しげた・もりお)」といった自分を慕って応援してくれる人のためにも、せめて1勝して一矢報いたいところです。

 

 

島田の回顧 

島田は東北地方の雪深い地域で生まれ育ったようです。山形県でしたか。牛や鶏が人間よりも多く、野球やサッカーなどの遊びも人が足らずにできない、いわゆる過疎地域で幼少期を育っていました。

そんなときに家に来ていたお爺さんたちに誘われて始めたのが将棋で、小説でも漫画でもゲームでも終わりがあるのに、将棋だけはどこまで行っても終わりがなかった、そう感じた島田は将棋にのめり込んでいきました。

小学3年生になると、近所の爺様では相手にならなくなったのか、バスに揺られて市内の将棋教室に入って腕を磨くようになり、中学校の頃には道場の先生の紹介で「大内(おおうち)」先生の門下に入って東京の奨励会に通うようになりました。

山形から東京に月2回通うようになり、金額を自分でも負担するためアルバイトのために牛の世話をして回っていたそうです。

東京の奨励会には地元の神童たちが集まってきていましたから、島田もその中の1人でしかなくなく、奨励会で足踏みをしてしまいます。しかし、地元の人たちは変わらずに島田のことを応援し続けてくれて……そんな地元の人たちの期待を一身に背負い、裏切らないように踏ん張ってきた将棋人生だったようでした。今なお。

「ギシギシと軋む夜行バスのシート。果てしなく続く夜の道……」「そのうち、軋んでいるのがシートなのか胃袋なのか、それとも心なのか、わからなくなった。どこまで行ってもどこにもたどり着けないのでは、とうなされた」「でも皆の期待も恩も、どうしても無駄にはできなかった……したくなかった」「その痛みを俺はたぶん……今も抱えている」

心に来ますね、この台詞。真面目すぎるのですよね……良い人すぎる。

タイトルを争う宗谷は島田と同い年です。宗谷は鶴や鷺といった大きく白い鳥のように奨励会とプロの順位戦を駆け抜けていった人です。自分は地面を這う亀か虫、鳥を見上げる存在です。

「ウサギなら過信して自滅してくれるけど、宗谷は天才と呼ばれる人間のご多分に漏れずサボらない」

一向に縮まらない宗谷との距離。島田は宗谷との力の差をはっきり自覚していますが、だからといって「それが俺が進まない理由にはならん」と考えています。努力をしなくていいって理由にはならない。怠ったらそこでお終いです。

 

 

零は宗谷に似ている?

第4局を5日後に控えて、島田は零を家に呼んでいました。零は胃痛に苦しむ島田の世話をして帰ろうとしましたが、島田はそれを引き止めて将棋を指していました。

零はC-1級の自分がA級の島田の研究相手が務まっているのか、自分ばかりが勉強になって得をして、自分は島田にとっての得になっているのか、と気を遣っています。

それに対して島田は「お前さ、同じことを言うんだよね。ときどきだけどさ」と答えていました。零が誰と同じことを言うのか、それはもちろん宗谷です。

前回、島田会の研究中に、零がある局面を見て「気持ち悪い」と言っていました。この局面になる前に何とかしていないともう手遅れ、という意味と思います。

零と同じ「気持ち悪い」という台詞を、宗谷が控室で対局を見ていたときに呟いていたのだそうです。

「ちょっと似てるんだよね、どこがどうって訳じゃなくてさ。強いて言えば『視点』かな。オールラウンダーなところももちろんだけれど、攻守の切り替えの柔軟さとか、畳み掛けるときの判断のタイミングとか」

だから、零と打つことによって宗谷の視点の感覚を少しつかめる気がする、と島田は感がているそうです。島田にとっても零と将棋を指すことにメリットがあると捉えているのでした。付け焼き刃かもしれないが、やらないでいるよりずっと良い、と。

 

 

おわりに

零は島田に付き添って第4局の舞台である京都へ向かいました。立ち会い人でしたか、プロ棋士の先輩「三角龍雪(みすみ・たつゆき)」も京都へ行っていて、零はスミスと同部屋で過ごすことになりそうです。スミスの猫のことを彼女と勘違いしていましたが……すぐにバレるでしょう。

島田のファンが多いと聞きますが、その気持ちはよくわかります。真面目で周りに気を遣う、だから余計に胃が痛む……応援したくなりますよね。うん。地元の期待を一身に背負い、努力に努力を重ねてようやくたどり着いた同い年の宗谷とのタイトル戦、タイトルは取れなくてもせめて1勝は……と思いながら次回を観ます。

物語の原作を読んだことがないのであれですが、零はいずれ、宗谷とのタイトル戦にまで登り詰めるのでしょう。島田を破って。

 

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