平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2017年1月24日の放送は「スゴ技Q 豆乳“食べ尽くし”術」と題して「豆乳(とうにゅう)」の特集が組まれていました。
スゴ技Q「豆乳“食べ尽くし”術」
ほぼ毎週火曜日の放送は、元水泳オリンピック選手である宮下純一さんが出演する企画「スゴ技Q」です。2017年1月24日の放送は「スゴ技Q 豆乳“食べ尽くし”術」というサブタイトルで、「豆乳(とうにゅう)」の特集が組まれていました。
豆乳は女性に人気なのだそうです。しかも豆乳を飲むだけでなく料理に使う人が増えていて、売り上げが上昇中の飲み物なのだとか。特に無調整豆乳が人気のようです。
人気の理由は、牛乳に比べると約7割のカロリーしかないため「低カロリー」なことと、骨の健康維持に役立つ「イソフラボン」や高コレステロールを下げる効果が期待できる「大豆タンパク質」がたっぷり含まれていることから、「ヘルシー食材」という認識が広がっているから、とのことでした。
ところが、いざ豆乳を使って「豆乳鍋」を作ろうとしてもモロモロの白い塊がたくさんできてしまったり、使い切れず残ってしまったり、その流れで料理のレパートリーが限られてしまったり、と豆乳に関する悩みを少なからずお持ちのようです。
今回のスゴ技Qでは「食べ尽くす」術がたくさん紹介されていました。飲み尽くすではなく、食べ尽くすであるところが鍵です。
豆乳とは?豆腐との関係は何か?
豆乳(とうにゅう)は、大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮つめた汁を漉した飲料である[1]。牛乳に似た外観と食味があり、大豆特有の青臭さがある。(中略)なお煮詰めた汁を濾して残った繊維質のものがおからである。
豆乳のWikipediaにはこのように書かれています。
「おから」が残った繊維質の物というのは意外でした。いえ、考えればそうなのですが、関連付けて考えていませんでした……。ということは、豆腐は豆乳に「苦汁(にがり)」などを入れて、型に入れて冷やし固めたもの、なのでしょうか……?
豆腐(とうふ)は、大豆の搾り汁(豆乳)を凝固剤(にがり、その他)によって固めた加工食品である。豆富や豆冨とも表記される。
……思い調べてみたらやはりそうでしたね。豆乳は豆腐の手前と言えるかもしれません。
豆乳マヨネーズと豆乳チーズ
今回のスゴ技Qの豆乳回で、個人的に最も興味を惹かれたのは「豆乳マヨネーズ」と「豆乳チーズ」です。
料理のレパートリー不足に悩んでいる方に向けた料理研究家の白崎裕子さんのアイデアでした。豆乳マヨネーズと豆乳チーズは保存も利くそうですし、前述したように牛乳よりも低カロリーです。
「豆乳マヨネーズ」の材料と作り方
「豆乳マヨネーズ」の材料と作り方です。
まずは「豆乳マヨネーズ」の材料・分量です。「豆乳」が50g、「菜種油(またはサラダ油)」が100g、「酢」小さじ2+1/2杯、「粒マスタード」小さじ2杯、「てんさい糖(または砂糖)」小さじ2杯、「塩」小さじ1/2杯です。
「豆乳マヨネーズ」のレシピは、煮沸消毒(しゃふつしょうどく)をした瓶(ビン)に豆乳と油を入れてよく振ります。次にブレンダーを使ってよく混ぜます。残りの材料を全て入れて、ブレンダーでさらに混ぜ合わせます。これだけで出来上がりです。
ブレンダーでどれだけ混ぜれば良いかの目安は、「もったり」とした固さになったら、だそうです。
保存期間は「冷蔵庫」で約1-2週間とのこと。豆乳と油が分離することもありますので、そのときは使う前に瓶をよく振ってから使ってください。
豆乳マヨネーズの使い方
豆乳マヨネーズに使っている豆乳と卵には「レシチン」が含まれていて、このレシチンには油と水を乳化させる効果があるそうです。
使い方は「サラダ」や「サンドイッチ」、「マヨ焼き」などが紹介されていました。
豆乳チーズの材料と作り方
「豆乳チーズ」の材料と作り方です。
「豆乳チーズ」の材料・分量です。「豆乳」が200g、「白玉粉」が25g、「酒粕(さけかす)」が大さじ1+1/2 (25g) 、「菜種油(またはサラダ油)」が大さじ3杯 (40g) 、「てんさい糖(または砂糖)」が小さじ2杯、「塩」が小さじ1杯、「酢」が小さじ1/2杯です。
「豆乳チーズ」のレシピは、「ポリ袋」に豆乳1/4とその他全てを入れ、玉がなくなるまでよく揉み、その後10分間置きます。鍋にポリ袋の中身全てと残りの豆乳3/4を入れて「中火」にかけます。沸騰したら日を弱火にし、かき混ぜ続けて表面がふつふつした状態をキープしつつ、3分間加熱します。その後バットにオーブン用の紙を敷いて、鍋の中身を全て流し入れ、薄く伸ばした後に「冷凍」させます。これで出来上りです。
保存期間は冷凍庫で約1か月間だそうです。注意点は、豆乳チーズを常温に置いておくと溶け始めてしまうそうです。タイミングを見計らって使いましょう。
豆乳チーズの使い方
豆乳チーズは、「白玉粉(しらたまこ)」を入れることで、加熱したときのとろける感じが出て、チーズに食感を近づけているとのことでした。
豆乳チーズの使い方は、「ピザトースト」や「豆乳チーズフォンデュ」などが紹介されていたでしょうか。スープやシチューのトッピングにも良いそうです。
おわりに
豆乳ホットケーキや豆乳プリンといったスイーツも作り方が紹介されていました。そちらも非常に興味があります。湯葉も作っていましたが、私は湯葉があまり得意ではないのでスルーです。
私は毎日のように豆乳を飲んでいます。筋トレをほぼ毎日していて、そのときに豆乳に砂糖を入れて温めたものを飲んでいます。トレーニングの合間に。
私は豆の匂いが比較的少ない調整豆乳を使っていますけど、よりしっかりと豆乳の栄養分だけを摂りたいのであれば、やはり無調整の方が良いのでしょうね。
しかし、値段は無調整の方が調整よりも高い(調整の方が値段が安い)はずです。毎日使うとなると値段も無視できない要素ですから、その点も考慮する必要がありそうです。
マヨネーズとチーズは本当に良いアイデアでした。ぜひ作ってみます。