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反魂香から「みよ吉」が蘇った?八雲はどうなってしまうのか。あの後与太郎は「居残り」を演じるのでしょうか? - アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』5話(18話)の感想

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毎週土曜日02:25(金曜深夜26:25)より、TBSの「アニメイズム」枠にてアニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』が放送されています。

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメ『昭和元禄落語心中 ‐助六再び篇‐』

rakugo-shinju-anime.jp

 

2017年2月4日の放送は2期第5話(18話)でした。サブタイトルがない作品です。

 

 

イントロダクション 

刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、
出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。
拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、
八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。
八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁があるらしく…

こちらが1期のイントロダクションです。ABOUT/STORYページから抜粋しました。

拝み倒して約もの住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。
継いだ名跡は三代目助六。
八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。

こちらは2期のイントロダクションの一部です。

 

 

『昭和元禄落語心中』2期5話(18話)

2機5話は、2期の主人公と思われる「与太郎(よたろう)」こと三代目「有楽亭助六(ゆうらくてい・すけろく)」が、師匠の八代目「有楽亭八雲(ゆうらくてい・やくも)」と「親子会(おやこかい)」を開くことになりました。

私は落語のことは全くと言っていいほど知らないのですが、親子会とは師匠とその弟子だけでイベントを開くことを指しているのだと思われます。

真打となった与太郎は一時期スランプに陥っていましたがそれも抜け出したようで、ついには師匠と一緒に舞台に上がるところまで到達した、ということなのでしょう。八雲が与太郎に親子会のことを話していて、その会話の内容からイベントの企画そのものは八雲が立案したものではなく、そういう話が八雲に入ったから引き受けた、ということでした。

与太郎の演目は「居残り(居残り佐平次)」を、八雲は「反魂香」を演じました。ヨタの居残りは八雲が指定しています。「我(が)」が出る落語だ、と。

 

 

落語「居残り」

居残り佐平次(いのこりさへいじ)は、古典落語の演目の一つ。
(中略)
右を向いても左を向いても貧乏人が集まったとある長屋。その輪にいた佐平次という男が「品川宿にある遊郭に繰り出そう」と言い出した。金もないのにどうやって?と思いながらも一同、品川へ。 一泊して後、佐平次は「実は結核に罹って医者から転地療養を勧められていた。だからここに残る」と言い出し、ほかの仲間を帰した。

居残り佐平次 - Wikipedia

居残り佐平次のWikipediaにはこのように書かれています。もちろん全てではありません。佐平次はそのまま籠城し続けていくみたいです。

 

「おこわにかける」という言葉は現在通用しないことから、落ち(サゲ)にならないとして用いない落語家も多い。そのため、おのおの落ちの考案に腐心しているが、現在のところ「決定版」はない。

とも書かれていました。演じる噺家さんによってオチが様々あるのでしょうか。

 

 

落語「反魂香」

反魂香(はんごんこう)は、古典落語の演目のひとつ。同演題では、主に東京で広く演じられる。
(中略)

高尾
原話は、1733年(享保18年)に出版された笑話本『軽口蓬莱山』の一編「思いの他の反魂香」(大店の娘が店員との恋を引き裂かれ、乳母のすすめで起請を火にくべる、という内容)。それに歌舞伎の「伊達騒動」もののパロディが加味され、現在の演じ方が出来上がった。
「反魂香」とは、中国の伝説上の香で、焚くとその煙の中に死者が現れるというもの。
主な演者に、橘ノ圓都、3代目桂春団治らが知られる。
反魂香[編集]
『高尾』をもとに、一部登場人物のディテイルやクスグリの場所を改変したもの。上方の演出同様、ハメモノを用いる場合がある。
主な演者に、8代目三笑亭可楽、三笑亭夢楽らが知られる。

反魂香 (落語) - Wikipedia

反魂香(落語)のWikipediaにはこのように書かれています。「反魂香 - Wikipedia」も参考になさると良いかもしれません。

「反魂香」というと、真・女神転生やペルソナなど『ATLUS(アトラス)』のゲームをされている方にはお馴染みのアイテムの名前ですね。ゲーム内における反魂香の効果は、HP0のキャラクターをHPがMAXの状態で生き返らせる、だったと思います。FFシリーズでいう「アレイズ」の効果です。その下位のアイテムは「地返しの玉」で、レイズの効果ですね。

 

 

与太郎の見出した「居残り」とは?

「センセイ」こと人気作家「樋口栄助(ひぐち・えいすけ)」は、与太郎のために音源の残っている他の噺家による「居残り」をテープに収めて与太郎にまとめて渡していました。

「僕もここにある居残りを聴いてみたんだけど、全部違うんだ。演者が何を以て粋とするかが如実に出る噺なんだよ」

と樋口は与太郎に言いました。八雲が与太郎に居残りを演れと言った理由もそれだと言うのです。つまり、与太郎ならではの居残りを演じることで与太郎自身が自分を引き出せる、と八雲は考えたのではないかということ。

それ以降、与太郎は暇さえあれば「Walkman(ウォークマン)」で様々なあ居残りを聴いているようです。当時はおそらくバブル期で、時代は1990年前後と思われます。

そこで与太郎は自分なりの「居残り」を見出したようです。

「オイラ居残りをさしてもらってわかったことが一つあります。師匠に教わった居残りを軸にして、色んな大師匠のも聴き比べさせていただいたんですが、おんなじ佐平次が一人もいねえってことです」

「佐平次ってなぁ、佐平次を演じる落語家の顔をして話に出てくるんですね。けどさ、オイラのはそうじゃねぇんだ。我を張れったって我がねぇのがオイラです。自分のことは空っぽにして佐平次兄いになりたい」

ということ。八雲の言葉に歯向かい、八雲に「あたしの言ってることが間違ぇてるってことかい。そんなやり方じゃ人様の心の芯まで届きゃしないよ」と言われてしまいました。

それでも与太郎は「でもそれが良いと思っちまった。これが正解かどうかちっともわかりません。けどこのやり方がオイラには一番楽しいんでぇ」と答えるのです。

「落語が楽しい」ということが八雲には理解できません。確かに八雲、というか菊比古は、自分のため、自分の居場所を設けるために落語をやって来た人です。落語のために落語をしている与太郎とは考え方や立ち位置、落語への向き合い方が全く異なりますから、与太郎の考えはずっと理解できないのかもしれません。

 

 

おわりに

与太郎は親子会に合わせて、背中の入れ墨に色を入れて完成させていました。以前は筋彫りだけの「鯉金」でしたね。彼なりのけじめをつけたかったのでしょう。過去から目を背けるのではなく全てを受け入れたという。

最後、八雲は「反魂香」を演じている中で、「みよ吉(みよきち)」を見出していました。その後落語は最後まで演じきりましたが、立ち上がれずに倒れています。どうなるのか?というところで終わりでした。

初太郎こと二代目・助六も出てきていましたね。助六は八雲の首を絞めていましたが……。次回はそれを受けての与太郎の「居残り」を聞けるのですかね。神回の予感しかしないです。

 

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