毎週月曜日00:30(日曜深夜24:30)より、TOKYO MXにてアニメ『四畳半神話大系(よじょうはん・しんわ・たいけい)』が放送されています。再放送です。
- アニメ『四畳半神話大系』
- イントロダクション
- 主な登場人物
- 1話「テニスサークル『キューピット』」
- 『四畳半神話大系』再放送はOP/EDが異なる?
- 星野源さんも参加!『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画化
- おわりに
アニメ『四畳半神話大系』
アニメ『四畳半神話大系』は2010年4月から、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送されていた作品です。2017年1月からTOKYO MXなどで約7年ぶりに再放送されることになりました。
「第14回文化庁メディア芸術祭」のアニメーション部門で大賞を、「第10回東京アニメアワード 』のテレビ部門で最優秀作品賞を、それぞれ受賞しています。
作者は「森見登美彦(もりみ・とみひこ)」さん。原作は小説で「太田出版」から刊行されたそうです。ジャンルは青春・学園ものでしょうか。アニメの監督は「湯浅政明(ゆあさ・まさあき)」さん、製作会社はマッドハウスです。
私は原作を未読でアニメだけ観ました。
イントロダクション
「大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう」
“薔薇色のキャンパスライフ”を夢見る、誇り高き三回生の「私」。しかし現実はほど遠く、実り少ない二年間が過ぎようとしていた。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい!
もし、あの運命の時計台前で、映画サークル「みそぎ」に入らず、ほかの道を選んでいれば……。
もし、あの運命の時計台前で、奇想天外な弟子募集に応じず、ほかの道を選んでいれば……。
もし、あの運命の時計台前で、ソフトボールサークル「ほんわか」に入らず、ほかの道を選んでいれば……。
もし、あの運命の時計台前で、秘密機関〈福猫飯店〉へ入らず、ほかの道を選んでいれば……。迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、不毛と愚行の青春奇譚。
こちらがイントロダクションです。
主な登場人物
『四畳半神話大系』の主な登場人物を紹介します。4人です。
まず本作の主人公「私(わたし)」です。CV浅沼晋太郎さん。
「私」は大学三回生で、大学生活が始まって2年経った今、入学当時に夢見たキャンパスライフからは遠いところにいます。そのことを後述する「小津」のせいだと思っています。
次に本作のヒロイン「明石さん(あかし・さん)」です。CV坂本真綾さん。
明石さんは「私」の1年後輩の大学二回生で、「私」とは夏の古本市のバイト仲間として出会います。クールな性格ですが、キャラクターの「もちぐま」が大好きで、「蛾」が大嫌いです。
もう一人の主人公のような存在が「小津(おづ)」です。CV吉野裕行さん。
小津は「私」と同学年で、「私」が「唾棄すべき」「妖怪のようだ」と考えている友人です。色々なところに顔を出しては「私」を負のスパイラルへと引きずり込みます。「私」に決して話さない、可愛い彼女がいます。
最後に「樋口師匠(ひぐち・ししょう)」です。CV藤原啓治さん。
樋口師匠は大学八回生です。モラトリアムの象徴のような存在、とのこと。妙な魅力を有し、多くの「弟子」を抱えています。小津も樋口師匠に仕えているそうです。
1話「テニスサークル『キューピット』」
2017年1月9日の放送は第1話「テニスサークル『キューピット』」です。
物語はイントロダクションにあるような状況から始まります。入学したときにテニスサークル「キューピット」に入ったは良いものの、居場所を無くした「私」は、似た境遇の小津と一緒にサークル内外の人々の恋路を邪魔しています。
あのとき別のサークルを選んで、小津と出会っていなければ……「私」は後悔するのです。
『四畳半神話大系』再放送はOP/EDが異なる?
『四畳半神話大系』の再放送はどうやら本放送とはOP/EDが異なるようです。オープニングとエンディングのアニメーションも新作されているとのこと。
本放送のOPが「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の「迷子犬と雨のビート」で、EDが「いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ」さんの「神様のいうとおり」でした。
一方、再放送はOPが「シナリオアート」の「迷子犬と雨のビート」で、EDが同じく「シナリオアート」の「ラブマゲドン」でした。
本放送の録画は持っていないので比べられないので実際に変わっているかは、放送を観てもわかりませんでした。変更を知ったのは公式Webサイトの情報です。
星野源さんも参加!『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画化
今回の『四畳半神話大系』の再放送は、同じく「森見登美彦」さん原作の『夜は短し歩けよ乙女(よるは・みじかし・あるけよ・おとめ)』がアニメ映画化されることを受けてのことだそうです。再放送1話が終了した後に情報が告知されていました。
監督は同じく「湯浅政明」さんで、キャラクター原案が「中村佑介」さん、脚本が「上田誠」さん、主題歌が「ASIAN KUNG-FU GENERATION」というお馴染みの面々です。
一点大きな目玉がありました。それは「先輩」なる人物を「星野源(ほしの・げん)」さんが演じることです。
原作未読なので想像だけで話をしますが、おそらくこの「先輩」とは「私」のことでしょう。告知には少し映像も流れていて「私」にそっくりな人物が登場していました。ですから『夜は短し歩けよ乙女』は「明石さん」目線の物語ということになりそうです。
『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画は2017年4月7日ロードショーです。観たい。
おわりに
約7年ぶりに『四畳半神話大系』を観ました。やはり面白いですね。1話ずつループしているというか平行世界を行き来しているようで、実は最終回から第1話もループしているようにも感じられます。1話と最終話は同じような展開ですよね、確か。時間が戻る直前のシチュエーションがほぼ同じだったと思います。
そしてやはり「蛾」が重要な存在になりますか。蛾が意味することとは何か。どうして1話の「私」にとって小津は妖怪なのか。その辺りを蛾と絡めて観ていくと初見の方には楽しめるかもしれません。
ノイタミナ枠は苦手な物語も多いですけど、本作のように激ハマりする物語も多いです。例えば他には同じ湯浅政明さんの『ピンポン THE ANIMATION』も好きでしたし、『墓場鬼太郎』や『放浪息子』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『うさぎドロップ』も好きでした。