平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2017年1月19日木曜日は「JAPA-NAVI 福井・大野市」の特集が組まれていました。
JAPA-NAVI 福井・大野市
『あさイチ』のほぼ毎週木曜日の放送は、日本各地の観光スポットやグルメ情報などを紹介する「JAPA-NAVI(ジャパナビ)」の日です。2017年1月19日の放送は、タレントの「敦士(あつし)」さんが地元放送局のアナウンサーと「福井県大野市」を旅していました。
福井県大野市は、「北陸の小京都」と呼ばれていて、年間200万人以上の観光客が訪れる観光地だそうです。小京都ってたくさんありますね。「金森長近(かなもり・ながちか)」によって築城された「越前大野城(えちぜん・おおのじょう)」は「幻の天空城」と呼ばれているそうです。城下町ですね。
雲海に浮かぶ越前大野城は非常に幻想的な光景で、まさに「天空城」の何ふさわしい絶景でしたが、20日に1日の割合でしか見ることができない希少な光景なのだとか。
他には、美術教師の方がコレクターとして活躍されていたこととか、寺町散歩だったりだとか、和菓子の「水ようかん」が有名とか、紹介されていました。天空城を目の当たりにしたいですし、写真を撮ってみたいです。
どうする?子どもの視力
しかし今回記事にしたいのはその前にミニ特集「どうする?子どもの視力」の方でした。私は視力がとても低く、0.01ほどしかないので、気になりました。
結論からいいますと、「近視」をこれ以上悪化させないためには「バイオレット・ライト」を「1日2時間」浴びなさいということでした。
バイオレットライトとは何?
最近の研究「EBioMedicine 2016.12」で「Violet Light(バイオレット・ライト)が近視の進行を抑制する効果がある」ことがわかったのだとか。
バイオレットライトとは、太陽光を分解すると7色の光になり、その紫色の部分のことです。可視光線のうち波長の長いものが赤、短いものが紫、でしたっけ。赤より長ければ赤外線、紫より短ければ紫外線、でしたっけ。
バイオレットライトとEGR1
近視になると眼球が奥に長くなるそうで、それがピントが合いづらくなる理由だそうです。
バイオレットライトが眼からから入ると、網膜にある「EGR1(イー・ジー・アール・ワン)」という遺伝子が活性化して、このEGR1が生み出す物質が目がより長くなることを抑えてくれるのだそうです。
間違えてはいけないことは、「バイオレットライトは近視を治してはくれない」という点でしょう。近視を治すのではなく、あくまでも「進行の抑制(近視が進むことを抑える・遅らせる)」効果があるということ。
研究では、バイオレットライトを通しにくいレンズをつけた人より、バイオレットライトを通すレンズをつけた人の方が、年間で約20%も近視の進行を抑制することができた、ということでした。
バイオレットライトを1日2時間浴びるためには?
バイオレットライトを1日2時間浴びることで、近視の進行を抑制してくれる効果を期待できるということでした。
具体的にどのようにすればバイオレットライトを2時間浴びられるのか、という点については、先生は「外で2時間過ごすことが一番良い」と至極当たり前なことを仰っていました。できれば「外で上を向いて歩く」ことが良いと。
しかし、毎日2時間外にいることはなかなか難しいですよね。なのでその場合は「部屋の窓を開ける」だけでも良いそうです。
バイオレットライトは壁やガラスをあまり通って屋内に入ってこないため、窓を開けないと屋内ではバイオレットライトを目に当てることができにくいようです。
今は、LEDライトを使った器具で室内にいながらにしてバイオレットライトを浴びるための研究も進んでいるそうです。卓上ライトや、バイオレットライトを通す特殊なメガネなどが紹介されていました。
今流通しているメガネはバイオレットライトを通しにくいと言っていたでしょうか。重要な部分が他の方の声と重なっていて聞き取りにくかったです。
おわりに
窓を開ければバイオレットライトを浴びることができるそうですけど、ベストはやはり自ら外へ出て太陽へ顔を向けることだそうです。
私のような人間ならいざしらず、仕事や学業に忙しい方は休日でも2時間外出することも難しいでしょうけど。近視の子どもさんは学校の休み時間や放課後に外で遊ぶと良いですね。
今の時代はPCやスマホ、ゲームがあるために、外へ出る時間が少なくなっているみたいですから、意識して外へ出ていかないといけないのは大変ですね……。私の時代はテレビもラジオも漫画もファミコンも、その前にはゲームウォッチもあったので、それなりに家で遊べるものはありました。でもさすがにインターネットはなかったので、その差が大きいのでしょう。楽しいですものね、ネット。