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樋口先生の言う、落語の表現の「3つの型」とは何か? 心筋梗塞から復活した八雲は今後落語を演じられるのでしょうか? - アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』6話(19話)の感想

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毎週土曜日02:25(金曜深夜26:25)より、TBSの「アニメイズム」枠にてアニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』が放送されています。

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』

rakugo-shinju-anime.jp

 

2017年2月10日の放送は2期第6話(19話)でした。サブタイトルがない作品です。

 

 

イントロダクション 

刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、
出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。
拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、
八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。
八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁があるらしく…

こちらが1期のイントロダクションです。ABOUT/STORYページから抜粋しました。

拝み倒して約もの住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。
継いだ名跡は三代目助六。
八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。

こちらは2期のイントロダクションの一部です。

 

 

『昭和元禄落語心中』2期6話(19話)

2機6話は、2期の主人公と思われる「与太郎(よたろう)」こと三代目「有楽亭助六(ゆうらくてい・すけろく)」と、彼の師匠である八代目「有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)」が出演した「親子会(おやこかい)」での出来事です。

親子会では八雲が助六よりも前に古典落語の「反魂香(はんごんこう)」を演じていました。

八雲は「反魂香」を演じている際、彼の意識の中で「みよ吉(みよきち)」を見出していました。そしてその後、八雲は意識が朦朧となりながらも反魂香を演じ切り、幕が下りた直後に意識を失い高座で倒れてしまいました。

さらに、意識を失っている夢(?)の中で、八雲はたくさんのロウソクが並ぶ道にいて、そこに「初太郎」こと「二代目・助六」もいて、助六から首を絞められていました。

そこまでが前回。今回は首を絞められた後、八雲が意識を取り戻したところからです。前回助六に首を絞められたのは、まだあの世には来るなと追い返された、と捉えて良さそうです。

 

 

与太郎と八雲、与太郎と小夏の信頼関係

救急車が来て、運び出される八雲。幕の向こうの観客たちはその様子にはまだ気がついていません。師匠の一大事に自分が付き添いに行きたい与太郎ですけど、意識を取り戻した八雲は与太郎に何かを語りかけようとしています。弱々しくも鋭い眼で何かを訴えています。

それを見た与太郎は自分のために待っている客を放ってはおけないから、と妻の「小夏(こなつ)」に八雲を任せて自分は落語を演じ、小夏も舞台を与太郎に任せて自分は八雲に付き添い病院へと向かいました。

このシーンは、与太郎と八雲、与太郎と小夏が、お互いがお互いを信頼している様子がよく伝わった名シーンだったと思います。

 

 

樋口のいう「落語の3つの型」

残った与太郎は見事『居残り』を演じきりました。それは見事なものでした。しかし親子会は結局中断したようです。

後日、「センセイ」こと売れっ子作家の「樋口栄助(ひぐち・えいすけ)」が与太郎に感想を話していました。

「何たってあの『居残り』だよ。何だいありゃあ。化物が降りてきたかと思ったよ」

と。さらに「(落語の)表現」には「3つの型」あると語っていました。

「まずは八雲師匠。彼の落語は経験と鍛錬に裏打ちされた、確たる技だ。しかし、落語はあくまで道具。その技でご自分を表現している」

「次に先代の助六師匠(初太郎)。彼の落語は全てが助六。女、子供、ご隠居、犬でも狸でも、何をやっても助六になる。しかもそこには実感が篭もる。話は限られるが、ハマればこんなに説得力のある落語はないだろうね。皆、助六を求めて落語を観に行ったことだろう」

「君(与太郎)の『居残り』はどちらとも違った。聴いている間に君の存在を一切思い出すことがなかった。『居残り』の世界そのまんま。無我無欲、純然たる落語の容れ物だった。君は自分の想いを落語に託さないんだ。実はこれ凄い強みだよ」

と言っています。

初太郎は人のための落語、菊比古(八雲)は自分のための落語、与太郎は落語のための落語、という1期からのテーマが見えてくる話でもありました。

 

 

おわりに

八雲は病院で意識を取り戻しています。まだ油断はできないでしょうけど一安心です。

倒れた原因は「心筋梗塞(しんきんこうそく)」と言っていたでしょうか。脳を中心に何か影響が出ていなければ良いですが……脳に何か障害が起こっていれば、落語が演じられなくなる危険もなくはないので。

樋口先生も「容態もだが、今後彼の落語は一体どうなってしまうのだろう。ご自分を重ねるタイプの芸人さんは、私生活が芸にも直結しているんだろうし」と心配していました。

また、樋口先生は先代・助六が『芝浜』を演じている映像が見つかるかもしれない、と言っていました。これは与太郎もですけど、八雲にも大きな影響が出そうです。映像が見つかって、彼らがそれを観た後にどのような反応を示すか、興味深いです。

10日の日は私用でやらなければならないことができてしまい、さらに艦これの2017冬イベントも開始したために、感想記事が今頃になってしまいました。

 

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